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今週のテーマ
会議番号:2490
うつ病の薬、知りたいですか?
投票結果
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この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2008年07月07日より
2008年07月11日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
古荘純一 青山学院大学教授、小児精神科医
たくさんのご意見ありがとうございます。確かにうつ病の治療は決して「薬さえ飲めばよい」というということ……
議長コメントを全文読む
1日目までに届いている投稿から...
ぜひとも (sakura953・東京・パートナー無・39歳)
自分自身はまだうつ病といわれるような状態になったことはありませんが、いつそうなってもおかしくないなと思ったりすることもあるので、そうなる前に事前に知っておけることは知っておきたいという心理です。はじめから薬に頼るのはよくないですが、万が一そうなってしまったときに治せる方法があることをわかっているのとそうでないのとでは構え方が違ってくると思います。もはや他人事とはいえないのがうつ病だと思います。
薬と一緒にゆっくり治す (gymingzi・中国・パートナー有・31歳)
日本で働いていた時、軽いうつ病にかかったことがあります。投薬治療でしたが「薬に頼るのは“負け”」と考えた時期もありました。しかし、薬の力を借り、薬が効いている間だけでも、自分の生活や人生を見直すことができ、次第に心の健康を取り戻すことができました。時間をかけて蓄積された心の疲労が原因ですから、薬と「つかず離れず」の関係を保ちつつ、ゆっくり治す方法が一番確実だと思います。
それは治すための薬でしょうか? (ななさん・パートナー有・44歳)
夫がもう5年来の躁鬱病です。通っている病院は薬の治療が主のようで、希望者にはカウンセリングなどもあるようですが、プライドの高い夫は薬治療のみです。その夫は薬のせいか病気のせいか、いろいろなことが鈍いです。別人です。薬なしで治してと言いたいくらい。うつ病の薬は治す薬なんでしょうか? それともこれ以上病気が重くならないように飲み続けるものでしょうか? 病気が病気なので医者も本人もちっとも焦ろうとしない。今は私もそういうものと諦めることが得策のような気がしています。
内服していた経験あります (ぺこりん)
うつは心の問題ですが、それは脳の機能障害である――そのことをなかなか受け入れがたかったです。でも、機能障害であれば、薬での改善は望めるはず…… そう思って内服していました。薬剤がすべてではありません。しかし、うつは心の持ちようだけでは、けして改善するものではないのです。薬剤は万能ではありませんが、その効果を信じてもよいのではないかと思います。もちろん、きちんとした診断に基づく、科学的な処方であることを期待しています。
もっと広めてほしいと思います (リュリ・東京・パートナー有・43歳)
私は10年位うつ病を患っています。先日も入院、先週退院してきたところです。うつ病について社会での認知が深まって行っていますが「死にいたる病」として認識していただけたらと思います。そのために抗うつ剤は有効です。正しい認識で他の疾患と同じように使えれば自殺減少に効果があると思います。また、リタリンはうつ病には使用禁止となりましたが、これはネットで調べればわかることで、海外のことを調べ私は使用しないようにしてきました。こういう情報は早く開示されればと思います。
心のちがい (春水・東京・パートナー有・42歳)
こころの風邪は抗うつ薬の投与だけで良くなるのでしょうか。私が友人から数年前にうつ病を患ったことがあると聞かされたのは最近です。何年か経った今でも完全ではないと…… なぜかその時に交わした言葉が私の心にあって、すっきりできないでいます。投薬の他、その人自身の性格、思考のクセ、育った環境、おかれた環境など全てに、かかわってくると思うので、全体的にみていかないといけない様に思います。一人一人、顔が違うようにひとつずつ心も違うと感じています。
服薬治療を支援したいから (サンナ・埼玉・パートナー有・40歳)
学校には、定時薬を服用している児童がいます。内容はさまざまですが、あずかる側の私達大人の責任としては、どんな副作用が考えられ、どのような状態になったら危険信号であるのかを把握しておくことが重要です。ここで話題の「うつ病の薬」については、うつ病という診断ではなくても、それと同じ薬が処方されていることがあると知りました。正しく服薬治療を支援したいので是非、知りたいです。
まず、カウンセリングが必要? (まゆまま・神奈川・パートナー有・46歳)
近頃目にするのは、メンタルクリニックという名前の診療科です。実態はどうかわかりませんが、私が勤めている医療機関では、処方する薬の量がとても多いです。薬でお腹がいっぱいになってしまうくらいでます。患者さんもこれがないと眠れないと言い、減らすどころか増えていっています。効果としてはどうか疑問です。実際、環境を変えることで薬を飲まなくても良くなる人はたくさんいます。表情からも見てとれます。すべてがうつ病と診断されることに対して疑問に思うことがあります。
抗うつ剤が知られれば (くにっちゃん・京都・パートナー無・34歳)
気軽に処方できる仕組みができれば乱用される恐れもあるのではないかと思います。それで自殺者が減るかといえばそうではないように思います。うつ病事態の症状を一般の人にも前よりは認知されてはきていますが、気軽に病院に行くという空気ではないし、偏見が沢山あり、おかしいと思っていてもただだらけているだけだと軽々しく判断してしまう風潮があるのはたしかです。カウンセリングと薬の併用、うつ病に対する正確な知識が自殺者を減らす唯一の方法ではないでしょうか?
知ってしまったら (meg助・栃木)
医師の処方でなく手に入ったら、頼ってしまうかもしれません。ちょっと気分が乗らないだけでも、嫌な気持ちになりそうなときも。自分の周りにもうつ病を抱えている人がたくさんいます。弱い薬や強い薬を医師と相談して使い分けているそうですが、すぐ良くなる人ばかりではないですし、副作用があるはずと思います。薬で楽になりたい。でも頼りたくないです。
まずお医者に尋ねたい (Tosuku・東京・パートナー有・48歳)
自分のうつ病を疑ったら、まず心療内科を受診して、お医者様に診断を仰ぎそれから薬について知りたいと思います。しろうとが薬局で買える抗うつ薬がもしあるとしても、うつ病かもしれない自分が正しく判断を下し適切な薬を選べるのかどうか疑問です。医者に行く前に薬だけ知識を仕入れても仕方がないような気がするのですが。
2日目の円卓会議の議論は...
「うつ病の治療の原則は、適切な抗うつ薬の使用」
たくさんのご意見ありがとうございます。確かにうつ病の治療は決して「薬さえ飲めばよい」というということではありませんが、薬物治療は必要と言えます。
本日は
抗うつ薬の種類と効果
について、少し専門的な話ですが、ふれさせていただきます。抗うつ薬とは、その名の通りうつ病に効く薬の総称ですが、初めて使用されたのは比較的新しく1957年です。当初使用された抗うつ剤は、化学的にベンゼン環を三つ持つことから三環系抗うつ薬と呼ばれています。その後1980年前後に、三環系抗うつ薬よりも副作用の少ない四環系抗うつ薬が用いられるようになりました。
それから少し遅れてアメリカで使用がはじまった新規抗うつ薬と呼ばれる、「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」(selective serotonin reuptake inhibitor;以下「SSRI」と略します)、「セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬」(serotonin-noradrenaline reuptake inhibitor;以下「SNRI」と略します)と呼ばれ、さらに副作用がごく軽微であり、服用しやすい薬です。
どうして抗うつ薬が効くのかは、うつ病が発症するメカニズムが十分に明らかになっていないこともあり、そのプロセスも同様に明らかにはなっていません。
うつ病は、脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの欠乏によって発症するという仮説
から考えると、SSRIやSNRIは、神経細胞の間隙に存在しているセロトニンやノルアドレナリンの吸収を阻害することによって、その濃度を上げることにより、効果を現すのではないかと推測されています。
“ななさん”さんから、抗うつ薬は治す薬なのか、それ以上病気が重くならないためのものか、という質問ですが、発症が上記の説であれば、根本的なメカニズムを改善するということで「治す」という意味に近いと言えます。
各種抗うつ薬の特徴や作用機序についての詳細を知りたい方は医学書等を参照して下さい。
重要なのは、うつ病は症状が進展すると長期間社会から孤立するだけでなく自殺に至ることのある疾患であるということ
です。治療の原則は、やはり適切な抗うつ薬の使用と言えます。
さて、明日は、
うつ病は増えているのかどうかについてお話ししたいと思います。皆さんはどうお考えでしょうか。
なかなか診断がつかなかった(つけてもらえなかった)方からのご意見等もお待ちしています。
古荘純一
青山学院大学教授、小児精神科医
「ストレスを感じていますか?」
女優・キャスター・ストレスカウンセラー 石井苗子さんが投げかける
「幸せ思考、心がけていますか?」
「うつや不安と「うつ病」の違い、分かりますか?」
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