イー・ウーマン平川理恵あなたにとって中国は、ビジネスのライバル?

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会議番号:2646

あなたにとって中国は、ビジネスのライバル?

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【開催期間】
2009年02月09日より
2009年02月13日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

平川理恵　アコードコンサルティング　代表取締役

１週間とても楽しかったです！ありがとうございました。仕事上で中国とお付き合いされている方からのナ�……

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4日目までに届いている投稿から...

日本人女性の笑顔は柔らかい (雪の小町・米国・パートナー有・39歳)

中国人とよく一緒に働きますがタイトルとおりのことを言われたことがあります。そういえば中国人女性って表情に豊かさがないな、と何度も感じたことがあります。日本に１年に一度帰国するとつくづく日本人女性は優しいな、と感じることがあります。トゲトゲしていないし、ズケズケ言わない、レジでもいつもニッコリと笑顔で対応してくれる。心がホッとほぐれる気持ちにさせてくれます。

日本人にしかない強みを (サンバさちよ・愛知県・パートナー無・31歳)

中国のそのような国民性は非常にうらやましい限りです。文化はいままで歩んできた歴史の違いなのでどちらがいいとは言えませんが、私は逆に日本にしかない強みもあるのではないかと思います。助け合い、弱者へのあたたかい目線、それが強みだと思いますが今はそうでもないかも知れません。

おもてなしの心 (Ripe・愛知県・パートナー無・51歳)

ご主人の留学で日本に来ていた中国人の女性がひとこと。日本人はお金を払って食事をしているのに、お店の人に「ごちそうさま」と言って帰るんですね。これを聞いてすばらしいと思いましたと。上海では絶対ありえないよ、とおっしゃっていました。日本人の「おもてなしの心」。お客として行っても、きっと真髄にはその心があるんだなぁ、と少し誇らしく思えました。

治安のよさ (marco302・海外・パートナー無・37歳)

普通に生活している分には治安は他国に比べて良い日本っていいなと思います。街をあるいているだけで銃で撃たれたりすることは飛行機事故程の確率。花火見物帰りで浴衣が乱れた女の子が、深夜近くに一人で歩いていても安心な日本。コンビニが24時間営業の日本。この治安のよさは、海外でいつ危険な目に合うかわからない経験をしてみないとわからないと思います。残念ながら、最近の不況や家庭環境の変化でその安全性も若干くずれつつありますが。

5日目の円卓会議の議論は...

必要なのは「当たって砕けろ」のコミュニケーション

１週間とても楽しかったです！ありがとうございました。
仕事上で中国とお付き合いされている方からのナマナマしいご体験や、遠くは海外からのご意見まで頂戴し、非常に有意義な討論になったと感謝しております。

相手の国のことを「知らない」のにマスコミの影響で「そうだ」と思い込むのは大変危険なことだと思います。中国に関しては、マイナスな報道も多いのですが、そう思い込んでいる人に「騙されたんですか？」ときくと、たいていはそうでないことが多いのには驚きます。月並みかもしれませんが、すべては、コミュニケーションしていくことにより、理解が深まると思います。

先日、中国で起業した日本人5人に、「中国人ビジネスパートナーとの付き合い方で注意すべきことベスト5は何ですか？」というインタビューをしました。5人とも挙げられていたのが「厚く熱いコミュニケーション」でした。

日本人と中国人は、見た目が似ているので、日本人同士のように阿吽の呼吸や腹芸が通じると勘違いしてしまうようです。ところが中国人同士でも例えば上海の人と広州の人とでは、話す言葉も違えば習慣も違いますので、日本風の「これ、こう言う風にやっておいて」という曖昧な指示は通用しないのです。

これは、アメリカ人にも言えることだと思うのですが「お互いに文化を共有していない」ということを前提としています。だからこそ大切な人とはコミュニケーションの回数を多くして、より本質的な話をする必要があります。

本質的な話をする時に、コミュニケーションに遠慮はいりません。日本人だと「今、このことを言ってはいけないかな？」という要らぬ気づかいや「申し訳ない」と遠慮する場面も多く見受けられますが、「これってやりすぎ？」と思うくらいダイレクトに言ったほうがいいようです。そう、中国人は非常に合理的な人種なのです。

例えば、会議なども議題に沿って「やり方」そのものを重視するのが日本人ですが、中国ではあちこちに話が飛びます。しかし、結果としてお互い言いたいことが言えて、話し合いがうまくいくことのほうがい言うように思います。会議の手法にこだわる日本人。こだわらずダイレクトに思ったことを言う中国人。このようなコミュニケーションのスタイルに違いがあると思っていれば、万事うまくいくに違いありません。

産業能率大学国際経営研究所の「在日日系企業における中国人スタッフの意識調査」によりますと、日系企業に就職して良かったこと・困ったことのうち、困ったことのナンバーワンに「日本人とのコミュニケーションが取りにくい」ことを挙げています。自由記述では「融通が利かない」「頑固」「仕事のプロセスにこだわりすぎる」「多くのやり方は日本のやり方のままで中国の実情と合っていない」などの手厳しい意見もありました。

日本人は中国人ともっとわかりあうために、もっとフラットに「中国人とはこういうものだ」という固定概念を持たずに当たって砕けるコミュニケーションをとったほうがいいように思います。

地理学上、中国がどこかに引っ越すわけにもいかなければ、日本がどこかに引っ越すわけにもいきません。変な例えかもしれませんが、隣同士の家で、かたや子どもが7人くらいの中国家と、かたや子どもは1人の日本家……子ども同士がけんかをするとしたらどっちが有利でしょうか？　お互いに仲良くしていくしかないと思うのです。

もっともっとお互いのことを知って、仲良くする方法を構築できることを祈っています！

１週間、ありがとうございました。

平川理恵
アコードコンサルティング　代表取締役


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