

きちんとした基準と公平な評価(まりい)
以前、外資系企業でアルバイトしていました。半年に一度、マネジャーが個人面談時に査定を公開するシステムでした。査定は、業務に関するすべての項目にきちんとした基準が設けられ、公平な目でジャッジされており、異議申し立てができるシステムでした。それがうまく機能していたかどうかはよく知りませんが、仕事の目標も立てやすく、自分の弱み・強みがよくわかりました。やる気次第で、バイトでも正社員になれる会社でしたから、仕事も楽しくできました。成果主義は、たしかに全面的に支持しかねる部分もありますが、上手に取り入れると、モチベーションアップにつながると思います。
変わりつつある「出世」の考え方(ゆっぺ・神奈川・35歳)
わたしは外資系企業で働いているので、「年功序列」がいいという考え方はしていないつもりなのですが、年齢、勤続年数で「序列」らしきものは、やはり生まれてきてしまいます。日本人の場合、そのほうが、スムーズに物事を運べることもあるからです。でも、わたしは認めたくありません。もちろん、管理職は必要です。だけど、その職をかさに、生産性を下げる人がいることもたしかです。能力がない人は、会社を去ってほしい。でも、能力がない人は、能力がないことを自分で気が付かないからタチが悪いのです。ただ「出世」という考え方がわたしたちの世代(30代)から変わってきていると思うので、今後、自然に企業も日本も変わってくるのではないかと思います。10年後くらいでしょうか。
年功序列配分を(ろくはる)
昨年、わたしの勤務先でリストラが行われました。40代以上の社員は全員給料を半分にカットされたのです。驚くべきことだと思いますが、半分にされた給料の平均額はわたしたち30代の給料を少し減らした程度という現実なのです。典型的な年功序列型の会社なのだと思います。わたしなどからすればそれだけの給与があれば、生活にはそれほど困らないと思うのですが、実際には仕事の士気に影響してきております。あれだけもらっていたものがもらえなくなる、だったら無理してまで働こうとは思わない、という意見が多いようです。
人には能力の違いがありますから、能力主義だけでは人生設計を組めないということもあり得るでしょう。そう考えれば年功序列はある程度必要だと思いますが、それだけで昇給をしてゆくと、こんなことになるのです。バランスの問題なのだと思います。
わたし自身は仕事ができるほうだとは思いません。ただ、人より時間をかけて、なんとかこなしているのだ、と思っております。もしも、わたしがどれだけ頑張ってもほかの社員よりも低い成果しか上げられなかったとして、会社が能力主義、成果主義であった場合、わたしは一番低い賃金で働くことになるわけです。能力主義・成果主義の会社は必ずこういう社員がいることになるのですよね。自分がその立場になったと考えれば、ここをターゲットにして給与の中の年功序列配分を決定してほしいと思うのは、わがままなのでしょうか。

会社の体質によって年功序列のほうが(ヒップアップ・兵庫・既婚・47歳)
色メガネなしで、正当に部下を評価できる上司がいて、初めて、能力主義も機能するのだと思う。社員を大切にしない会社においては、年功序列のほうがあきらめもつくし……。

企業・官公庁がewomanリーダーズの声を求めています。一人ひとりの声をカタチにして、企業・官公庁に伝える。それがイー・ウーマンとewomanリーダーズの活動です。ぜひ登録を!
詳細と登録

現在進行中のテーマはこれ! 今すぐご参加を!