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どうして決算書が読めなくてはいけないのでしょうか?
決算書に対して、みなさんはどんなイメージを持たれていますか? 「自分の仕事とは関係ない」という方もいるかもしれませんし、また「昔から数字が苦手で……」という方や「株や投資に興味ないから、決算書が読めなくたって……」という方もおられるでしょう。おそらくは、難しいもの、あまり自分とは関係ないものと考えられているのではないかと思います。もちろん、細かいところまで読み解くのは難しいですし、それは専門家の領分です。
しかし、大きな流れをつかまえるのは、それほど難しいことではありません。基本的には、足し算と引き算、それに割り算ができれば大丈夫。そして、数字のディティールより、むしろ数字の流れや変化を知っておくことのほうが大切なのです。なぜなら決算書には、会社の「今」が数字によって表現されていて、その数字がこれまでと比較して大きいかどうか、他社と比較して健全かどうか、こうした比較において見えてくるものだからです。また、決算書の数字は自分とは関係ないどこかでつくられたものでなく、その会社で働く人たちの成果の積み重ねです。大小はあるでしょうが、その数字とそこで働く一人ひとりとは密接に関係しています。
それに、会社で働くということは、時間や労力を会社に投資しているということですから、株主や経営者同様にその状況を把握しておかなければならいのです。とくに、今日のような経済情勢では、入社・転職といった機会でなくとも、常々決算書をウォッチしておく必要があります。そして、これから会社の中でキャリアを築いていこうとするのであれば、決算書は読めればいいというものではなく、読めなくてはならないものになってきます。先の通り、決算書には会社の「今」が記されています。「今」を把握し、「これから」のビジョンを描くのが経営ですから、決算書を読めないということは、経営にコミットする意思がないと思われても仕方ありません。
さて、月曜日から核心に触れ過ぎているような気もしますが、何はともあれ今週は決算書について。みなさんは決算書を読むことができますか? そして、その結果をどのように仕事に活かしていますか? また、決算書について疑問・質問などもお寄せください。それでは、1週間よろしくお願いします。
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