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会議番号:2628

預金するよりも株を買いたいと思いますか?

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【開催期間】
2009年01月19日より
2009年01月23日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

高橋伸子　生活経済ジャーナリスト

むずかしいテーマの議論にご参加くださり、ありがとうございました。議長としては、Coco Bennieさんのよう�……

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4日目までに届いている投稿から...

入門者なんです (Coco Bennie・広島県・パートナー無・40歳)

私は今まで、コツコツ働くことしか知りませんでした。しかし、「お金に働いてもらう」という発想を得たのはごく最近です。いろんな本を読み漁っていますが、何から手をつけて良いのやら、よくわかりません。たとえば、最低でも何株から買えるのか、資金はどれだけ必要なのかなどです。今さら、恥ずかしくて誰にも聞けないような質問で申し訳ございませんが、アドバイスを頂けると助かります。

株も預金も運用方法の一つ (Gigi・千葉県・パートナー無・25歳)

預金は銀行に預け、何かしらの方法で運用してもらうことで利息収入を得ますが、もはや期待するほどの収入は得られません。私と同年代の人はきっと銀行口座の中で運用するという概念は皆無でしょう。それゆえ、利息収入という運用の基礎を飛ばしてリスクテイクしようという雰囲気が余分に醸成されているような気がして、今後の同年代の投資行動を少し不安に思います。

ふりかえってみたこと (くみこさん・宮城県・パートナー有・31歳)

銀行の役割とその仕事について、20代半ばまでお金を預けて置くところ位にしか理解しておらず、金利について調べはじめネットの高金利のところに定期で預けましたが……。でも、私が預けているところは親会社の営業利益がマイナスと昨年報道され、現在の金利からは以前のお得感が消えました。株の証券会社も銀行と同じところなので、株価は楽しみなのですが、銀行がつぶれたら…？と1000万まで元金保証といえ心配。はなからうまい話はないと心した見極めが、精神の安定につながると思います。

金融機関の選び方 (美術館の午後・愛知県・パートナー有・38歳)

自営業をしているので、仕事に必要な口座は仕事場のすぐ近くに支店のある地方銀行と大手銀行の2行を利用していますが、個人的な資産はネットでほとんどの取引ができる銀行を利用しています。財務状況が良いとは言えないようですが、今のところ、便利さと定期預金の金利の良さで選択しています。証券会社もネットですべての取引ができて手数料の安価なところを利用しています。

いい会社を応援するという姿勢 (白井　直・石川県・パートナー無・30歳)

私は長期投資を行っていますが、きっかけは雑誌に掲載されていた社長さんの言葉でした。いいなと思う会社が安く評価されているときに買い、高いときに売る。金融には投資をしない、など株でもうけるだけではなく、企業を育てる、応援する、という姿勢が気に入って購入を決意しました。10年20年単位で気長に投資を続けます。

	興味はあるけれど (chibitax・北海道・パートナー無・39歳)
株には興味があります。でも知識がないしリスクを考えるとなかなか手が出せないですね。まずは株について、実際にやってみるかどうかは別にして、少し勉強してみたいです。周りには結構やってる人はいるんですが。詳しい話を聞いた事はないです。

マネーゲームはイヤ (あーみ・大阪府・パートナー無・25歳)

勝手なイメージかもしれませんが、私は株＝マネーゲームというイメージです。古臭いかもしれませんが、自分がまじめに働いて、お客様に喜んでもらって、その対価としてお金をいただく、という図式を崩したくありません。簡単な運用で手に入れたものは、簡単に出ていってしまうでしょうし･･････。今も不況だと言われていますが、株を購入していない人は別段影響はないと思います。自分の力でお金を稼ぎたいと思います。

5日目の円卓会議の議論は...

今は勉強を始めるにも、投資を始めるにもいい時期……　ぜひ、チャレンジを

むずかしいテーマの議論にご参加くださり、ありがとうございました。議長としては、Coco Bennieさんのように「お金に働いてもらう」方法を真剣に考える人がふえていることをひしひしと感じた１週間でした。預金も投資も、お金に働いてもらう方法のひとつ、Gigiさんがおっしゃるように、預金という基礎をふまえた上で、投資に進むことの大切さも確認できたように思います。

コツコツ働いて手に入れたお金を、自分が使わない間、誰にどのように使ってもらうか……。預金の場合は、自分の預けたお金の貸し出し先をしっかり選定して役立ててくれる銀行を選ぶ、ということをしたいですね。そして、お金のレンタル料（金利）をしっかり払ってくれるかどうかを見極めるために、金融機関の経営状況をディスクロージャー資料や格付けなどでチェックすることが大切といえそうです。

投資については、さまざまな方法がありますが、自分の生活に必要な商品やサービスを提供してくれる会社を応援、という姿勢で株式投資をする方法を支持なさる方が多いですね。これが、マネーゲームとは違う、投資の醍醐味だと思います。とはいえ、会社の経営状況や経営方針、計画、そして現在の株価に対する評価などが必要ですから、ある程度の勉強が必要です。プロにまかせるにしても、丸なげするわけにはいかない世界です。時間をかけて、じっくりと取り組んでいきたいものです。

昨日、もうひとつの方法として、個別の会社ではなく、日本を代表する企業、あるいは、東証に上場する全銘柄の株価の動きに連動するように作られた投資商品に投資する方法をご提示しましたが、上場株式投信ETFは、今、ジリジリと個人投資家の人気を集めつつある投資方法です。アメリカでも、個別株投資からETFに乗り換える個人がふえているようです。

どの株を選んだらいいかわからない、株式投資の方法がわからない、という初心者は、まず、ETFの勉強から始めることをおすすめしたいですね。手数料が安く、証券会社にとってはあまりもうかる商品ではないので、店頭ですすめてくれることはまれです。本や雑誌、ネットなどで勉強して投資してみるといいと思います。多くの方がお感じのように、今は投資の勉強をするチャンスであり、
少額からお試し投資をするには絶好の時期です。そう遠くない日に、みなさんと投資についてまた、議論できることを願っています。１週間、ありがとうございました。

高橋伸子
生活経済ジャーナリスト


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