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今週のテーマ会議番号:2773
子どもの自尊感情に、配慮していますか?
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3日目/5日間
働く人の円卓会議
4位
【開催期間】
2009年07月13日より
2009年07月17日まで
円卓会議とは

古荘純一
プロフィール
このテーマの議長
古荘純一 青山学院大学教授、小児精神科医
円卓会議議長一覧
夫婦、親子関係について、普段あまり意識していない自尊感情というキーワードで多くのご意見をいただきまし……
議長コメントを全文読む
2日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 夫婦でのバランス (白雪うさぎ・茨城県・パートナー無・31歳)
夫は自他共に認める自分大好きの自由人、私はあまり自信が持てないタイプです。周囲の目を気にする私に対して、夫はしたいことは周りを気にせずやります。そんな夫を恥ずかしいとか無責任だと憤っていたのですが、他人は自分が気にするほど見ていないことや、夫が羨ましいのだということに気づいてからは、少しずつ感化されてきました。それでも、子どもにすぐにダメと叱ってしまう私に対して、夫はかなり大らかです。夫婦で半分ずつならバランスがとれていいのにと思います。

yes 男性は事実を重視? (りの*2・東京都・パートナー有・38歳)
様々な育児系の記事や本で、「子ども自身を否定しない」という内容を読み、心がけています。また、なるべく「NO」(否定語)も使わないようにしています。夫にも時折やんわりと伝え、その時は納得しますが、「事実」に関しては言わずにいられないようです。子ども(小1、3歳)が「○○って△△かなぁ」と子どもらしい空想的な思いつきを口にすると、「△△なわけないだろ、■■だよ」と間髪入れず真っ向否定します。なるほど、面白い考えだね、とまずは受け入れたいのですが、どうなのでしょうか。

yes 身の丈の自信 (サンナ・埼玉県・パートナー有・41歳)
児童思春期病棟の院内学級では、自尊感情の回復にもっとも配慮している、と言えます。私は自分の子どもと院内学級の子ども達が同年代のこともあって、教師としてだけでなく親としても「どのように、何を褒めてほしいのか」を考えながら学級の子ども達に声をかけます。また、大人の言葉に過剰に適応しがちな子も、本人が何を褒めてほしいと思っているのかにアンテナを張れば身の丈の自信を獲得できると思っています。褒めて=認めて、だと思います。

yes 母の希望と絶望 (ぱーと救急医・千葉県・パートナー有・36歳)
私を産んだことで、諦めたことが母にはたくさんあったのだと思います。そのことを直接的にぶつけられたことはないのですが、いつの頃からか「お母さんのためにも頑張らなくては」という気持ちが芽生えたように思います。それが素になり、核となって、「もっと頑張らないといけない」という気持ちが育ち、できないと挫折感が大きくなったのではないかと思います。女同士だからなんとなく感じたこと、が女性の自尊感情に影響しているとすると、社会での生き辛さに繋がるのかも知れません。

yes 他者への尊敬 (Pururu・東京都・パートナー有・48歳)
“10歳くらいから自尊感情が低下し、15〜17歳が最も低い”を興味深く拝読しました。精神的には扶養者から離れ、社会に帰属していく時期ですね。これは中学から始まる、先輩後輩の序列が関係しているのではないでしょうか? 欧米に比べて“学年”の意識が強く、子ども同士の中で偏った認識が生まれているように思います。個人を尊敬するのではなく、先輩は偉い、というような。秩序は序列ではなく、他人への尊敬によっても保たれると思うのですが……。

yes アサーティブネスを学びたい (ユリイカ・東京都・パートナー無・36歳)
我が子をみても、第1子の長女は「『よい子』でありたい」願望が強く、第2子の長男は自由奔放、親の子育ての過程が反映されている見本のようです。つい子どものネガティブな感情表現(弱気になる、泣き言を言う等)を叱ることが多い母親の私は、アサーティブネス(他人を傷つけずに、自分の意見を主張する態度、意見表明)を学びたいと思います。父親である夫が、アグレッシブになりがちな私を穏やかにコントロールしてくれる有り難い存在です。

yes 独自性の尊重が人を輝かせる (imagadaiji・大阪府・パートナー無・34歳)
未婚で子どももいません。ただ自分の子ども時代を振り返ると自尊感情が育まれる環境ではありませんでした。地方の田舎町で厳格な両親に育てられ、小学校入学前は通信教育、小学校に上がると漢字検定等受けさせられていました。以後何十年も正解ばかりを追い求める日々でした。大人になって人間関係で行き詰まり自ら心理カウンセリングを受け、試行錯誤しながら「世界で一番大事なのは自分」と思えるようになってきました。今は独自性の尊重こそが生命の輝きに繋がる、そう信じています。

no まったく気にしてませんでした (あきんぼ・東京都・42歳)
そんなこと考えずに子育てしてきましたが、16才の息子が中学生のとき学校で受けた心理テストのようなものの結果は、自尊感情が高いということでした。具体的に何が良かったのかはわかりませんが、私自身が親に認められずに育ったので、自分の子どもには同じ思いをさせたくないと強く思い続けてきた結果なのかもしれません。
3日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
子育て中の夫婦のサポートを充実すること
夫婦、親子関係について、普段あまり意識していない自尊感情というキーワードで多くのご意見をいただきました。ありがとうございます。

初めてのお子さんを持つ家庭を対象にした、ベネッセ次世代育成研究所とお茶の水女子大学の菅原ますみ先生らの興味深い調査があります。これはQOL(quality of life:生活の質・満足度という概念です)という視点での研究ですが、自尊感情はQOLに大きく関係する1つの因子と考えて下さい。その結果、(1)子どものQOLは両親のQOLと関連がある、(2)父親のQOLは母親の妊娠中から一貫して母親よりも低目である、(3)母親は妊娠中、出産直後はQOLが低いが、子どもが2歳ころになると上昇する、(4)父親のQOLをどう支えていくかが課題である、ということでした。

私は、父親が母親のサポートをすべきと発言してきましたが、父親を支援するシステムも必要と考えさせられました。もちろん、母親は出産前後の体調のみならず、育児、仕事、夫婦関係、地域社会、でさまざまな負担を抱えていますのでさまざまなサポートが必要です。

これも私たちの親子を対象としたQOLの研究ですが、(1)子どもが特別な問題を抱えていなければ母親は子どもと認識の差がない、(2)父親と子どもには認識の差がある、(3)子どもが内面的な問題を抱えていれば母親も気づきにくい、などの結果が得られました。

子どもの自尊感情は、親のみならず周囲の大人の関わりにも影響されます。わが国では、家庭、学校、社会における子どもの生活の諸問題が、すべて大人目線で語られていると思います。例えば、全国学力テストでは正答率が低い問題が取り上げられ、その結果が公表され、結果がよくない学校は一層の努力を求められます。そうすると、子どもたちも「自分が悪い」と考えてしまいます。大人が指摘する、学力低下、夜更かし、偏食、ケイタイのマナーなどの現象を、子どもたちは自身の責任であるかのように心理学的に物事を被害的に受け止める傾向が強く、自尊感情を低下させる1つの要因のように思います。

さて、今日は、海外の子どもと比較した日本の子どもの自尊感情について、あなたの実感・実体験に基づいたご意見をいただきたいと思います。拙著「日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか」に述べたこともお示しするつもりですが、お読みいただいた方のご意見も歓迎します。よろしくお願いいたします。

古荘純一
青山学院大学教授、小児精神科医
古荘純一


関連参考情報
■ 「子どもたちが持つ、3つの不安」
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