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今週のテーマ会議番号:2686
ES細胞の研究に、賛成ですか?
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5日目/5日間
働く人の円卓会議
3位
【開催期間】
2009年03月30日より
2009年04月03日まで
円卓会議とは

ぬで島次郎
プロフィール
このテーマの議長
ぬで島次郎 東京財団研究員
円卓会議議長一覧
再生医療の将来をどこに託したらよいか、みなさんのご意見をいただき、こういう声が政策決定者に届いてほし……
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4日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 社会の問題として考えたい (ポンポンチビタ・神奈川県・39歳)
私はiPS細胞研究もES細胞研究も並行して邁進して頂きたいと考えます。ただ、再生医療の将来はどこに託せばいいのでしょう……。とてつもなく難しい問いに感じます。私が政府や政治家、官僚そして製薬会社の倫理感に、もっと信頼を寄せる事ができているのなら、明確にイメージする事が出来たと思います。医療・科学が発展する中で、社会との間で起こうる“様々な問は、社会の変化と共に多様化するので、柔軟な対応が出来る民間組織等での人道的な提案・ルール作りが求められていると感じます。

yes 倫理ある企業に。 (marco302・パートナー無・37歳)
医学界に託してしまうと「倫理的」問題が取り上げられ、賛否両論。結論が出ない。かといって政府に託せば、また政党間で与野党間で意見は一致せず、税金の無駄遣い。商業化もやむなしと考える私は、『倫理ある企業』に託してしまうのが一番だと私は考えます。このままでは、せっかくの先端医療や研究者が、日本では認められないと海外流出する可能性が高まります。それだけは食い止めていかなければ、臓器移植同様、海外で治療を受ける人が増え、元の木阿弥だと思います。

no 両研究を平行して行う目的は? (kuniwaka2001・千葉県・パートナー有・37歳)
再生医療の研究が進められることは大いに賛成ですし、国も支援していくべきだと考えます。ただ、やはりES細胞の研究については代償が高すぎると思います。iPS細胞の研究を進めていくなかで、倫理面が大きなネックとなるES細胞の研究も平行して行う意味は何なのでしょうか。ES細胞の研究を進めていく中で、受精卵を犠牲にせずともよい方法が見つかる可能性がある、というのであれば研究を進める意味は理解できますが。

no iPS細胞に (メヌエット・兵庫県・パートナー有・50歳)
最初にES細胞の情報に触れたのは1990年代だったと思いますが、その時私は不安を感じました。カバクンさんの投稿にあるように、人身売買になるのではという考えがよぎり、忸怩たる想いに至ったのだと今なら解ります。その点iPS細胞は富の配分的な感覚になれて開発を知ったときに再生医療に対するイメージがホッとほぐれました。倫理観というのは目に見えませんが、開発に見通しがある以上、私はiPS細胞に再生医療の将来を託して欲しいと思います。

no 中絶については語れないのに…… (長頸鹿パートナー有・)
今の日本社会では、中絶は初期であっても「赤ちゃんの命を奪うこと」のように扱われています。中絶を「人殺し」や「恥ずべき罪だ」だと思う人もいます。しかし、ES細胞の問題になると「受精卵はまだ命ではない」とする人がたくさんいます。同じ受精卵なのに扱い方が違います。そして、この受精卵を孕むのは女性の体です。まずはセックスや妊娠・出産、堕胎についてもっと議論をしないといけないと思います。私は、女性が自由に中絶について語れるようになるまで、ES細胞の研究に反対します。

no 本来誰の為の研究か (ポーチュラカ・福島県・パートナー無・41歳)
細胞を利用した治療法を研究するのは専門の機関でしょう。ですが、最後にはその恩恵を受ける私たちがそれを評価することになるのです。常に研究内容に興味を持って、率直に意見を持つことが必要です。専門分野に切り込むのは難しいですが、任せ切りはいけないと私は思います。
5日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
役に立てばいい?
再生医療の将来をどこに託したらよいか、みなさんのご意見をいただき、こういう声が政策決定者に届いてほしいなと思いました。
marco302さんの、倫理ある企業に託すのが一番とのご意見、感じ入りました。ポンポンチビタさんもおっしゃっている、政治家や官僚への不信感の裏返しのご意見ですね。

この問題では、もう一つ重要なアクターがいます。ES細胞研究を担う科学者です。

kuniwaka2001さんがお尋ねのように、iPS細胞ができたのに倫理的代償が高いES細胞研究を並行して進めるのは、幹細胞のメカニズムを解明して受精卵を犠牲にせずに済む方法を見つけるためだろうと思います。そこには、治療に役立つ細胞を開発しようという実用目的だけでなく、生命の発生と分化の謎を解明しようという、科学者固有の欲望があると私は考えます。

昨日、昇龍さんは、「助かる患者様がいる」ということは何が何処までOKなのか、と問いかけてくださいました。これまでいただいたご意見のほとんどは、ES細胞研究が難病治療に役立つなら認めるべきだというものでした。では、医療や薬品開発に役立たない、生命の謎を知るためだけの純粋な科学研究に、人の受精卵を使うことは許されないでしょうか。

私は、それは一概に否定すべきことではないと思います。役に立つからという口実で、生命を操作する研究が大目に見られるのは、かえって倫理を危うくすると思うからです。

科学的に十分に正体が解明されていないものを、性急に患者に試そうとする勢いが先端医療にはありがちです。有用性が倫理の上に立ってしまうのです。実用目的一辺倒の研究支援をやめて、純粋な研究への支援を充実させることが、不確かな実験的医療に対する歯止めになると思いませんか。

命をどこまで研究にゆだねてよいか、決めるのは私たち自身です。科学者や製薬会社の人と市民が対話できる機会が、もっと必要ですね。

一週間、どうもありがとうございました。引き続き、この分野の問題に関心を寄せていただければうれしいです。

ぬで島次郎
東京財団研究員
ぬで島次郎


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