顔の崩れに関して、気になることさまざまな悩み、改善したいことなど多くの投稿をありがとうございました。投稿されなかった方もコメントを読んで「私もそうだわ」というケースもあることでしょう。
筋肉が衰えると、弾力やハリが失われシャープさや引き締まったラインが、なんとなくゆるーく、分厚く見えるようになってきます。“琴祐さん“のソフトフォーカスぎみという表現、まさにそのとおりでピントが甘い感じになってきます。このような状態になると、やや運動不足で筋肉の動きもスムーズに行かない場合や、左右の差が出てきたりします。
気になるシワの中でも年齢を感じさせるのが、口の両側に入る鼻唇溝(ほうれい線)や目尻の細かいシワです。“ポーチュラカさん”は、20代後半からほうれい線が目立ち始めたそうですが、若くても頬の脂肪が多く頬を引き上げる表情筋を使っていないと頬が下がって溝が深くなってしまいます。私も20代の頃、鼻唇溝が目立ち、ファンデーションの線がくっきり入ってしまっていたのですが、フェイスニングのお陰で、今はほとんど目立たなくなりました。
人の印象を判断するポイントである目元は、衰えが目立つところです。脂肪が少なく素早い動きをする小さな筋肉がついていますが、加齢によって上まぶたが痩せて垂れ下がると、目が小さくなり落ちくぼむ傾向にあります。一重が二重になったという“くろ豆さん”がこのケースでしょう。起きている間は絶えず瞬きしているので、良く筋肉を動かしているよう思えますが、目の周辺の筋肉全体を使う大きな動きではないため、衰えも早くなりがちです。衰えるとしっかり目を開閉しにくくなり、いつもぼんやりした印象をもたれ、やる気や鋭さも感じられなくなります。
筋肉が衰えると動きが小さくなり、表情も乏しく不自然に見えてしまいます。“マグノリアさん”のように、口角が下がると不機嫌で怒っているように見えてしまいますから、老けた印象を与えてしまいます。“Keichann1221”さんは、人と話す機会が少ない環境になったら、口元の筋肉が落ちたように感じるそうですが、動かさないと口元もゆるんで締まりがなくなりますから、動きも緩慢で滑舌にも影響してきます。「しゃべること」は、口元の大事なエクササイズなんですよ。大いにおしゃべりを楽しんでくださいね。
衰えには年齢が大きく関係していますが、生活習慣や環境、ストレスも影響しています。“ともえサロンさん”のようなに鏡に自分を映す習慣真似したいですね。人に見られることで意識しますから、怠けられません。これがいい刺激になります。 “risenさん“の場合は、職場で大きなプレッシャーとストレスを抱えたことで、筋肉も収縮し、余計な力が入っていたのでしょう。このように心の重荷、不安も顔の筋肉をこわばらせますから、マイナスです。
いずれにせよ、筋肉そのものの衰えも、ストレスなど精神的な負担があるときも、顔の筋肉の動きが制限され、表情も乏しくなります。筋肉を意識的に使って衰えさせないようにすることは、衰えや崩れの対策として有効です。年齢だからしかたがないと諦めないで、先ずは筋肉に負担をかけずバランスよく、動かしてみてください。実行すれば、見た目の変化が実感できますよ。 明日は、自分の衰え対策やお知り合いでいきいき若々しい印象の方は、他の人とどこが違うのかについてもコメントをお願いいたします。
菅家ゆかり フリーアナウンサー、表情アドバイザー |
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