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今週のテーマ
会議番号:2930
獣医師さんに尋ねたいこと、ありますか?
投票結果
41
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128票
188票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2010年03月08日より
2010年03月12日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
柴内晶子 獣医師 赤坂動物病院副院長
本日も具体的な皆さんの疑問や、お考えを拝見できてたいへんうれしいです。皆さんのご質問を拝見して、お伝……
議長コメントを全文読む
2日目までに届いている投稿から...
約20年、面倒が見られるかどうか (Coco Bennie・広島県・パートナー無・41歳)
私は高1の時から18年間柴犬を育てた経験があります。18年という重みはそう簡単に次の犬というわけにいかなかったのですが、ようやく、また犬を飼いたいという気持ちにもなってきました。しかし、前の犬を飼っていた時、私も若くて、結構まめに散歩することなど、体力があったので大丈夫でした。でも、今、子犬を引き取ったとして、今後約20年間、飼い主である私も年を取って行くので、若いころのように元気に犬の面倒をみられるのかと思うとためらってしまいます。
ワクチンの種類 (クロ豆・東京都・パートナー有・38歳)
犬用のワクチンにはいろんな種類があります。どんなワクチンがあるか、種類によって何が違うのか、きちんと教えて欲しいです。最初の獣医師での接種では、説明がありませんでした。譲り受ける前に接種した内容と同じだったので、説明しないでも大丈夫と判断されたのでしょうか。不安になり、別の獣医師にかかることにしました。今の獣医師は事前に説明をしてくれ、安心できます。情報は自分でも調べられるのですが、やはりお医者様からもきちんと説明して欲しいです。
放し飼いはダメ? (IPウーマン・東京都・パートナー有・40歳)
ペット飼育禁止の住宅に住んでいるため、今はペットを飼えませんが後学のために質問です。子どもの頃猫を飼っていたときは、自由に窓から出入りさせ、日中は好きなように過ごさせていました。しかし最近では座敷猫、と言うのでしょうか、一歩も外に出さないで飼育するようです。ネコエイズが蔓延しているからとのことですが。全く外に出さないという飼い方はペットが可哀想だと思うのですが、いかがでしょうか。
猫を飼いたいのですが。 (akabana・神奈川県・パートナー無・50歳)
猫を飼いたくて、ずっと悩んでいます。一人暮らしなので、飼っても部屋の中に1匹で残しておく時間が多くかわいそうな気がします。また、そのような状況で飼うのは、自分を慰めるために監禁するようなものだと反対する人もいます。でも、動物と暮らすことで生活に潤いや張りを感じられるのではないかと諦めきれません。保健所に捕獲されている動物を引き取る里親だったらよいかと思いもしますが、それもエゴかもしれません。当の猫さんとしてはどんなものなのか知りたいです。
擬人化した動物たち (Kylin・大阪府・パートナー有・50歳)
住宅の設計をしていて不思議に思うことの一つに、クライアントが動物を人間”以上”の存在で考えているケースがあります。例えば、「犬が滑らない床材」とか…点。伴侶動物が「ペット」という従属物でなく、また「ワンちゃん」という人間以上に過保護にならないための考え方は、どう判別したらいいのでしょう?
感謝感謝です。 (dokinchn・東京都・パートナー無・40歳)
うちの子を助けてくれて本当に感謝。手術も上手で傷跡もわからないし、その後何年も延命しました。インコでしたが、あんな小さな動物の場合、具合が悪くなったらもう自分の生命力にまかせるしかないっていうか、お薬でその力をすこし助けるぐらいしかないのに、最近はしっかり手術までできるんですね。本当にありがたく思っています。鳥専門の獣医さんでしたが、犬猫以外の専門の先生がもっとふえてほしいと思います。
3日目の円卓会議の議論は...
「伴侶動物」と呼ぶことは、より深く理解すること
本日も具体的な皆さんの疑問や、お考えを拝見できてたいへんうれしいです。皆さんのご質問を拝見して、お伝えしたいこととして、まず、犬と猫は「伴侶動物」の代表選手であるということです。
■ペットとは違う、伴侶動物という視点について
伴侶動物というのは「ペット=愛玩動物」と少々ニュアンスが違います
。最近の存在概念とも言えるかも知れません。つまりは動物たちの人間の社会の中での一種の地位向上でしょうか。それが行き過ぎかと問われれば、行き過ぎではないと思います。
擬人化とは異なる
からです。「伴侶動物」は文字通り「伴侶=人生を共に歩む相手」という意味合いで以前の「愛玩動物=人間のむしろ一方的な都合で愛でられる存在」というニュアンスと一線を画します。一方的な都合が優先されるだけであれば、それは、動物の側の習性や生態が無視されることになります、伴侶であれば、もちろん
動物たちの特性や本能も理解した上でどのように共に人生を歩むのか
が考慮され、熟知されるということでもあります。
その分人間の側の準備も必要になるわけです。Kylinさんの疑問もそのあたりの線引きが微妙な時にわき起こるのではないでしょうか? 私のクライアントの中にも動物たちのために滑らない床にリフォームする方々がいらっしゃいます、そのこと自体は、共に歩む相手のためと思えば「行き過ぎ」ではないと思います。何をどこまでするかは、もちろん各人で異なるでしょうけれど……。その程度によっては「行き過ぎ」という場面も実際にはあるかもしれませんが。
■猫との生活について
猫ちゃんのお話も今回もご質問がでましたね、この件はまさに「伴侶動物」をどう理解するかにもかかってきますが。これには重要な点があります、
犬や猫は主として「野生の世界に住む場所はない」存在である
ことに注目して下さい。
ではどこに生きていくのか? 正解は「人のそば」なのです、つまり人が住んでいる場所はすべて、伴侶動物も住む場所になります、そんな中、たとえば野中の一軒家に住んでいるご家族の猫ちゃんであれば結果的に屋外と屋内を行き来せざるを得なくなるかもしれません。善し悪しは別として、しかし、「街」の中で暮らす場合には多くはお隣は数メートルと離れているわけではありませんね。街の中には「動物が好きではない」方もおられるし、「動物が好きでも触れられない」方もおられるでしょう。
一つはこうした他の人々との関係……つまり社会性を考えた場合にその中に溶け込んでスムースに暮らすルールの一つとして、猫たちも犬たちも一緒に暮らす家族が管理し、自由に家と外とを出入りすることは避けなくてはいけません。
第二に猫たちの幸せを考えた場合、ご指摘もあったとおり、たくさんの感染症が屋外には存在します。同時に沢山の車や列車、自転車などの往来もあります。
外に暮らす猫たちの寿命は2-3年といわれています
。家との行き来をしていても、屋外での危険に直面するリスクを考えると
屋内だけで暮らす猫の寿命は平均でも10歳はゆうに越えます
。いまは長寿の猫も増え、20歳の声を聞く場合も少なくありません。
猫は屋外にいるものだ、という考え方は今の形態の社会の中ではそろそろ捨てるべき時が来ているのだと思います。実際に東京のある区では、区長さんが陣頭指揮にたち、外の猫の問題をどんどん解決して行かれてました。そのためには住民の皆さんの理解が必須ですね。
また、猫はどちらかというと一人(?)のお留守番には耐える動物です。マイペースで日々を過ごします。「長時間放置されて良い」というわけではありませんが、極端な例でなければ、大きな問題にはならないと思います。伴侶動物は人間の家族の傍らでしか暮らせない、ということを考えると、1頭でも多くの伴侶動物を幸せにしてあげて欲しいと思います。そのあたりを考えてみて頂くと、お考えに少しプラスできるものがあるかもしれません。
具体的には
動物と暮らし始める前に獣医師など専門家とカウンセリングを行い、共に暮らせるかどうか、もし暮らすならどういう動物が良いか、という事まで話し合われると明確になってくる
と思います。
■犬と猫以外の動物について
また、伴侶動物の中には鳥も入ると思います、dokinchnさんのインコさんが良い結果になって本当に良かったです。最近では犬と猫以外の動物の専門のドクターも増えています。しかし、変わった種類の動物たちを、新たに、野生の世界から(人間の住む世界へ)導入する事だけはないようにしていかなくてはいけません。
伴侶動物という存在は数万年前にすでに人と共に暮らすという進化の道を選んだ動物たちであり、野生の世界に居場所がない動物でもありますので、そこを多くの方々が理解して下さると非常にありがたいです。
■ワクチンについて
ワクチンのお話
がでましたが、これは接種の前に必ずお話しをして、何種のワクチンを打つかを相談して決めます。幼い頃のワクチンは多くはあまり多くの種類のものは接種しません。(5種ワクチンくらいが良いかと思います。) その後、犬と猫で接種間隔が多少違いますが。初年度のワクチンは3-4回必要でその後に1年後、あとは3年おきの接種が良いとアップデートされた情報では言われています。これは混合ワクチンの話で、
日本での犬の狂犬病ワクチンは条例で決められており、年に1回となっていますし、保健所に登録の義務があります
。
そして 事前にあわせてワクチン接種に対するアレルギー反応の可能性もお伝えすることになっています。どのようなワクチンでも、何回目でも、過去に出たことがなくても、アレルギー反応は出る可能性があるので、毎回お話しをしてから、時には文書をお渡しして、後に接種する事が通常ですね。
では、明日は伴侶動物との暮らしで「人間が得る利益と動物が得る利益」について、皆さんからご意見頂けたら幸いです。
柴内晶子
獣医師 赤坂動物病院副院長
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