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今週のテーマ会議番号:2661
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4日目/5日間
働く人の円卓会議
4位
【開催期間】
2009年03月02日より
2009年03月06日まで
円卓会議とは

マエキタミヤコ
プロフィール
このテーマの議長
マエキタミヤコ サステナ代表
円卓会議議長一覧
みなさんのアドバイスや体験、教えてくださってありがとうございます。ほんとに教育は大事ですよね。楽しい……
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3日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes きっかけは幼少期 (しましまあっこ・北海道・パートナー有・39歳)
小さな契機は日常の中での喜び、憤り、不安感…… 心がぐぐっと動いたときにやってきます。が、そのぐぐっと動く心が作られたのは幼少期です。NHKスペシャルなどが好きな子どもだったので、「人間は地球の癌細胞」的な言葉が柔らかかった心にしっかり刻まれました。幼少期に「これはみんなに伝えなきゃ!」というほどの感動体験をした子どもは、世界を変える情報の担い手になると思います。良質なTV番組や雑誌を私に与えたのは親で学校ではありませんでしたが、教育は本当に大切です。

yes まず自分が変わる (Sachiyo・京都府・パートナー無・23歳)
カナダの大学で社会学を専攻しているのですが、この題についてクラスでディスカッションをしています。私も含め、多数の人が今の社会は変わるべきと思っています。だけど、実際何をしたらいいのかわからない、変わるのが怖いという不安もあると思います。大事なのは、自己を見つめ直し、人の意見も理解し、考えるだけでなく行動に移すことだと思います。1人が動けば周りもかわり、大きなパワーにかえることができると思います。私はボランティア活動に参加してネットワークを広げています。

yes 専門家の本を読む (モリッシー・茨城県・パートナー無・35歳)
私の話にどれだけ影響があるか実感はないのですが、環境問題についてはとくにテレビや雑誌の中吊りで「ん?」と思うような、いろいろな説が出るので、疑問に思ったら専門家が書いた一般向けの本を読むようにしてます。NPO主催のセミナーやシンポジウムにもたまに顔をだして勉強します。家族や友人でテレビで得ただけの断片的な知識・情報を鵜呑みにしていたり、「これってどうなの?」と聞かれることが多いのでそのときにはその時点で自分が勉強したことを伝えるようにしています。

yes 話すときは。 (サンバさちよ・愛知県・パートナー無・31歳)
○○問題、だれが悪いんだ、そんな話だとどんどん場が暗くなるし、いやーな気持ちにしかなりません。休憩時間や仕事後や休みの日にそういう話題って盛り上がりにくいから、「こうだったらいいと思わない? 素敵じゃない?」ってわくわくを軸に、楽しい気分で語っています。

yes 『誘わない』 (ハルヒ・千葉県・パートナー無・32歳)
自分は子どもの周りごとや働き方に興味を持って動いています。市の財政に関する講演を聞くのも子育て家庭支援のNPプログラムをやるのも自分の中では一貫していますが、周りからすると「そんなことまでやってるの?」と言われます。で、「おせっかい」ですが、それは『誘うから』では? 私は自分自身単独でやってます。で、やってることは回りにオープンです。『誘うのはいや』なんです、ダレもが自分で考えて動きだすというのが私の思いです。本人が手を挙げたら、もちろん手を繋ぎます。

yes 受け手目線で伝えること (tsumugi・京都府・パートナー無・36歳)
NPO職員として入門講座の講師、情報紙編集などを担当しています。「何から始めたらいいかわからない」という一般からの相談に応じるうち、「彼らに機関紙を作ってもらおう」と思い立ちました。現在、記者・カメラマン・イラストレーター6人が、機関紙の企画・編集を担当。コーディネートを進めるうち、彼らこそ市民社会の情報を伝える担い手だと気づいたのです。多くのメディアがプロの手にある現在、「共感」を軸とした新たな市民メディアを作りたいと考えています。

no 入り口がわからない (lady・兵庫県・パートナー無・40歳)
個人と世界とをつなげるのはなかなか難しいとは思います。自分自身は、世界の民族紛争や、戦争に対する意見は持っていますが、どんな方法で発信していけばいいのか、わからないでいます。アフリカなどの貧困や紛争を抱えている国に自身で行くのは難しいですが、そういう世界に手を差し伸べている団体や、個人を支援することで役に立てるのだろうかと、思案ばかりが先に立っています。

no ここで情報を得る (ポーチュラカ・福島県・パートナー無・41歳)
私は障害者で、仕事や参加出来るコミュニティーが限られています。ですから、イー・ウーマンのようなコミュニティーは貴重なのです。世の中の動きをいち早くとらえ、自分はなにをすべきか、どんな世界が自分を待っているのか知りたいです。
4日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
「ダイアログカフェ」で気軽にシリアストーク
みなさんのアドバイスや体験、教えてくださってありがとうございます。ほんとに教育は大事ですよね。楽しい情報発信を心がけている方も多いんですね。市民メディアも進んでいますね。私も勇気や元気をいただきました。最後の「入り口はこの円卓会議」というポーチュラカさんの言葉に動かされ、ちょっと情報密度を上げてみちゃおかなと思い今日は書いています。

まず私が思っている大枠を説明します。

いま地球は、世界は、大きく変わろうとしています。ひとつは脱環境破壊、ひとつは脱戦争。平たくいうと環境と平和構築です。日本はこの両方に特別な才能を持っているので、国際社会から熱く期待されていますが、ある欠点のためにその実力を十分に発揮できていないのでとても残念に思われています。その欠点というのがシビリアンコントロールとメディアリテラシーの不足です。実は「あなたは世界を変える情報の担い手ですか」という問いは「あなたは自分のメディアリテラシーを上げていこうと思っている人ですか」という内容をメディアリテラシーという専門用語を使わずに聞こうとしたものでした。

で、先に今日みなさんに聞きたいことを書いちゃいますね。それはこのごろ流行っているダイアログカフェ。まじめでシリアスな国際会議をカフェのおしゃべりのように開催したら、すごく成果があがった。アナン事務総長が呼びかけたカフェでは世界のCEOが500人が集まって、ほんとうにカフェのようにがやがや丸テーブルで話し、そこからグローバルコンパクトという国連の企業宣言が生まれたという話があるのです。

このエピソードは大きなヒントを私たちにくれたと思うのです。いまから私は「世界を動かす情報」の具体例を下にいろいろ書きますが、みなさんはところどころ読むだけで結構です。要は、そういうシリアスは話しを、カフェで友だちと話してみるって、できそうですか、という質問をしたいのです。このダイアログカフェって、何もプレゼンしたり、検証したりしなくていいんですって。これだったら気軽じゃありませんか。賛否両論、お待ちしています!

* * *

はい、ではここからは、興味のある人だけ、読んでくださいね。

メディアリテラシーの直接の意味は情報媒体読解力ですが「マスコミに惑わされずに情報を取捨選択でき自分でも情報発信できる能力」のこと。

シビリアンコントロールのシビリアンは「市民の」コントロールは「掌握」。日本では文民統制と訳されますが『市民』の統制下にある、の意です。世界各国の正規軍はシビリアンコントロールでなければなりません。そうでなければ武装勢力、反乱軍、ならず者と呼ばれ鎮圧されます。

民主主義では『市民』が特別の意味を持ちます。ただ人の言うことを聞いているだけの人ではない、自分で情報を得て判断する人。それが市民、それが有権者、それが選挙する権利を持つ人です。つまり市民とはメディアリテラシーがある人のことで、この人たちが集まっているのが民主主義国家。つまりこの国は、国民の知る権利と、メディアリテラシーが国の成立の前提条件になっているのです。

メディアリテラシーが極端に低い場合は、シビリアンコントロールが達成されているとはいえません。

ところが現実の日本は、かなり程遠く、例えば憲法9条や自衛隊をとりまく法律案の賛否両論の対話を促すような報道記事もほとんど見られず、一般社会のなかで対話型議論が成立していない状態です。その結果、当然ながら一般市民の平和構築(=外交軍事)リテラシーが極端に低く、これで自衛隊はシビリアンコントロールと言えるのか、という疑問が出ているのです。

世界を変える情報は、日本の情報です。いま自衛隊(平和構築・外交・軍事)を説明しましたが、他にも具体的にいうと、生物多様性、原子力(発電の選択肢・太陽光や風力や小水力)、捕鯨、死刑廃止、人権、ジェンダー(男女参画)、公共事業見直し、税金の使い道、コメの減反政策見直し、政治家の選び方、官僚と政治家の仕事の分け方、政策提言をする人の設定、について穏やかな対話型議論の場は、あまり見られないのが現実。だったら作っちゃうしかないよね。誰がやる? え、私たち? というのが、日本の現状です。

ほかにもいろいろ話し合われていないトピックスがあります。

・原子力発電はウラン採掘と使用済みウラン処理にかかるコストや新しく発見された活断層などの話が情報未公開のまま未修整で進められている。対話姿勢も乏しくメディアリテラシー尊重の意志に欠けるのではないか、ちょっと強引なんじゃないの、といわれている。

・青森県で準備中の核燃料再処理工場は総費用11兆円。40年間しか稼働しないのに費用は2005年から2369年まで350年間払い続ける、という説がある。

・首都圏の生活負担に大きく関係する高尾山トンネルや群馬八ッ場(やんば)ダムに「賛否の対話の機会」とそれを伝える報道が不足している。総額8900億円といわれる八ッ場(やんば)ダムに関してはわざと読みにくい地名にして理解が行き渡らないようにしたという疑惑まで出ているらしい。本当だとは思わないが、あまりの知名度の低さから、公共事業隠しといわれても仕方のない残念な状況。

・有明海に大きな影響を及ぼしている2533億円の長崎県の諫早湾(いさはやわん)干拓(かんたく)事業、3300億円の熊本県の川辺川(かわべがわ)ダム、489億円の沖縄の泡瀬干潟 (あわせひがた)の埋め立て事業

等々、全国レベルで対話型議論(ダイアログカフェ)をした方がいいんじゃないかな。日本の捕鯨が国際社会で暴走族のように思われている調査捕鯨は7億円、ソマリア自衛隊派遣は違憲という話もマスコミでの議論はほとんど見かけません。

昨日の朝日新聞全国版の34面に、熊本県が中学2年生の学力テストに、1966年に始まった賛否の決着がついていない同県の川辺川ダム計画の賛否を示して論理展開しなさい、という出題をしたら、5校がテストを取りやめ、1校が設問に線を引いて解かせないようにした、出題に配慮がないという話になっている、という記事が載っていました。

対決ではなく柔らかなダイアログ(対話)で世界がゆっくり変わってきていると感じるのは私だけでしょうか……

 * * *

マエキタミヤコ
サステナ代表
マエキタミヤコ


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