自分で考え、自分で選び、自分で行動する。意志のある人たちが集う“場"それがイー・ウーマンです。 サイトマップお問い合わせ| english
ewoman検索: 過去のサーベイ検索
HOME CAREER@ NEWS@ MONEY&REGAL BODY@ SOCIETY@ ACTIVE LIFE@ 6ジャンルについて
>>> 旧リーダーズ/メンバーからの移行登録について
イー・ウーマンとは
参加する
円卓会議 働く人の
円卓会議
表参道カレッジ 人から学ぶ、
人と学ぶ

表参道カレッジ
国際女性ビジネス会議 国際女性
ビジネス会議
読む
winwin対談 佐々木かをりの
win-win対談

今週のテーマ会議番号:2859
シングルでも、まずは子どもが欲しい?
投票結果
32  68  
203票 427票

この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。

4日目/5日間
働く人の円卓会議
2位
【開催期間】
2009年11月30日より
2009年12月04日まで
円卓会議とは

白河桃子
プロフィール
このテーマの議長
白河桃子 ジャーナリスト&ライター
円卓会議議長一覧
『母親の子育てプレッシャーが軽くなるには、何が必要なのでしょう?』という問いかけに活発なご意見ありが……
議長コメントを全文読む
3日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes シングルかどうかが問題ではない (ゆみな・東京都・パートナー有・29歳)
私は、一人で育て上げる精神力、経済力、サポート体制があれば問題無いと思います。考え抜いた結果一人で子どもを産みたいと決めた人を私は応援しサポートしたいです。シングルの人やゲイカップルが養子をもらうのも賛成です。形式を気にする世間の目を気にせず、強い意志をもって行動する人が増えれば、制度も追いついてくるはずです。両親がいても不仲だったり虐待したりして、子どもに不幸な思いをさせている親はたくさんいるし、シングルであることはそんな大きな問題だと思いません。

yes たくさんの方に助けられ (まーさん・神奈川県・パートナー無・46歳)
首都圏在住ですが、幼児期は市主催のファミサポに登録して近所の年配の方に有料でお世話になりました。保育時間外や急病にも快く対応してくださる方で、本当に良い方に巡り会えたと感謝しました。他にもご近所さん、同僚、上司&奥様等、たくさんの方々に助けてもらって、ケガや病気をしながらもここまで来ました。私1人では絶対無理だったと思います。今では逆に他のお子さんを預かったり、息子も高齢のご近所さんのお手伝いに出かけます。最後に頼れるのは人の善意だなと日々実感しています。

yes しなやかな強さ、があれば (HITOMI・石川県・パートナー有・38歳)
既婚、2児(小学生)の母、フルタイム勤務、夫は単身赴任という環境です。怖いもの知らず(?)だった学生時代は「結婚にかかわらず20代で一人目出産」を人生計画に掲げていました。様々な価値観に触れて生きてきた今なら、ある程度収入があれば現実的にみてシングルマザーも可能だと思えます。制度、金銭面もですが、母親の「しなやかな、生きる強さ」がいちばんのポイントだと思います。

yes 社会の体制が整えば何人でも (yokoisfine・愛知県・パートナー無・38歳)
既婚、2才の娘を1人持つ自営業主です。主人は会社員ですが、事業を運営する私は、何かあれば全責任を問われる立場で、安易には子どもを望めません。昔から子どもは4人でも5人でもほしいという切実な思いを持っていましたが、育児と、とうてい投げ出すことはできない現実の仕事とのバランスを考えると行動には出られません。個人では努力してもできることは限られます。後から、ああ、こんなことならもっとたくさん生むんだったと後悔しないためにも、国の指針を早急に示してほしいです。

yes 精子バンクは賛否両論でしょうね (Ao Pika・東京都・パートナー無・39歳)
妊娠するためには相手が必要。正直、セックスするのに誰でもいいわけありません。私は海外の精子バンク事情、卵子保存事情も調べ始めています。精子バンクが日本にあれば、すぐにでもトライしたいです。経済的にも問題ありません。保育園や経済扶助よりも、こちらのほうが少子化問題に即効性があるように思います。けれど、すでに子どもをお持ちのお母さんからは、この意見についてご批判頂いた経験があります。出産する機会に恵まれた方にはわかってもらえないんでしょうか?

no 大人としての子どもへの関心 (もんちーた・埼玉県・パートナー有・34歳)
45歳までに3人の子どもを持とうという夢をスペイン語話者のパートナーと温めています。現実問題、1人目は、日本で3歳くらいまでは育ててもいいと考えていますが、それ以降は、彼の母国で産み育てる予定です。日本では、実母しか頼れる存在がいないので、まず無理だからです。彼の母国なら、彼の家族や親戚のほか、近所中が助けてくれます。日本は、子どもに対する関心がなさすぎるように思います。子どもの泣き声がしたら、よその子でもにこっとしてみる。それが大人としての自覚だと私は思います。

no 母親が報われるのはいつ? (IPウーマン・東京都・パートナー有・40歳)
「子育ては乳母任せ、というアジア諸国も多い中、日本では子育てにおける女親の負担が重すぎる」という話をドイツ人の友人としていたところ、「ドイツもそうなのよ!」と大いに盛り上がりました。風邪を引いても火傷をしても、お母さんがちゃんと見ていなかったから、と責められ、グレれば母親の責任。いったいどういう子育てをすればお母さんは報われるのだろう、と思います。子どもは母親だけではなく大人全員が育てるものです、と声を大にして言いたいです。

no 社会が育てているという意識 (yummin・長野県・パートナー無・37歳)
様々な制度の基本になるのは、「子どもがこの世に誕生した時から、社会がその子を育てている」という考え方だと思います。「子どもはその子の親が面倒をみればよい」ではなく、以前あったような、近所の人でも、“悪いことは、しっかり叱る”といった社会の姿勢。親になるまでに社会人として、善し悪しの基本を固め、他人に叱られた我が子を、かばうのではなく、“何がよくなかったのかを一緒に考える”親の姿勢が必要と思います。

no 産活に疑問 (qoomama・熊本県・パートナー有・44歳)
最近の出産事情は変わってきてるんだと今回のテーマで改めて考えさせらた。義父からは養子の話もあるが抵抗はある。自分と血のつながってない子どもを育てる自信はない。子どもができた結果シングルにという環境はありえるが、最初からシングルマザーを望むということに私は抵抗を感じる。周りにたよらず、一人で育てるという覚悟がなければ、無理に産まないほうがいいのではないかとも思う。今は簡単に精子バンクで子どもを持てる時代。でも命は軽くない。全ての女性が子どもを持てる社会に……は無理かと思う。

no 教育も必要では? (akuwazawa・大阪府・パートナー有・38歳)
私は妊娠しただけでも、子どもを持つプレッシャーを感じたことがあります。女性だけでなく、男性も大人も子どもも高齢者もすべての人に「妊娠・出産・子育て」についての知識と、少子高齢化の経済的デメリットなどを、社会の健全化の一環として教育する機会があればいいと思います。学生などは学校での性教育と共に指導すればよいのではないでしょうか? 啓発には時間がかかるかと思いますが、やる価値はあると思います。

no 育児役割についての観念 (RAY・埼玉県・パートナー有・35歳)
先日、子どもと一緒に動物園へ行ったが、動物により育児役割が異なる事に親子で驚いた。エミューは、母が産後さっさと次の相手を探し、父が卵を孵化させ育児を担当するとか。確かタツノオトシゴも体の構造上、父親が孵化させる。現代日本の人間として生まれた私は、育児役割の多くを担っている。現代は比較的経済的に恵まれており、育児は家庭内でという観念が浸透していると感じる。育児役割は家庭ごとに異なるとしても、家庭の不足を補完するほど育児が地域に開かれているか、というと疑問である。

no 1人では無く、大勢で。 (jury・大阪府・パートナー無・26歳)
経済力や国の支援だけでは、私はシングルマザーを選べません。私自身、両親・兄妹・祖父母・叔父叔母・従兄弟達と大家族のなかで育ちました。喧嘩や病気・介護など様々なことがありましたが、多くの人に囲まれて育った子ども時代をとても大切に思っています。自分の子どもにも、多くの人に愛されて育って欲しいという思いがあるので、お金や設備だけで問題は解決できないと思います。理想かもしれませんが、そのような環境をつくる工夫をして行きたいです。

no 片親は惨め (にゃおん。・兵庫県・パートナー有・36歳)
両親の離婚で片親で育った私には、シングルでも子どもがほしいという考えはエゴとしか思えません。私の記憶はいつも両親が欠落しています。何かの行事はすべて仕事優先。いつの間にか、家族という言葉が嫌いになりました。また、進学するにも経済的理由で断念するように言われ、意地で、高校は私名義で親戚へ借金し、その後進学したのも自分でお金を稼ぎ運用し進学しました。いろんな面で両親が揃っていればと何度思ったことでしょうか。また、制度が整備されても社会的偏見は無くならない、とも思います。

no 親育て、親育ち (くみお・岡山県・パートナー有・40歳)
子育ては、楽しいときも苦しいときもあります。子育てがある程度大変なのは当たり前なのに、当たり前の大変さを誇張しすぎるから、(シングル・既婚問わず)これから親になる人がしり込みしてしまうような気がします。制度や環境の整備はもちろん大切ですが、人として打たれ強さも必要かなと思います。私自身は、ずいぶんいろいろな面で“子どもに”育てられました。
4日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
多様な「子どもの持ち方」を認めざるを得ない時代
『母親の子育てプレッシャーが軽くなるには、何が必要なのでしょう?』という問いかけに活発なご意見ありがとうございました。

やはり日本では「母親の子育て負担が重過ぎる」という意見にはYES、NOの方とも「同感」という状況のようです。虐待などのニュースを見ると、同居の父親やその他の人はどうしているのかと思うほど、全責任は母親、といような扱いになってしまいます。スペイン人のパートナーを持っているもんちーたさんは「彼の母国なら、彼の家族や親戚のほか、近所中が助けてくれます。日本は、子どもに対する関心がなさすぎる」と、子育てする国を、日本ではなく彼の母国を選ぶと言います。私も東南アジアで4年間生活したのですが、レストランなど子どもの相手は従業員がしてくれる。みな子どもにはニコニコ接してくれる。フランスに住んでいた友人もフランスではべビーカーを押しているとドアを自分であけることがなかったといいます。

しかしこうして大勢の方が投稿をしてくださるのですから、決して「子どもに関心がない」のではなく、「人の子どもには関われない」という気持ち、母親自身が「私だけの責任」と子どもを抱え込んで、他からの関与を受け入れないような頑なさが、あるのではないでしょうか。今は本当に人様の子どもをうっかりを注意などできない雰囲気があります。つい触らぬ神にたたりなし……となってしまうのです。

しかし、シングルの子育ては決して孤独なものではない……それをシングルマザーの方の投稿が教えてくれました。逆にシングルであるがゆえに、近所の人、ファミサポの方、同僚、上司などいろいろな人のお世話になって子育てをしたとあります。「私1人では絶対無理だったと思います。今では逆に他のお子さんを預かったり、息子も高齢のご近所さんのお手伝いに出かけます。最後に頼れるのは人の善意だなと日々実感しています」とあります。ですから、NO派の方が「自分の子どもにも、多くの人に愛されて育って欲しい」から「シングルは無理」と書いていましたが、逆にシングルマザーのほうが「多くの人の手」を借りざるを得ないのですから、「多くの人に愛されない」というのはむしろ誤解ではないでしょうか?

私の友人のシングルマザーも、なるべく多くの信頼できる人と子どもを関わらせ、子育てに巻き込んでいます。七五三の着物を仕立てなおしてくれるのは近所のおばあさんだそうです。「母親の『しなやかな、生きる強さ』がいちばんのポイント」というご意見は、まさに友人に当てはまると言葉でした。

そもそもこのテーマを考えたきっかけはある20代女性の言葉でした。「仕事などのことを考え、20代のうちに今の彼の子どもを産みたい。しかし彼は子育てのパートナーとしてはあまり向いている人ではないので、シングルで産んで私が働き、母親をパートナーとして子育てすることも考えています」というのです。つまり子育てパートナーは「夫」には限らない……目からウロコでした。

しかし「自分は片親で肩身が狭かった」という投稿もあることから、子ども自身のことを考えると「シングルでほしい」は「エゴ」ではないか……というもうひとつの議論にも行き着きます。

一方で「両親がいても不仲だったり虐待したりして、子どもに不幸な思いをさせている親はたくさんいるし、シングルであることはそんな大きな問題だと思いません」というYES派の方の投稿には私はうなずきました。二親がそろっているからといって、誰もが「責任と覚悟」を持って親になっているわけではないと思います。

もちろん、母親が幸福でなければ、子どもも辛いので、「シングルが辛い」という方に無理にシングルマザーを薦めるつもりはまったくありませんが、出産年齢には限界があります。本当に「責任と覚悟」を持ち、制度や状況が整うことを体の都合が待ってくれない場合もあります。意図せずに離別シングルになる方も大勢います。二親揃って、自然に子どもを授かること……だけでなく、そろそろ多様な「子どもの持ち方」を認めざるを得ない時代なのではないでしょうか?

「婚活」は「自然に結婚できるのが当たり前」という昭和的結婚観に意義を唱えることから始まったものですが、このテーマも「いつか自然に子どもが持てるのが当たり前」ということへの「疑い」から始まっています。
日本人が意図的に選択しなくてもよかったことが今、意図的な選択なしには始まらない……そういう時代に入っています。

もし状況がすべてGOサインを出していると仮定して、最後にシングルで子どもを持つことを妨げるものは何になるのでしょうか? 外圧でしょうか? 自分自身の気持ちでしょうか? すでに既婚の方も、子どものいらっしゃる方も、そうだったらと仮定して、ご意見をいただければと思います。また「こんな制度があったら、使い勝手がいい。母親は楽」ということも、引き続きお願いいたします。

白河桃子
ジャーナリスト&ライター
白河桃子


関連参考情報
■ 「「婚活」「離活」界のスペシャリストが揃って、激論!」
第14回 国際女性ビジネス会議リポート > 分科会25)「働く女性と『婚活』『離活』」
■ 「婚活(結婚活動)した方がいいと思いますか?」
「婚活」名付け親の山田昌弘教授が投げかける
■ 「夫婦別姓、実現してほしいですか?」
「事実婚」を選択している参加者の声も続々……!
■ このジャンルの過去円卓会議をチェック
■ このジャンルのトップページへ

今週進行中の円卓会議一覧

e-shop
メロンリペア メロンリペア
15万箱 突破!
抗酸化サプリメント
アクションプランナー アクション
プランナー

時間が見える大人気の手帳
ビジネス
イー・ウーマンに依頼する イー・ウーマンに
依頼する

イー・ウーマン調査 働く女性の調査
マーケティング&ブランドコミュニケーション マーケティング
ブランディング
コンサルティング

講演・研修のご依頼 講演・研修のご依頼
メディア掲載一覧 メディア掲載一覧
取材のご依頼 取材のご依頼
リンク
ワーキングウーマンの意識調査 asahi.com
私のミカタ
ワーキングウーマンの意識調査 佐々木かをりの
ブログ

kaorisasaki twitter 佐々木かをりの
Twitter

 ©2000-2009 ewoman,Inc. 個人情報について利用規約各種お問い合わせ・お申し込み会社概要| english