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会議番号:2908

勤務時間を減らしたいですか?

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【開催期間】
2010年02月15日より
2010年02月19日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

治部れんげ　ビジネス誌記者

「働きながら子育てをしている。それに加えて、大学院で博士論文のための研究もしている」。 4年前、留�……

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1日目の円卓会議の議論は...

「働きながら子育てをしている。それに加えて、大学院で博士論文のための研究もしている」。

4年前、留学先で知り合ったパトリシアから、こんな話を聞かされた時、一瞬、耳を疑いました。“仕事と育児の両立”だけでなく“大学院で学ぶこと”も同時にやるなんて……。
「すごいねえ。日本ではとても考えられない」と驚く私に、「アメリカ女性は何でも諦めずにやりたがるから。すごく忙しいし、いいことばかりじゃないけどね」とパトリシアは笑顔で答えました。3足のわらじを同時に履くため、彼女はパートタイムで働いていました。

当時私が所属していた、ミシガン大学・女性教育センターでは、研究や政策提言、カウンセリングを行う約20名の研究者やスタッフ、カウンセラーがおり、多くが修士号や博士号を持つ専門家でしたが、パトリシアのようにパートタイムで働く人も珍しくありませんでした。フルタイムと比べると、週に10時間～20時間、勤務を減らして、その時間を子どもと過ごしたり、副業をしたり、自己投資に充てているのです。

日本でも最近、育児のための短時間正社員制度の導入が広がってきました。しかし、現在のところ、勤務時間を減らすのは、専ら育児期にある女性が中心です。今後は、男性の利用がもっと広まっても良いと感じます。また、家族のためだけでなく、自分自身のキャリア開発や趣味のために勤務時間を減らすという選択もあって良いはずです。

以前、私と同世代の男性が「会社を2週間休めたら、株取引を集中してやってみたい」と話していました。本業のために働く時間＝勤務時間を減らし、それ以外のことに時間を使いたい人は、性別や世代を超えて、増えているように思います。真のワーク・ライフ・バランス社会では、老若男女を問わず、“勤務時間を減らす自由”が確保される必要があるのではないでしょうか。

今回の質問は「あなたは、勤務時間を減らしたいと思ったことがありますか？」。今の勤務時間と理想的な勤務時間を合わせてお答えください。また、理想が実現したら何をしたいかお書きください。

治部れんげ
ビジネス誌記者


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