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今週のテーマ
会議番号:2828
民法での成年年齢18歳、賛成ですか?
投票結果
38
62
155票
254票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2009年10月19日より
2009年10月23日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
佐々木かをり 株式会社イー・ウーマン代表取締役社長
たくさんの投稿、ありがとうございます。賛成と反対、さまざまな投稿をいただきました。 コギ・リンさん……
議長コメントを全文読む
1日目までに届いている投稿から...
経過措置(周知期間)は必要 (歌バカ・北海道・パートナー有・44歳)
18歳、賛成です。大学全入時代と言われる今、20歳という年齢に中途半端な印象があります。ただ、法改正後、一定の期間、高校などで成人することに伴う責任を正しく理解させる必要があると思います。昔に比べて幼い印象のある最近の子どもたちですが、高校卒業と同時に成人の仲間入りをする方が、区切りとしてはいいと思います。ですが、同じ高校3年生でも成人の子とそうでない子が出てくることは、政治に参加するという点でやや疑問が残ります。
かなり冒険だとは思いますが (jersey・熊本県・パートナー有・32歳)
実施までに数年の準備期間があれば賛成です。成人とみなされるからには自己責任、まず親側がそれを理解して、その意味を子どもに伝えるまでには、時間が必要だと思うので。しかし、多くの人が高校卒業をする18歳という年齢は、気持ちを引き締め成人としての自覚を持つのに、よいタイミングだと感じます。早い段階から子どもの自立へ向けた準備(心の準備や教育)を始める「家庭の力」がより必要となるのは、現状不安ですが。オトナなヒトと社会へ日本人が進化するチャンスのような気もします。
現状に合わせる必要とその条件 (律のすけ・北海道・パートナー有・35歳)
9割以上が高等学校を卒業する状況の中で、「未成年」のイメージが強いのは18歳までであり、18-19歳はすでに「みなし成年」のような扱いです。この現状に合わせる必要があると思います。ただし、現在、成年としての権利と義務についての教育が十分とはいえず、20歳(以上)でも議長があげた問題に十分対処できるように育っている人がどれだけいるか疑問です。この点についての教育はより一層必要だと思います。
賛成です (みいや・東京都・パートナー有・46歳)
18歳になれば、社会に出たり、大学生になったりします。高校を卒業すると、社会での扱いはすでに大人の仲間入りしていると思います。車の免許も取れます。よって民法での成年年齢も18歳でよいと思います。賛成です。
法律を実情に合わせる作業 (Matsuo・東京都・パートナー無・31歳)
18歳になれば、一般的には高校を卒業して、大学に行く道を選ぶか、はたまた別の道を選ぶのか。人生で自らが選択して歩みだすのが18歳だとも言えるでしょう。実際には親元を離れて生活を始めることも多いでしょうし、現状に法律をあわせるという意味では、民法の成年を18歳に引き下げたほうが自然かなと思います。あとは年齢に関わらずですが、選挙権を行使しない人が多いことの方が大きな問題ではないでしょうか?
賛成です (noel・神奈川県・パートナー有・45歳)
賛成です。義務教育は15歳で終わり、3年間の社会的就業期間をつんで、18歳で成人で社会的責任を負えるようになるというのが理想だと思います。社会的責任を全うできない人は、20代でも30代でもいますから、そういう個人を例に、18歳時期尚早という意見はあたりません。国をあげて、18歳成人を目標に教育していけばよいのです。
若い人の意見を聞こう (ハイジュ・山形県・パートナー無・44歳)
成年年齢という概念を知りませんでした。参政権を18歳以上にするのは賛成です、15歳でもいいくらい。「これからの世の中」のことを決定し実行するのが政治ならば、選挙は「これからの人」の意見の集約でもあるべきだと思うので。若い人は思いのほか真面目で、キチンと考える力があります。大人は若い人のジャマをしないで、適切にサポートすることを考えたいです。サポートは必要だと思うので。
22歳でも良いと。 (ありる・東京都・パートナー有・35歳)
難しい問題ですが、正直言うとなぜ「20歳より引き下げる」ことばかりが議論されるのか不思議な気もします。私は、成人年齢は引き上げても良いと考えています。「20歳で成人」にはなじみがありますし、10代で選挙権を与えたい人材がいることも知っていますが、世間的な現状を見ると、22歳で成人でも良いくらいではないか、と感じます。
未熟な若者の増加 (minerva21・福岡県・パートナー無・34歳)
基本的には国民投票も、参政権も、民法の成年年齢も18歳にすることには賛成です。しかし、現状の18歳をみると、あまりにも精神的に幼く自分で判断ができるとはいえない状況です。今のまま民法の成年年齢をひきさげると契約上のトラブルが増加することが想像できます。まず、義務教育の中で契約とは何かといったリスクを教えたり、自分の判断の軸となるものを構築することが必要だと思います。18才への引き下げはそれから後でよいのではないでしょうか。
自発性・自立性の観点から (真打ち・栃木県・パートナー無・40歳)
私には16歳の子どもがいるが、成年年齢引き下げには反対である。考え方などを見ていると、随分 大人になったと思う場面もあるが、様々な責任を負えるだけの人間形成までには至っていないのが実情だ。子どもが仮に、あと1年半後に成年とみなされる場合、18〜20歳の僅か2年の差は、とても重みのある経験や時間の蓄積であると考えている。ただ、青少年犯罪の処罰に絡む問題や、今回の民法制定から長い年月が経過している事を考慮すれば、現状維持(成年20歳)を含めた見直しの時期ではあると思う。
意図が気になる (コギ・リン・大分県・32歳)
ニュース番組で、引き下げの理由として「少子高齢化の中、できるだけ沢山の成年を増やし、社会に参加してもらわないと困るから」という内容のコメントを耳にしたことがあります。まず、この話は本当ですか、と議長にお聞きしたいです。もし、本当なら、少子化対策等をまず先にして欲しい、と思います。未来の若者に責任を押しつけるようで、申し訳なく感じます。
年金も? (みんつ・愛媛県・パートナー無・41歳)
民法で18歳を成年としたら、いずれ年金の支払い開始年齢も18歳になるのだろうか? 私は成年を18歳にすると聞くと、つい年金を支払う人口を増やしたいから?と考えてしまいます。高校を卒業して、社会に出て、大人になるまでの2年がもどかしい人がいるかも知れません。でも、私はそれを2年の猶予期間と考えて、20歳成年が良いと思います。
2日目の円卓会議の議論は...
どんな日本にしていきたいのかで選んでいきたい
たくさんの投稿、ありがとうございます。賛成と反対、さまざまな投稿をいただきました。
コギ・リンさんのご質問のようなコメントは、私は直接聞いたことがありませんが、このような論議において、でてくる可能性のある意見だと思います。なお、似たような意見として、法制審議会の部会の報告書には、少子高齢化の中で、若年者の社会参加の時期を早め、社会を活性化させるべきということが記載されています。
民法の成年や「20歳」など年齢に関連する法令
は、約300もあるそうで、 飲酒、喫煙、少年法などもその中の一つです。これらの法令は、民法が改正になった場合、各々が議論されるだろうと思います。
すでに、成年年齢が18歳になっても、養子をとることは現状維持(20歳)にすべきではないかなど、民法にかかわるなかでは具体的に検討されてきています。
皆さんからの投稿をよく読んでみると、
賛成、反対のどちらも、選挙、国民投票においては、18歳からに引き下げてもいいのではないかというご意見が多い
ようですね。
それなら、民法を改正せず、通常の選挙や国民投票「のみ」を18歳にすればいいのでは、と考えるのですが、「公職選挙法」が法務省の管轄ではなく、総務省の管轄であるので、法制審議会では回答を出せないということと、公職選挙法を管轄する総務省が民法の検討状況を見ているため、具体的な検討が進んでいないようです。
ここで、
民法の成年年齢と公職選挙法の選挙年齢の関係
を整理しておくと、
1日目のコメント
にも記載しましたように、民法の成年年齢を引き下げることなく、選挙年齢を引き下げることは理論的には可能ですが、民法の成年年齢を引き下げる場合には、憲法が「成年者による普通選挙を保障する」としている関係で、選挙年齢も引き下がることになるようです。
つまり、選挙年齢が18歳で、民法の成年年齢が20歳ということはあり得るけど、民法の成年年齢が18歳になれば、選挙年齢も18歳になるようです。
投稿の中で、反対に投票している人は、
18歳は未熟であるのではという心配
の意見のようです。確かにこの課題は法制審議会の部会でも専門家の方々が議論してきたことです。現在20歳に多い、高額商品などの購入・消費者トラブルが18歳に多くなるのではという心配です。ここは、消費者教育をしっかりすることが条件で、論議が進んだようです。
その解決策として、決定から施工までの期間での教育、という大切なポイントを指摘されている方も多くいらっしゃいました。施行までに何年か持ち、その間に、高校生への成年としての様々な教育を行うという案です。
ただ、皆さんがご心配の、18歳が未熟か、子どもかという点については、noelさんの「社会的責任を全うできない人は、20代でも30代でもいますから、そういう個人を例に、18歳時期尚早という意見はあたりません。国をあげて、18歳成人を目標に教育していけばよいのです」の意見に、私個人的には賛成です。
一人の18歳を選んで、未熟かどうかを判断するのではないし、それならば、20歳以上が全員、責任ある大人かというと、こちらも疑問があります。
私は、
政策とは、国をこれからどのような方向に動かしたらいいかという長期ビジョンに向かって行くのがよいと考えるので、どんな日本にしていきたいのかで選んでいきたい
と思っています。
ちょっと興味深いのは、、同じ意見で、賛成と反対、それぞれに投票している人がいらっしゃることです。教育を条件としながら反対に投票のminerva21さん。賛成に投票の、jerseyさん、歌バカさん。
円卓会議は、ご存じだと思いますが、一人一票。週の途中でイエスからノーへ、ノーからイエスへと意見を変えることもできます。気持が変わった場合は、ぜひ投票しなおしてください。
国民が一つの意見になることのない、このような大きなテーマを考えるとき、
まずは、I statement で考え、その後、「長期的」かつ「全国的」「世界的」視点から、改正した時のメリット、デメリット、改正しない時のメリットデメリットを整理する
といいかなと思います。
民法を18歳に変更するならば、どんな心配がありますか。また、それを乗り越えるためには、どんなことを準備していく必要があると思いますか。教育面、また、保護の面で、提案をお願いします。
佐々木かをり
株式会社イー・ウーマン代表取締役社長
「18歳は大人ですか?」
2007年5月の円卓会議。YESは43%。成人の定義とは……?
「国民投票法案、あなたは賛成ですか?」
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