

管理職・役員という感覚ではないが(ベンチャー・ママ・東京・未婚・30代)
以前勤めていた政府系の機関は、比較的、男女平等な職場だったが、なぜか大卒(新卒採用)の女性管理職がいなかった。わたしは途中で大学教員に転職したが、そのころは、「次に管理職になるのはわたし」という順番だったし、そうなりたいと努力もしていた。しかし転職のタイミングもあって、結局断念した。後輩の女性職員のことを考えると、もう少し頑張って管理職になっていれば、とも思うが……。今は昇進といえば教授になることだけなので、管理職・役員という感覚ではないが、上昇志向はある。
「管理職・役員に女性が少ない」。別にいいと思います(katou044・埼玉・既婚・33歳)
わたしは、管理職・役員を目指していました。過去形なのは、去年、体調を崩して退社したからです。幹部候補生として入社しており、それなりにやり甲斐を感じていました。もちろん年数を重ねれば、実力主義だと言われる昨今でも、おそらく管理職までにはなれたと思います。しかし、本当に役員になりたいかどうか。人(男女関係なく)にもよるでしょうが、それは意識の問題だと思います。
「権限、肩書きを得る」という目標で目指すのかどうか。それなりのポストに就くのであれば、さまざまな責任を取ることにもなり、決して甘くはないでしょう。官僚の世界でもそうですが、みんながみんな、役員になれるわけではありません。それは、単純に能力の問題だけではなく、政治的・派閥的な要因も否めないし、理不尽なことが多いのも事実です。でも、これは昔から慣習としてあるものなので、仕方ないと思っています。
そして出世欲というものは、男性にも女性にもあると思います。男女の壁はたしかにありますが、それを言い訳にするのはどうか。単に、女性が男性並みに、管理職・役員になればいいというものでもないと思います。男女には、基本的な機能の差があります。すべて同じようにやれません。やれたとしても、どこかでゆがみが生まれると思います。「管理職・役員に女性が少ない」。別にいいと思います。
せっかく仕事をするならば、常に目標を掲げていたい(kiitos・東京)
現在勤めている会社で、自分が管理職や役員になれることはありません。なぜなら典型的な日本企業で、女性の管理職や役員はいまだおらず、体質的にも希望が持てません。ただ、せっかく仕事をするならば、管理職や役員を目指すくらいの気持ちで取り組んでも、損はないと思うのです。視野も交友関係も広がりますし、仕事意識も高くなります。肩書きはどうでもよく、そのポジションに本来求められるべきスキルや、人間性を持てるように、自分自身を磨こうというやる気がわいてきますし、人間や知識の幅も大きくなります。いつかそれを活かせる場を見つけるまで、チャンスを無駄にしないためにも、目標や課題を常に掲げていたいと思っています。

機会があれば再度目指す可能性も(mokekek・神奈川・既婚・31歳)
育児のために退職してしまったので、現実的には管理職への道を放棄したことになります。でも、もしそのまま在職していたら、役員まではいかないにしても、管理職のポジションを目指して仕事をしただろうと思います。また今後、復職した際に、機会があれば再度目指す可能性もあると思います。よほどの専門職であれば、より専門的な能力を高めるために、そういったポジションを視野に入れないとも思いますが、会社での一般的な仕事を続けていく場合、そこでのスキルが積み重なれば、自然と上を目指すようになっていく気がします。
管理するより現場で(zukko・広島・38歳)
「管理するより、現場で動いていたい」。自分の仕事のイメージとは、そういうものです。3年後、5年後も、できればそうしていたいけれど、「年齢・経験年数を考えろ!」と最近よく言われます。
管理職という目標は「愛社精神」からくるもの(アールプラス)
わたしは起業して、現在は代表取締役のポジションにいます。管理職、役員を目指すかどうかは、その会社に対する「愛社精神」からくるものだと思います。上司に気に入られ、周りから「そこまで会社に尽くすの?」と思われていた人は出世していましたが、わたしは逆に、自分は会社に尽くしているつもりでも、実は都合のいいように使われているだけだと思ってしまい、賛同できませんでした。もともと人に使われるタイプじゃないのかもしれないけれど。会社の中の管理職よりも、起業した女性管理職・役員が今後増えるのでは? そうなったら、新しい社会が生まれると思います。
評価する側の力量不足(ぐっちゃん・東京・既婚・33歳)
何を目標に仕事をするかは、男女差ではなく、人間性の差ではないでしょうか。個人的には現在の女性管理職の少なさの原因の一つは、評価する側の力量不足だと思っています。前の上司はすぐ「でも、ハレーションが大きいし」と言っていました。説得するより現状維持。たしかにそのほうが楽ですものね。年齢・性別でなく、実際の仕事を正当に評価してほしい。その結果が役職や報酬に反映されるものと考えていますが、現実には程遠いです。またこのような意見に対してわが社では、「すぐ女性差別を持ち出す」とか「そんなに金がほしいのか」などと解釈を曲げられ、酒の席で広がります。差別でないならば、職能がどう劣っているかを説明して、指導すればいいだけなのに、あぜんとします。また「人間関係優先」だけの人もいますが、もし倒産したら職歴欄になんて書くのかな、と余計な心配をしてしまいます。現在、わたしは独立するために頑張っています。役職ではなく、内容とやり甲斐を目的にしたい。自分に返ってくることだからこそ、責任を持って、家庭も仕事も「ガンバルゾ」と思えるのです。その結果、人物に対する評価の基準が変化していけば、と思います。
「名選手イコール名監督」ではない(naomisan・東京・未婚・43歳)
「NO」を選んだのは、2つの理由からです。まず、「会社によって、ルールややり方が違う」。一般事務ではなく商法、税法などによって、ある程度、統一性のある経理の仕事をしたいと思い、何度か転職をして現在の仕事に就いたので、仕事そのものを楽しんでやりたいと考えています。それは、この先も同じ気持ちです。次に、「管理職・役員も適任者でなければならない」。自分自身、仕事の処理能力・判断力は少なからずあるほうだとは思います。しかし、「名選手イコール名監督」ではないように、わたしには管理職や役員といういすは合わないように思います。実際、現在の勤め先でも、実務能力は高いのに、管理職になってからは精彩を失ってしまった人がいて、かわいそうなくらいです。ある意味、部下が上司を育てる部分があるとわたしは思っていますが、その人に関して少しも思わないのは、わたしが狭量だからでしょうか?

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