

仕事への情熱と周囲の力添えで(ナルママ)
かれこれ、12年ほど在宅で仕事をしています。きっかけは、妊娠でした。仕事をしながらでも、子どもと少しでも一緒に居られる、面倒も看られるという考えからでした。実際には、思ったより仕事ができないという現実がありました。そして、子どもに対しても思ったより大切にできなかったということ。でも、行き詰まったとき、自分がどれだけ仕事をしたいか、子どももどれだけ大切かを、パートナーはじめ、家族、友人に話をし、たくさんの協力をいただいて、仕事を続けてこれたと思っています。
子どもがいても、在宅であっても、本人の仕事に対する情熱、そしてそれを理解してくれる家族や友人の力添えがあれば仕事はできると思います。あとは、経験からですが、自分の立場(母親として、妻として)を忘れず、背伸びをしすぎないように、仕事をセーブする勇気を持つこと。子どもはいずれ手が離れていきます。そのときが来るまで、焦らず無理のない仕事を請け、スキルを磨くことが大切だと、思っています。
翻訳家を目指して勉強中(celtic・東京・既婚・37歳)
32歳の時に5年間の結婚生活にピリオドを打って再就職をしましたが、一旦社会から離れてしまうと仕事に就くのは非常に難しいと感じました。友人で2人の子どもを保育園に預けて在宅で翻訳の仕事をしている人がいますが、わたしも翻訳家を目指して勉強中です。離婚をしてみて経済力がないことの悲しさを経験しているので、どんなに大変でも子どもを育てながらできる仕事をしていかなければと思います。
空き時間に仕事をしようという心構えでは厳しい(mizuna・神奈川・既婚・42歳)
在宅フリーランスワーカーとしてひとこと。仕事を受注する一方、他の在宅の方に一部仕事をおろしたりしています。自分で時間のコントロールがきちんとできる方なら在宅でも仕事はできると思います。が、子育て・家事の空き時間にちょっと仕事をしよう、という程度の心構えではやっていけないと思います。子どもが熱を出したから、仕事はちょっとキャンセル、というようなつもりの人には継続的に仕事はないと思ったほうがいいでしょう。子どもが熱を出したので、昼間はつきそうけれど、請けた仕事は徹夜しても仕上げる、というガッツと体力がある人でないと難しいと思います。「在宅」は一種の自営業ですから、厳しさは会社員以上かもしれません。
成功や失敗を繰り返し、自分のスタイルを作っていく(smilinggate・東京・既婚・42歳)
自分が真剣に働いている姿は、どんな形であれ、子どもに見せたいと思います。わが家はたまたま子どもが病気がちだったため、家で仕事するスタイルができあがってしまいました。良い悪いは別にして、在宅というのは日中だけでなく、深夜や早朝、休日にも仕事が入ることが多いです。それだけに、自分の力だけですべてを回していくのは無理があります。子どもの健康状態や子どもの発達・成長の度合いに応じて、保育園や学校・学童にお世話になったり、子どもの友だちやその家族、仕事仲間に支えてもらいながら、日々を過ごしています。
仕事の責任を果しつつ、周囲と折り合いをつけて生きていくのは楽なことではありませんが、自分を育て、子どもたちを育てる上でけっして悪くない生き方だと思っています。最初からできないと思ってしまったら、どんなことでもできなくなってしまいます。成功や失敗を繰り返しながら、少しずつ自分のスタイルを作っていけるというのが在宅のよさではないでしょうか。
子どもが側にいては仕事にならないと思う(ふぉるく・東京・既婚・30歳)
Yesに投票はしましたが。実際問題、子どもが側にいては仕事にならないと思います。こうしてパソコンに向かっていられるのも、子どもが眠っている間くらいしかありませんから。会社での職務と同様の働きをするためには、SOHOであっても子どもをどこかに預ける必要があるでしょう。現在2歳になる子どもがおり、かつ妊娠中です。最初に妊娠を機に仕事は辞めました。いつかは再就職もしたいと考えていますが、先のことを考えると不安でなりません。収入はそれほど多くなくても、子育てや家事と両立できるような仕事の形態を求めていますが、働くために子どもを外に預けるとなると、フルタイムでない限り保育料金の捻出のため赤字となってしまいます。これでは本末転倒です。Yesに投票したのは、わたしのような働き方を希望する人なら、在宅でも仕事ができるのでは?という観点からです。
働く自分を見ながらたくましく育ってほしい(もこ・北海道・既婚・34歳)
昨年の夏に待望の第一子を出産した在宅ワーカーです。現在は仕事と育児と介護と家事に追われる毎日。憧れだったワーキングマザーになれた喜びでいっぱいのはずが、現実は在宅であるがゆえの苦しみも体験しています。在宅なら、幼い子どもを預けなくっても働けると思っていたのが甘かったのでしょう。仕事をしたくてもなかなか時間を作れず、夜中や早朝にまとめて仕事をし、体力勝負の日々が続いています。業種や仕事の量によっては、かえって会社に勤めたほうが楽なのでは?と思うこともしばしば。とはいえ、悪戦苦闘しながらも、実際に働いているのも事実です。働く自分(母)を見ながらたくましく育ってくれることを願いつつ、今日も夜鳴きと格闘しています。
良妻賢母しながらの仕事は難しいが(fukufuku・埼玉・パートナー有・40代)
賛成、反対いずれのご意見を見ても同感してしまいます。でもわたしの結論はYes。わたしは商店の子どもだったので「在宅ワーク」する母親に育てられたわけです。商店の子どもは物心ついたときから、仕事中の母親に構ってもらえないことは当たり前に受け止めています。しつこくまとわりつく度に制裁を受けて、学習したわけです。赤ん坊は背中かベビーチェアにくくり付け、幼児になったらテレビ漬け。晩ご飯はレトルトカレー。そんなふうでも子どもがグレないのは必死に働く母の背中を見ているから。仕事が終われば優しい母に戻るとわかっているからです。
今、「在宅ワーク」を希望する人が多いのは、つまり「良妻賢母をしながらお仕事もしちゃう」というイメージのせいではないですか? 「子どもがいても」というのは乳幼児が家にいても、という意味なのかそれとも「子持ちでも」という意味なのか悩むところですが、前者だとすると良妻賢母しながらお仕事もするというのは、かなり難しいと思います。やはり腕に覚えがあり、自分のペースで仕事を選べる一握りの方だけではないかと思います。
わたし自身は大変そうな母を見ていて、良妻賢母だけをする暮らしにあこがれていました。なのに「子どもはいつまでも側にいない」という厳しい現実に迫られて、下の子が小学生になったころから少しずつ家や外で働いています。そして今はそれがとても楽しいです。

会社員ながら自宅にもインフラを(はるたいママ)
保育園に2人預けています。それまでは、保育園児はなんとなくかわいそう、という先入観、3歳神話にどこか侵されていたのですが、いざ預けてみて一変しました。公園にも行けず、仕事の合間にだけ相手をされてテレビ漬けになる子どもよりも、保育園で思いっきり遊んで、夜しっかりと時間をとるほうが親子双方にメリットがあると思います。
わたしは会社員ですが、在宅でも仕事ができるように、インフラをコツコツと揃えてきて、今では一応会社でも家でも仕事をできるようにはしています。どうしてもの時と夜中には重宝しますが、毎日子どもを見ながら、家で仕事はできないと実感しています。大事な電話のときにも子どもは何か話し掛けてくるし、こちらも余裕がないし、そういうことで怒鳴りたくない、でもそうしないと仕事がおろそかになる、やはり子どもがいたまま家でできる仕事は限られるのではないかと思います。
会社員の在宅勤務も、まだ市民権がないですよね。会社にいないと、どうしても打ち合わせがしづらい、休んでいるのと他人からは見分けがつかない、資料が会社に全部ある、などなかなか完全な在宅勤務体系は難しいかもと思っています。自分や周りの意識改革が進めば、通勤時間の節約、昼休みに家事ができる、などメリットも大きいと思いますが。
在宅ワーカーと仕事をして(じゃらふ)
以前に在宅のお仕事を頼んだ時に、お願いした方は2歳のお子さんがいらっしゃいました。彼女は、子どもは短時間でも保育園に預け、仕事の時は、仕事に専念できる環境を作って仕事に望んでくれました。おかげで、集中して良い仕事をしてくださったと思っています。とはいえ、在宅でも通勤で仕事してても時間内に終わらないこともあると思いますが、そんな時にはお迎えを済ませてから残務だけを子どもを置きながらこなされていたようです。これができるだけでも随分違うと思います。在宅のメリットについて考えさせられた事例です。逆に通勤で働く者として、働き方に甘えがないか?と考えさせられました。
保育園を見つけてから、集中して仕事をできるように(ひろり・兵庫・既婚・34歳)
子どもが1歳になってから職場復帰しました。保育園が見つかるまでの半年間は実家の母に預けて出勤しましたが、母の都合もあり、週2日は在宅勤務しました。でも、実際やってみると、日中のほとんどは仕事になりません。わたしがいるのがわかるとかまって欲しくてまとわりついてくるからです。なので、仕事ができるのは子どもが寝てからの夜中。正直言ってしんどかったです。
保育園が見つかってからは、週2日の在宅は変わりませんが、子どもは保育園に行っているので、日中は出勤しているのと同じくらい集中して仕事ができました。合間を見て家事もできるし、夜遅くに子どもを迎えに行ってもすぐに食事をあげられるし、子どもへの負担も最小限にとどめられて、なかなかいい方法だなと思っています。またわたしは遠距離通勤なので、在宅の日に次の日の晩ご飯の用意もでき、通勤日の負担も減りました。子育てしながら自分の健康も守りながら働ける。完全な在宅でない今のやり方が、わたしには合っていると思います。
これからはどんどん手が離れていく(胡桃)
自分の部屋にこもっていても、子どもの騒ぐ声は聞こえてきますし、家の中に子どもがいるとなかなか集中できないです。フリーといえども、子どもが保育園と学校へ行っている間が仕事の時間。土日は子どもと付き合うと決めています。あと早寝して午前3時から6時までじっくりと資料調べをし、午前中パソコンに向かい、午後は買い物、畑仕事というふうにやっています。とはいっても、きつい仕事のときは食事の支度も夫に任せ、机でパンをかじっています。そういうときは怖くて子どもも近づいてきません。ただ、小学3年にもなると楽になったなと思います。向こうも読みたい本ややりたいことがあるので、「お母さん、お母さん」と寄ってきません。そのうちどんどん手を離れて母は仕事できる時間が増えるでしょうが、それはそれで少し寂しいかも。
子どもがいる時は自由な時間を使って知識を増やす(ゆりぼたる・岩手・パートナー有・50歳)
子どもの年齢にもよりますが、締め切りのある仕事は結構きついと思います。わたしも在宅で仕事をしていますが、子どもが巣立ってからのことです。子どもがいたらこんなに全力投球できなかったと思います。むしろ、子どもがいた期間は自由な時間を使って興味や知識の幅を広げることができ、現在の在宅ワークに結びついてよい結果が得られていると思っています。
育児・家事はマイペースで(メイスン・大阪・既婚)
小学生の子どもを持つフリーランスの翻訳者です。在宅で翻訳を始めてから10年がたちますが、育児・家事との両立には常に苦しんできました。子どもが小さいころは、寝かし付けながら仕事など不可能で、保育園探しに走り回り、小学校入学後も、昼間、仕事中に話し掛けられたり、お友だちを家に連れてこられたりすると集中できなくなり、イライラすることが多いです。その上、仕事量が一定でなく、急ぎの仕事が入ると、納期厳守のため家事もそこそこに、夜中も仕事をしています。仕事を依頼されると、度々、断ることもできず、つい無理をして受注してしまいます。
そんな折、ある翻訳会社から、翻訳の品質が悪いとのクレームを受けました。自分では精一杯やっているつもりでしたが、育児・家事をしながら、しかも、高品質の仕事をするには、時間不足、努力不足でした。かえって、会社という場で集中して仕事をし、家に帰ってからは育児・家事に専念できるほうがいいのかも、と思ってしまいました。ただ、現状としては、働きに出ることは不可能なので、これからは、仕事量をセーブして、良い仕事ができるよう、今以上に勉強して実力アップを目指したいと思います。育児・家事は、やはりマイペースですね。

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