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会議番号:2653

納税者番号の導入に賛成ですか?

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【開催期間】
2009年02月16日より
2009年02月20日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

森信茂樹　中央大学法科大学院教授、東京財団上席研究員

新聞各紙でも報じられている通り、納税者番号の議論が始まりました。きっかけは、2兆円の定額給付金が、「�……

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1日目の円卓会議の議論は...

新聞各紙でも報じられている通り、納税者番号の議論が始まりました。きっかけは、2兆円の定額給付金が、「ばらまき」と批判されたことです。

本来、定額給付金というのは、石油や諸物価が高騰する中で、中低所得の生活支援の必要な人に配ることを目的にしたものでした。しかし、誰が中低所得者かを特定することは困難で、年度末の支給に間に合わないということになり、急きょ「生活支援」から「景気対策」という趣旨に変わり、国民全員を対象とすることになりました。このことが、今日まで、無駄、効果がない、と批判され、総理自身の発言が揺らぐ根本の原因です。

もうひとつ、納税者番号の議論が出てきた背景には、社会保障番号の話があります。政府は、国民に生涯変わらぬ番号を付すことにより社会保障に関する個人情報を一元管理し、年金、医療、介護の給付と負担の関係を明確化するため、2011年を目標に、社会保障番号の導入を目指しています。この背景には、ご承知のようなずさんな年金記録の問題があります。そこで、社会保障番号ができるのであれば、それを税金の世界にも活用してはどうかという議論が生じてきた、これが納税者番号導入論のもう一つの背景です。

議論の進め方としては、2日目に、番号とは何か、世界の納税者番号制度を比べます。3日目は、番号を活用した新たな制度を考えます。4日目以降は、最大の課題であるプライバシーの問題を含め皆さんと一緒に議論を進めていきます。

初日の今日はぜひ、あなたの現時点での率直なご意見や疑問をお聞かせください。

森信茂樹
中央大学法科大学院教授、東京財団上席研究員


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