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今週のテーマ会議番号:2686
ES細胞の研究に、賛成ですか?
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2日目/5日間
働く人の円卓会議
2位
【開催期間】
2009年03月30日より
2009年04月03日まで
円卓会議とは

ぬで島次郎
プロフィール
このテーマの議長
ぬで島次郎 東京財団研究員
円卓会議議長一覧
初日からたくさんの投票、投稿ありがとうございます。 いただいたご意見では、臓器移植とのかねあいにつ……
議長コメントを全文読む
1日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes また遅れるべきではない (ブルーレースフラワー・東京都・パートナー無・28歳)
規制緩和すべきだと私は思います。確かに受精卵を犠牲にします。では(ちょっと話がズレますが)年間に何例の堕胎手術が行われているのでしょうか。そもそも日本は、再生医療において、規制が強すぎるため諸外国から大きく遅れてしまいました。また臨床でも、海外では認可されている薬が使えないなど、多くの規制が壁になっています。今現在の決断の遅れが、20年後に大勢の治療選択を狭めるかもしれません。

yes 難病の治癒臨床研究応用に期待 (ポンポンチビタ・神奈川県・39歳)
私の周りには難病患者が多く、日本の先を行く米国の再生医療には以前から関心を寄せていました。先日のオバマ政権による研究制限撤廃の行政命令によって、日本のES細胞研究が大きく前進することを願っています。ですが、“宗教問題”も全くクローズアップされない日本社会では、この問題は話題にすらなりにくく、“国民の監視”が行き届かず、その結果、大変デリケートで重要な問題が一部の製薬会社の先導で決まっていってしまうという不安も同時に感じております。

yes 再生医療とは現行の医療と異なる (ろむ・神奈川県・パートナー無・39歳)
再生医療のおかげで、今までなら諦められていた神経の再生などが可能で、その為に起こる病が治せるのならば、心から待ち望む人がいると思います。科学はそういう患者さん達の思いに貢献してほしいと思います。ただそこでES細胞なのかiPS細胞なのかは素人でよく分からないのですが。使用される受精卵も最終的には「命」にはならない受精卵なのだとしたら、そんなにこだわる理由がよくわかりません。宗教観なのでしょうか。無宗教(無神論ではなく)な私にはそこに、キリスト教の傲慢さを感じます。

yes 再生医療の発展のため (かえで999・東京都・パートナー無・45歳)
日本の場合、臓器移植は諸外国にくらべてかなり遅れているのが現状だと思います。そうした遅れの原因はやはりドナーの不足によるところが大きいでしょう。そうした問題はこれからも簡単には解決しないと思っています。それを打破するためには再生医療によって、臓器を生み出す研究の推進が不可欠だと思っています。

yes 動機によっては賛成です (miracle・和歌山県・パートナー有・47歳)
何のために研究するのかによります。他国と研究の勝ち負けを争うのではなく、お互い切磋琢磨して人について今までわからなかったことを解明し、それによって人が健康に生きられることに役立てられるのであれば、私は賛成します。

yes 急がないで欲しい (しましまあっこ・北海道・パートナー有・39歳)
受精卵自体を売買することは禁止等、法整備をした上で、将来的に必要な医療を、貧富の差にかかわらず、受けられることに繋がっていくのであれば賛成です。けれど、病気や事故など体に関するどうにもならない運命を、引き受ける覚悟も必要なことだと思いますので、最先端の研究は続けながら、現段階の医療に幅広く応用できる範囲を社会的な同意の元に、少しずつ取り入れて欲しいです。

yes 別の形で命を生かす (くみお・岡山県・パートナー有・40歳)
臓器移植は、生体からの移植を除き、他人を死を待つことですよね。それよりも、体外受精でつくられた受精卵をヒトの形に育てないと決めた場合に、臓器という別の形で命をつなげるべく育てるほうがいいと思います。子宮に戻せばヒトが誕生する可能性はある、しかし、元々自然にはできにくい受精卵なのです。不妊治療の受精卵を犠牲にすることが倫理的に問題があるとするならば体外受精そのものも命の冒涜と言えないでしょうか。

no 商売? (サンバさちよ・愛知県・パートナー無・31歳)
以前TV番組で精子バンクを取り上げたものはあり、その瞬間に寒気が走りました。妊娠を望む女性が、自分の理想の子どもを産むために、条件付きで精子を買っていました。確かにそうやって出産し、幸せに暮らしている人はいますが、なんだか変だと私はおもいました。ES細胞も将来有効活用がなされることになれば、妊娠ではなく売る目的で受精卵をとりだす女性がでてくるのではないかと懸念します。

no 人の手がどこまで介入できるのか (Faith・東京都・パートナー無・30歳)
私はずっとそのことを考えています。私の母は数年前脳下垂体に良性腫瘍ができましたが、手術をし今は元気です。一方40代のいとこは脳腫瘍で腫瘍が見つかってから一年ほどで亡くなりました。医療技術の進歩で治せる病気はどんどん増えました。大切な人の命が救われるようになるのは本当に嬉しいことだと思います。ただ子どもの頃に聞いた「人の手で命あるものを作ることはできない」という言葉が、重たいです。人間がどこまでやってよいのか……難しいです。

no 自然の摂理に反する (ぴょこん・神奈川県・パートナー有・37歳)
私はもともとこのような細胞レベルの治療技術には反対の立場です。自然の摂理に反しているからです。細胞だけ治療しても、その人の生活様式・態度などは変えることは困難だと思います。結果的にまた同じ病気となると思うのです。病気や老いを受け入れられない人が何と増えていることか……、そういうことを考えさせられる病棟で勤務しているので、そう感じるのです。

no 医学と倫理 (ポーチュラカ・福島県・パートナー無・41歳)
細胞の研究の根本は、病気の治療のためではありますが、先日体外受精の治療ミスがあったように、人の仕事には間違いがつきものです。人の命を人間が欲望のままに操作することに抵抗があります。病を研究することと平行して、倫理を研究する必要があると思います。
2日目の円卓会議の議論は...
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人のいのちはいつ始まるか
初日からたくさんの投票、投稿ありがとうございます。

いただいたご意見では、臓器移植とのかねあいについてふれた方が多かったのが印象的でした。くみおさんがおっしゃるとおり、臓器移植では、脳死になった人から臓器をいただくのが本筋です。でも日本では脳死移植の是非を巡って意見が対立し、臓器移植法の制定がよその国に比べ非常に遅れ、法律ができてからも、かえで999さんがおっしゃるとおり、脳死移植の件数はとても少ないですね。

日本で脳死移植への抵抗が強いのは、脳が機能停止してもまだ心臓が動いている状態の人が、死んだ、命が終わったと思い切れないところに原因の一端があると思います。それと同じように、西洋では、受精の瞬間から人の命が始まると捉える人が多く、受精卵をつぶしてES細胞をつくるのに抵抗が強いのです。受精卵の内部細胞塊を取り出すES細胞の樹立は、いわば「受精卵からの臓器提供」なのです。

ろむさんがおっしゃるとおり、受精の瞬間から人の命が始まるというのはキリスト教の信念に基づく考えだといわれてきました。では日本ではそう考える人は少ないかというと、2000年に行われた意識調査では、「いつの時点から人として絶対に侵してはならない存在か」との質問に、「受精の瞬間から」と応えた人が30.1%と最も多いという結果が出ました(次いで「人間の形がつくられはじめる時点(受精後14日位)」16.9%、「母体外に出しても生存可能(妊娠22週以降)」15.1%、「出産の瞬間から」7.6%)。

長年日本で論議されてきた「脳死は人の死か?」という問いの対として、「受精は人の生か?」という問いかけについて、ES細胞研究への賛否を考えることをきっかけに、一度よく話し合っておくことは大事だと思います。
人が始まるのはいつからでしょうか。受精の瞬間から? 胎児の段階から? それともおぎゃーと生まれ出てからでしょうか。

ぬで島次郎
東京財団研究員
ぬで島次郎


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