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今回、コメントを頂いた方「○」「×」に共通して言える傾向は 「考える」ことについてをみなさんちゃんと「考えている」と言う 事だと思います。 アイディアを思いつくために考えるのではなく、どうしたらアイディア が湧くかを考える事こそが大切だと思います。
何が言いたいかと言うと、アイディアが閃くと言う事は運や不運では ないと言う事です。 プロとアマチュアの違いは、1時間、一生懸命考えても、企画が思 いつかなければゼロというのがプロの世界で、アマチュアは1時間、それなりに考えたから評価して! と言う違い があると思います。 ならば、単時間でアイディアを思いつくコツを習得する事が、イイ企 画を生み出す基本になる。
例えば、「女性のドロドロな人間関係を描いたドラマの企画を考えなさい」と言うお題が出たとします。 ウンウン唸って、ドロドロな話を考えようとしても1時間でドロド ロな話が思いつくとは限りません。 しかし、あるお話をアングルを変えて見るだけでさらなる面白い話が 生まれるかもしれません。
例えば、誰もが知っている童話「シンデレラ」があります。 これをアングルを変える事によって全く新しいストーリーが生まれるのです。 どうアングルを変えるのかと言うと、「もしもシンデレラの行動が計算だったら」というアングルです。 継母や義理の姉にいじめられた事がすべてシンデレラの計算だったら……。舞踏会で12時の門限を気にして、ガラスの靴を忘れて帰る事がすべてシンデレラの計算だったら!? 普通は健気なシンデレラのお話も、あのお話が全て計算だったら…… こんなしたたかな女はいないというお話に変わるのです。
そんなアングルを変える事で、一つの作品にいろいろな解釈が生まれる のです。 チョット角度をを変えてモノを見るだけで新しいストーリーができ上がる。 という事は、アイディアや企画を絞り出すコツ其の1は「アングルを 変えてモノを見てみよう!」です。 普遍的なお話もアングル(見方)を変える事によって全く新しいお話になる。
あなたの身の回りのモノをアングルを変える事によって新しい企画 になる!
という事で、第2日目の質問は「アングルを変える事で何か気づいた事はありますか?」で想像してみてください。
樋口卓治 放送作家 |
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