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今週のテーマ会議番号:2453
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5日目/5日間
働く人の円卓会議
5位
【開催期間】
2008年05月26日より
2008年05月30日まで
円卓会議とは

末吉竹二郎
プロフィール
講演依頼
このテーマの議長
末吉竹二郎 国連環境計画・金融イニシアチブ特別顧問
円卓会議議長一覧
今日もたくさんの投稿をありがとうございました。環境税についてはどちらかというと賛成の方が多いようです……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 多面的な取り組みを (ポーチュラカ・福島・パートナー無・40歳)
私は環境税については賛成です。ただし、実際負担してみて、家計が破綻したら困ります。環境問題がスケールの大きい問題であるがゆえ、対策も負担が軽く、長続きするものでなければならないと思います。税金という方法は即効性はありますが、公平に負担するには仕組みづくりが複雑になりがちです。地球に住む人全員が、出来ることから努力するという考えも必要であると思います。そのためには教育が欠かせないとも考えます。

yes 足し算のアクションを阻まぬよう (Perla・千葉・パートナー無・38歳)
環境保護策として、引き算のアクション(節約)、そして足し算のアクション(技術開発)があると私は考えています。ただ残念ながら「技術革新は環境破壊の危険をはらむ」ゆえ、環境を守るための技術開発を行うにも、また更なるエネルギー消費が必要となる、という認識もあります。そこで、CO2削減負担の配分考え方に「将来のCO2排出」に重点を置かないでほしいと思っています。それが「足し算のアクション」すなわち環境保護に向けた技術革新を阻むものであって欲しくないという願いからです。

yes 環境税OK、でも…… (いぬいるか・東京パートナー無・)
CO2を出さないように努力しても、生活している限りどうしても排出してしまう。であれば、多少の炭素税を負担することはやむを得ないと思います。ただ、排出量は個人の暮らし方でかなり幅があるはず。たとえば、飛行機や車を頻繁に使う人とそうでない人など……。そう考えると、排出したCO2の量に見合った負担をするカーボンオフセットのような仕組みのほうが、私には腑に落ちる感じがします。

yes 私も市民も動いてます (hiromiwa・神奈川・パートナー有・36歳)
負担の分担について、GDPに沿って負担を分担しては、どうでしょう? 先進国が負担を大きく背負うことがまず第一ではないでしょうか? アメリカ・インド・中国等の国々が一斉に排出削減に真剣に取り組んだ時こそ、本当の始まりなのかもしれません。環境税については反対です。私の地域では、G30(22年までゴミ排出量30%減)の目標と循環型社会を目指していて、私も徹底しています。現在では市の2つの焼却炉が未使用に。市民が動いている証拠です。税金で変わる話ではないと思います。

yes 自分たちで解決する意見が欲しい (誠二・大阪・パートナー無・39歳)
洞爺湖サミットで議論して欲しいのは、50年後の約束ではなく、10年後の自分たちの世代でいかに解決するかということ。でなければ問題の先送りに過ぎない。先進国、開発途上国の思惑はあるだろうが、地球人として、次元の低い討論はやめてほしい。削減できないならば、緑のオアシス構築事業計画として、各国に国土の水辺、森林割合に対し政府開発援助を行うという発想の転換が必要ではないかと思う。開発費用ではなく緑の保全事業費に回すのが近々の課題だと思います。
5日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
地球の将来を考えるとき
今日もたくさんの投稿をありがとうございました。環境税についてはどちらかというと賛成の方が多いようです。税の負担は苦しいが全体の問題を解決するにはやむをえないというところでしょうか。

賛成の方々にも注文が出ています。一律ではなく、出す量に応じた負担、できれば税ではなく「カーボンオフセット」でできないのか。将来に技術開発を抑えるものであってはならない。お金だけで解決しようとせず教育に力を入れていくべき、といったご意見です。いずれにも共感します。

今日がこのサーベイの最後ですので、温暖化問題について思うことを少しお話しします。


(1) 温暖化問題の広がりと深さについてです。

温暖化問題は、単に気象の話ではありません。単にCO2を減らす話ではありません。単にお金で解決しようとする話でもありません。

21世紀を日本は世界の中でどう生き延びていくのか。21世紀の国際経済の中で日本経済はどのような競争をして勝ち残っていくのか。21世紀の産業はどうあるべきか。人のライフスタイルはどうあるべきか。21世紀の消費スタイルはどうあるべきか。21世紀の人生観はどうあるべきか。我われ個人はどういう人生送っていくのか。

…… こういった問題を考えることではないでしょうか。つまり、温暖化問題を考えることは、人間のあり方そのものを考えることなのです。


(2) 温暖化問題の提起する倫理の問題です。

温暖化問題を考えることはこの世の中の不公平感を考えることです。温暖化の主たる原因は先進国、つまりお金持ちのしでかした問題です。でも、その被害を受けるのはもっとも弱い立場にある人びとです。ハリケーン・カトリーナを思い出してください。バングラデシュを思い出してください。アジアやアフリカで飢餓に苦しむ人々のことを思い出してください。それは人間だけではありません。餓死や溺死するホッキョクグマの親子を思い出してください。

われわれには目に見えないところで絶滅していく生態系のことを想像してみてください。力のあるものが自分お思い通りで生きていくのはかまいません。却って社会の活力が生れます。
でもひとつだけ忘れてはならないことがあるのです。
そのことが社会の弱い人々をさらに苦しませるなかであってはならないということです。


(3) 未来世代のことについてです。

温暖化問題は将来の問題です。とすれば温暖化の被害を最も受けるのはわれわれの次に生れる未来世代です。
でも、彼らの姿はいまだ見えません。見えたとしてもいまだ社会的に大きな声を出すことはできません。大人が進める開発には反対の声が出せないのです。そんな声が聞こえないからといってわれあれ現代世代は何をしてもいいのでしょうか。
そんなことはありません。われわれの子どもたち、その子どもたち、さらに将来に続く子どもたち、みんなわれわれの年になればいい生活をしたいと思うに違いありません。でもそのときに何にも残っていない。何も残っていないどころか、周りはみんな破壊されつくされているとしたら彼らはどんな生活を強いられるのでしょうか。  

こうやって見ると、今のわれわれに求められているのは、目には見えないものを見る力です。つまり、想像力です。
遠くにあって苦しんでいる人を心の望遠鏡で見る。いまだ生れていない将来の人を思いやりの心で見る。
そんな力こそいまわれわれが手に入れるべきものではないでしょう。

このサーベイに参加いただきました皆様にお礼を申し上げます。
いま、アフリカ開発会議(TICAD)がたけなわです。洞爺湖に向けてさらなる国際会議やイベントが続きます。このときを地球の将来を考えるときにしたいですね。ありがとうございました。

末吉竹二郎
国連環境計画・金融イニシアチブ特別顧問
末吉竹二郎


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