

勇気やモチベーションを与えてくれる(らりっく)
20歳を過ぎたころから、行き詰まった時に必ず助けてくれたのは尊敬する人にいただいた数冊の本でした。カーネギーの『道は開ける』『人を動かす』(ともに創元社)や、『フランクリン自伝』(岩波文庫)などは何度も読み返しています。最近では『ザ・ゴール』(ダイアモンド社)などが印象に残っています。いつか読みたいものは、『インタヴューズ』(文芸春秋)。自伝的なものは、例外なく勇気やモチベーションを与えてくれる気がします。
違う世界を見るために(reiks)
育児と仕事を両立していると言えば格好いいけど、現実には家と職場の往復しかしない生活。家では家事と育児に追われ、職場では与えられた責任を果たすのが精一杯。唯一、誰にも邪魔されない時間は通勤の電車の中。仕事に役立てばと購読をはじめたメルマガがきっかけでビジネス本を読むようになりました。最近のヒットは、『スターバックス成功物語』(日経BP社)、『クチコミュニティ・マーケティング』(朝日新聞社)。ビジネスにも人の「思い」を込めることが、いかに大切かを思い出させてくれます。自分がどっぷりつかっている世界以外に連れていってくれるのが読書。ビジネス本と平行して宮沢賢治などを読み、対照的な世界を行ったりきたりできる通勤時間が気にいっています。
専業主婦だからこそ(mimiko・千葉・既婚・34歳)
わたしは専業主婦です。でも、ビジネス本を読むことによって今の社会の流れがみえてくるのでは、と読んでいます。実際、内容はビジネスだけではなく、普段の生活にも通じるものもあったりで結構参考にしています。外で働いてないわたしにとって、ビジネス本は社会とのつながりの1つとなっています。
自分も、自分を取り巻く環境も変わった(cosmic・東京・未婚・35歳)
わたしが一番感動したビジネス本は、『本音で生きてください』(IDAKI)。著者は、女性事業家の高麗恵子さん。24歳で大病を患われたが、ヤマハでトップセールスの業績をあげ、その後に2つの会社とNPOを設立している。この『本音で生きてください』には、自分の内面を徹底してつきつめ、曇りがない状態でお客さまに接すること。周囲の人に礼をつくし生き、仕事・生活の両面で成果をだすこと。それらがノウハウとしてでなく描かれている。彼女の生き方に圧倒され、日々見落としている大事なことや、すぐ馴れ合っている自分に気がつきました。そして、生活のリズムを変えて自分の感じたことが、なぜそのように感じたのかをつきつめ、答えがでたときに自分も変わり、また自分を取り巻く環境も変わった経験をしました。すごい女性だと思います。
こんな本を読んで奮起する人って……(ジョゼフィーヌ)
以前、営業をやっていたころは『セールストーク入門』や『営業の極意』などの本をよく読んでいました。どの本も、当たり前のことが当たり前に書かれているだけなのですが、基本を再認識するという意味ではそれなりに役にたっていたと思います。しかし、『チーズはどこへ消えた』(扶桑社)などのいわゆる自己啓発本は、抽象的すぎるうえに「この本に書いてあることが絶対で唯一の真実である」みたいな著者の傲慢さが鼻につき、反感すら覚えました。あと、「自分はこんなふうに成功した」などのサクセス本もイヤです。某旅行&航空会社の社長の書いた本なんて、書いた当時はよかったかもしれないですが、今は……。このような本は自主的に読むというより、上司などから薦められて読むことが多いのですが、こんな本を読んで奮起する人っているんでしょうか?と思います。
忙しさの中で忘れてしまっているものを(one&only)
正直、ビジネス本を読んでこれまでにない新しい考え方に出会ったり、知識に触れたり、それが実際の仕事に直接役に立ったりということはありません。どちらかというと、忙しさの中で忘れかけているもの、わかっているけれどもできていなかったもの、そうしたものを改めて提示してくれるものだと思います(『チーズに……』なんてまさにそうですよね)。ですので、定期的に読むことにしています。
人生を決めた1冊(moremore)
小学生の時、社会見学で某電気メーカーの工場見学にいき、そこで創業者の半生を書いた本をいただきました。あれから20数年、二度の転職経て、今その電気メーカーに勤めています。初めて読んだビジネス本が、自分の人生を決めてしまったのかもしれません。

畑違いのものからアイデアが噴出す(うっこ・福岡・既婚・30代)
ビジネス本はほとんど読みません。だからこそ、自分のやり方が開拓でき、成功したのだと思っています。もともと人の考えを参考にすることを退屈に感じる性分。逆に、若い人たちに「わたしはこうやった」と語る側にいて、それが楽しい。本当は参考にでき、これまで気付かなかったような内容も多々あるのでしょうが、「自分で考え、自分のやり方でやる」ということを基本にやっていきたい。普段はむしろ、まったく畑違いの文芸書を読み、美術館へ行き、音楽を聴きます。そのほうが、わたしの場合、よっぽどアイデアが噴出すみたいです。この本を読んで気になるのは、負けるべくして負けた当時の日本という組織と、現在の日本を比較すると、何ら進歩していないと思われることです。こんなことで本当に改革なんてできるのだろうか?と考えさせられます。

お金と時間の無駄(よねよね・埼玉・未婚・30歳)
『チーズ……』『金持ち父さん……』や、ビジネス書じゃないですが『……人の村』『地図が読めない……』。なんであんなに売れるのでしょうね?いつも不思議です。確かにセンセーショナルな部分もあるし、「なるほど」という部分も若干はあるのかもしれませんが、話題の展開が必ずしも論理的でないし、おいしい部分はちょっとだけ。どうもお金と時間の無駄という気がしてしまいます。

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