

家族への心配りに罪悪感を覚え……(コンキン・東京・既婚・56歳)
子どもが中学生の時、再就職をしました。一番の困難は、自分の意識改革。専業主婦時代と比べると、どうしても家事・家族への心配りが「手抜き」になりがちで、罪悪感から無理をしがちでした。
復帰後の生活のリズムに(Ms.CD)
みなさんほどの苦労というのはないのですが、プロとしての体調管理や、正確に時間を把握する能力が、ブランクの間に鈍っていたらしく、最初は凡ミスを連発してしまいました。仕事の最前線に出るのは、やはり、子どもと向き合う日々とは時間の流れ方が違います。今では、戻りましたが、再就職後にいきなりマネジメント職復帰は、涼しい顔をしていても、実際はアセアセです。
会社でのポジションが難しい(Chikako-H)
11年勤めた会社を辞め、他の会社も経験したいと思い、派遣になって3年半。貿易事務なので、その経験は豊富でたいていのことには難なく対処できたとしても、その会社の経理上のシステムになかなかなじめず、苦労しています。社員の時の自分だったら、こんなことは絶対指摘されなかったのに……ということを指摘され、なかなか素直に聞けない自分がいます。仕事よりも、その会社でのポジションが難しいと思います。
厳しい指導と叱責を受け(まりい・大阪・既婚・38歳)
再就職は4年前、外資系アパレルでした。ブランクは7年ありました。身分はパートでした。デパートの中に入っているお店でしたから、元デパート正社員のわたしとしては、抵抗はなかったのですが、その店独自のさまざまなルールを覚えるのに時間がかかりました。自分より10歳くらい若い同僚ばかりの中でなじめるのかが不安でした。店長は同じ年のやり手の女性で、厳しい指導を受けました。感情的な叱責もあり、めげましたが、デパート時代の同期に相談したところ、「もっと割り切らないと」と励まされ、「叱責は、わたしだけに向けられたものではない、役割として言われているのだ」と思うようにしました。小さなメモをいつも持ち歩き、言われたことは休み時間にまとめてメモをつけました。他のショップを休みの日に見学し、ベビー服だったので、育児雑誌や子どものファッション雑誌を講読する、あと自分の見た目も、そこのお店に応じたものにするため、ファッションとコスメにはかなり費やした記憶があります。
そうしていると、個人の売り上げも伸びました。何度か表彰されたり、3カ月でパートのまとめ役までさせていただけました。その後、さまざま事情で退職、現在は市で子育て支援を非常勤職としてやってますが、あの半年のハードな「さび落とし」経験はとても役に立っています。
将来の起業のため(sagi・カリフォルニア州・既婚・59歳)
結婚する前はバイリンガル秘書をしていました。その後、結婚で米国東部へ。まず子育て(3人)を個人の基本人格形成期間の3歳まで家にいてやろうと考えました。末っ子が1歳になるまで、時々家族(義理の母)にべビーシッターになってもらって出掛けて行きましたが、自宅でできる翻訳、数が少なく子どもたちが寝静まった夜にできる翻訳が中心でした。知識を広めアップデートし、将来独立して事業する目的のために地元の短大に通い主人の理解もあって、子育て、パートタイムの自宅での仕事、短大卒業にこぎ着けたのが38歳だと記憶しています。子どもと主人が一緒に出席しての卒業式でした。
その後、末っ子が5歳になるころ、通訳翻訳業の自分会社をを設立ました。当会社が本年20周年を祝います。また、最新の情報を入れるため、ワークショップやクラス、いろいろなタウンミーティング、テープなどを利用しております。つぎはマーケティングを勉強し、東西のよりよい理解に貢献したいと思っています。
キャリア15年のパートのお姉さま(mermaid・既婚・38歳)
今年の3月に再就職しました。それまでもパートで働いていたのですが、今度はフルタイムです。正社員がいない全員パートの個人営業の設計事務所で、キャリア15年のパートのお姉さまが2人いらして、なじむのにとても苦労しています。わたしは資格もあり、ある程度のスキルがあるのに対し、お姉さまたちは独学で積み上げている方たちでした。上司から基礎的なことも教えてないので、みんなで勉強会をしなさいと言われ、やってみたのですが反応は冷ややかです。彼女たちの独学の15年を否定する訳にもいかず、毎日胃が痛くなります。
なにしろ仕事を増やすばかり(ポタージュ)
2カ月前に、約1年半のブランクを経て、再就職をしました。システムエンジニアとしての経験があり、休み中にも在宅ワークで以前の会社の仕事を引き受けていたので、社会に溶け込むのは早くできたのですが、組織の政治というか、職場の人間関係は消化しきれずにいます。歳の若いエンジニアが多いので、「●●さんて●●のプロジェクトマネージの経験あるんですよね」「●●さん、これ、お願いしますー」と押し付けられているのだか、謙そんしているのだかで、なにしろ仕事を増やしてきます。たしかに彼らよりわたしがやるほうが早いのでしょうが、と思いつつも仕事を増やすばかりです。入社早々人を育てるモードになるのは、難しいのですが、そろそろ腹をくくって下に仕事を振っていこうと思います。

母の姿を見ていたので(ダイナとマック)
母はわたしが小学校に上がった後、再就職をしていたことを思い出しました。母は開業もできるような資格を持っていたので、たぶん再就職への道はそんなに険しくなかったように予想しますが、そのころはまだ多くなかったであろう、ワーキングマザーが男世界で働くのはけっこう大変だったようです。何かと付き合えないことや、大切な約束でも時間を変更してもらわなければならなかったり。わたしはそんな経験はしたくないので、なるべく休暇を取らずに今の職場で働き続けたいと思っています。
冷静に受け流せるように(ururu・東京・パートナー有・30歳)
再就職、数えること5回目。今の職場には2年勤めています。おかげである程度のことが起きても「この会社はこういう常識でやってきているのか」と冷静に受け流せるようになりました。職場内でごたごたがあっても、われ関せずですし。ただ、年齢的に今の職場で若手なので、達観した目線を表に出せないことと、永遠に職場の考えに染まれないのは、サラリーマンとしては悩みであり、致命傷ですね。
もともと悩まない性格(エディター)
もともと新しい環境に身を置いて、ストレスを感じた、という経験がまったくありません。結婚した時、それまでの仕事を辞め、いったん専業主婦になり、その後、1年を経て、再就職しました。久しぶりの仕事に新しい職場。初日はやや緊張しましたが、仕事面でも人間関係においても、苦労を感じた覚えもなく……。もちろん、上司(年上でしたが)や先輩、パートの方々の性格を考えながら行動しましたが、それは苦労というほどのことでもありませんでしたので。ほかに気を付けていることといえば、自分が間違った時は素直にあやまって、軌道修正するということぐらいです。わたしの場合、深く考えすぎず、自然に振る舞っていることが、功を奏しているようです。

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