| アジアや南米やアフリカなど、欧米以外との「出会い」ありますか? |
早速に皆さんからいろいろな「出会い」の投稿をいただき、楽しく読ませていただきました。その中のひとつにありましたお父さんからの手紙や写真の話…… いいですねえ。それを読んでいて、思い出しました。私も幼稚園のとき、父が当時としては珍しく仕事で2か月の世界一周の旅に出かけました。行く先々からハガキが来ましたが、幼い私にはどの国がどこにあるのかもわからず、ただただ父が遠くにいるのだなあ、という感触だけでした。 でも帰国後、何年もの間、おみやげ話を何回も聞かせてくれたので、海外に対する関心が深くなりました。家庭におけるこんな教育も、異なる文化に心を開く上でとても大切なのですね。 さて、今回の投稿の多くは、欧米を中心とした“異文化の出会い”でした。世界を見渡してみると、実にさまざまの国がありますね。欧米はそのほんの一部にすぎません。でも日本が受けた影響がとても大きかったので、どうしても海外というと欧米を思い浮かべてしまいます。実は私もそうだったので、欧米以外の国に行ったのは、1990年代になってからなのです。はじめに行ったのは、中国に返還される前の香港でした。一番びっくりしたことは、人を押しのけて歩く人々のエネルギッシュな様子と、レストランでの喧騒でした。大声を出したり列に割り込んだりすると睨まれる欧米とは大違い! ちょっとお行儀悪いなあ、と思いつつも、何だかほっとしたりもしました。そして、自分の中に、アジアの血が脈々と流れているのを感じたものです。 その後、マレーシア、タイ、中国、韓国、コスタリカなど、欧米以外のいろいろな国を訪れるチャンスがありましたが、衛生面では十分な注意が必要ですが、欧米とは違う、貧しくとも豊かな食文化や人々の習慣を楽しめるようになりました。ただ、タクシーに乗るのはちょっと勇気がいりますね。猛スピードですから。でもおかげで、世界観が広がった思いがします。そして、日本の後に続く国々の発展段階を目の当たりにすることは、日本がこれまで辿ってきた軌跡を理解する上でも役に立ちます。 みなさんにも、アジアや南米やアフリカなど、欧米以外との「出会い」、ありますか?
馬越恵美子 桜美林大学教授、筑波大学客員教授 |
 |
|