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今週のテーマ会議番号:2686
ES細胞の研究に、賛成ですか?
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3日目/5日間
働く人の円卓会議
5位
【開催期間】
2009年03月30日より
2009年04月03日まで
円卓会議とは

ぬで島次郎
プロフィール
このテーマの議長
ぬで島次郎 東京財団研究員
円卓会議議長一覧
2日目も、デリケートな問題について実感に裏打ちされた多くのご意見をいただき、ありがとうございました。 ……
議長コメントを全文読む
2日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 自ら呼吸している間は生きている (Matsuo・東京都・パートナー無・31歳)
人類がES細胞という可能性を知ってしまった以上、研究しない訳にはいかないし、研究して得られた成果を試してみたくなるのは当然のことだと思います。ただ一方で、命の終わりと始まりや、命の格差について安易に決めてしまうことには躊躇いを覚えます。人の「生」はオギャーと産まれた瞬間、「死」息を引き取った(心臓が止まった)瞬間というのが一番馴染み深いように私は思います。

yes 考えた上で賛成に (jersey・熊本県・パートナー有・32歳)
かなり悩み考えた上での賛成です。私は「受精の瞬間から生命は始まっている」と考えているので、反対の意見にも納得がいきます。自分のおなかの中で小さく力強く動く心臓=新しい命を画面で確認した時、人の形はまだ無くとも、間違いなくそこにある生命という実感に打ち震えた覚えがあります。体外受精の際にどれほどの受精卵が使用されずに終わるのかわかりませんが、提供者の了承が得られた卵であれば、再生医療発展のため細胞が活きて誰かの役に立つ、という考え方もあるかと思いました。

yes 一般論では答えは出ない (marco302・パートナー無・37歳)
人はいつから始まるか。これを受精の瞬間からとするのであれば、現在の妊娠5ヶ月までは堕胎してもよいという法律自体が間違えていることになります。それは人を殺すことになりますから殺人罪ですよね。ただ、この法律が許されているのは経済的理由が存在したり、年齢的な問題があればと言う条件付です。しかし、果たしてそうかと言えば形骸化している現状があります。人々のモラルの問題にもつながりますが、私の考えは「受精してから」です。

yes 法的な見解はわかりませんが (ポンポンチビタ・神奈川県・パートナー有・39歳)
無宗教の私自身は“母体外に出しても生存可能”が、「人の生命の始まり」と考えています。飛行機事故の補償裁判でも確か22週以降か否かが争点だったような記憶が……。ですが、このテーマの問いには絶対NOのクリスチャンの友人達も、ES細胞の樹立が「受精卵からの臓器提供」という見解を聞けば、倫理・感情的な面も和らぐ感じがします。それに家族や自身の“本格的な”臓器提供には抵抗がある方も、難病で苦しむ方へのボランティア精神で、まずは受精卵の提供としてこの問題を捉えたら一歩になりませんか?

yes 人の想いが (yakuya・福岡県・パートナー有・34歳)
私にとって、ほんの数日でもお腹に居た子は人なのです。受精しているとはいえ、見かけはとうてい人とはいえないし、直接出会えたわけではないけれど、立派に存在した人間なのです。でも、研究目的に人為的に受精卵となったものにまで、人という枠に入れてしまうことには疑問を感じます。ただ、多くの人がこの受精卵のその後を悼み、悲しむのであるならば、それはもう人なのだと、決して軽んじてはいけない、命ある大切なものなのだと思います。

no 命の始まりは (しまうまぴょん・京都府・パートナー有・41歳)
胎児の心音が確認できる段階が目安かな?と思います。でも私自身は妊娠のごく初期段階で流産した時(もちろん心音など確認できる前)、悲しくて仕方ありませんでした。人により、状況により非常に差があると思うので、線引きは難しいですよね。私は今回まで、ES細胞が受精卵をモトにすると知らず、ショックを受けました。iPS細胞との違いがよく分かりませんが、確かiPSは自分自身の細胞を使う技術だったと思います。個人的にはこのiPS技術で難病治療に役立てる方がいいように思います。

no 理論と感情 (ありる・東京都・パートナー有・35歳)
YESを選ぶ「べき」だと考えます。選択肢は多い方が良い。研究も治療も発展すべき……でも。皮膚感覚がNO!と叫ぶのです。私自身、病で胃を失い生活上の不便や将来への恐怖がありますが、再生医療で胃を復活させてあげる、と言われたら嫌!と瞬間的に答えてしまうと思うのです。正直な思いとして、どこかで研究治療しているのは構わないけれど、私は受精卵の提供はしたくない、家族が提供する・治療すると言ったら反対したい、自分の体にES細胞由来の治療はしたくない。これが身勝手な本音です。
3日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
命の商業化?
2日目も、デリケートな問題について実感に裏打ちされた多くのご意見をいただき、ありがとうございました。

Matsuoさんのおっしゃるとおり、人の命がいつ始まるか安易に決めてしまうのはためらわれます。marco302さんのおっしゃるとおり、一般論では答えは出ないですね。ですがそこに答えを求められているのが、私たちの現実です。今日は、昨日(2日目)の問いかけを別の問題につなげて議論を続けてみましょう。

ES細胞が治療に役立つ可能性が大きいほど、そこには商業化の問題が絡んできます。ES細胞研究には、ポンポンチビタさんがおっしゃるように、難病治療のためにボランティア精神で、無償で提供された受精卵が使われます。しかしそこからつくられた細胞が実用化されれば、医薬品として売られる日が来るかもしれません。この問題はどう考えたらよいでしょうか。

人の命はいつ始まるかという問いは、人の尊厳が及ぶのはどこまでか、いいかえれば、物として扱ってはいけないのはどの範囲かという問いにつながります。物であれば自由にやり取りしてかまいませんが、物でなく人に近い存在ならば、制限を設けなければなりません。

昨日サンバさちよさんは、受精卵を売る人が出てくるのではないかとおっしゃっていました。日本では、人の受精卵の売買は法律で禁止されていません。禁止されているのは、臓器と血液だけです。

では人の命の始まりを巡って、売買を禁止しなければいけないのはどこまででしょうか受精卵? その元になる精子と卵子はどうでしょう。受精卵からつくられたES細胞は? ES細胞からつくられた、膵臓、肝臓、心臓や神経などの細胞はどうでしょう。

人の体や命の一部が売買されれば、人の尊厳を損なうことになるでしょう。しかし商業化をすべて否定すると、治療手段として多くの人に行き渡らせる道を閉ざすことになりかねません。命の商業化の是非、それは再生医療の時代の重い課題です。みなさんのご意見をお寄せください。

ぬで島次郎
東京財団研究員
ぬで島次郎


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