
「とこ勉」のすすめ(chachakocha・USA・パートナー有・49歳)
「枕元かベッドの近くなどにメモ用紙を用意しておいて、寝る前にメモする習慣がある方」の代表格が父で、「とこ勉」と称してました。長じて私は、寝しなにベッドで新聞に目を通すのが至福のひととき、というか寝しなにしか新聞を読む時間が持てない……。特集記事や国際面に、仕事上のヒントがポンと浮かびます。「明朝目が覚めたら」忘れちゃうといけないし、浮かんだときのフレーズやひとことが後で結構使えるので、すかさずポストイットを付せんに、マーカーと赤のサインペンで書き込み、チェック。定期的に整理してみると、自分が興味を持つ傾向や話題の流れが思いがけない角度で見えてきます。「とこ勉」、最近は起きしなにすると覚醒されて頭のエンジンがかかてくる感じで、そのまま仕事モードに入れるようです。
日記を読み返し、聞き役になること(momo-can・福岡・パートナー無・32歳)
私は毎日、日記をつけています。日常をつらつらと書いているだけの日記ですが、たまに読み返してみると、同じような内容で困ってたり愚痴を言ってる私がいます。何度も同じことを思うというのは、それが一向に改善されてないことの表れなので、それを改善するためには? と考えます。同じように、いろんな人がいろんな悩みや不満を抱えているので、とにかくいろんな人と話をして、それも愚痴や不平不満を聞く役として接すると、おのずといま足りないものなどが見えてきます。いつも相談役になることが多い私ですが、多くの人が同じような悩みを抱えてることに気付きます。もちろん、なかなかそういう時間を取ることができませんので、Web上での井戸端会議的なサイトを覗くことは非常に参考になります。もちろん、そこでひらめいたことはメモに書き留めますが、肌身離さずメモを持ち歩いてるわけではありません。数時間たって忘れてるようであれば、自分にとってはそれまでの内容だと考えています。本当に心に残るものはメモしなくても残ってますので、そのときに改めて手帳に記載しています。
現在の社会は過去のアイデアの宝庫(xxxmiyazixxx・東京・パートナー有・31歳)
私の場合は普段の生活。家の中でも、通勤途中でも、街を歩いていても、本屋で立ち読みしても、ネットを見てても、ネタは満ちあふれています。だって、この世界はいろんな人の過去のアイデアでできているんですもの。その蓄積がいまの社会。そして、その発想や視点を自分の引き出しに蓄積し、組み合わせて仕事に生かしています。
昔は自分の中からひねり出そうとして、大変な思いをしていました。私のネタは生活に、毎日に、世界にあります。
自分の中を掘ってアイデアが生まれたときの快感(mami osawa・東京・パートナー有・38歳)
最近はアイデアが欲しいときは、「じっとしてじっくり考える」ことにしています。以前は、本屋やCDショップや……といろいろ外部からの取り込みをOUTPUTにつなげるというやり方をしていました。しかしあるとき、迫り来る締め切りの数日前にインフルエンザで倒れてしまったのです。材料探しができない事態となっってしまい……。もう「自分の中を掘る=考える」しか手段がなく、2、3日深く考え続けてみようと思い立ったのです。キーワードをノートにメモし、考え付いたことをすべて書き、膨らませ……と。その期間はもんもんと悩み、たいへん苦しかったのですが、しばらくしてある瞬間、パッとひらめきがあったのです。それはそれは素晴らしい感覚です。それ以来「じっと考える」という方法が自分の中ではブームになっています。情報にあふれ、材料に溺れ、簡単に結論を導き出そうとする、そういう自分の生き方を少々反省しました。
時間は必要ですが、自分の中に眠る可能性に賭けて、脳体操だと思って、アインシュタインになったつもりで原始的に悩みながらアイデアを生み出しています。
しゃべることで整理するタイプです(mikaka・東京・パートナー有・39歳)
まず、しゃべる。私はどうやら、しゃべることで整理できるタイプのようです。その相手は、完全に話がわからなくなってしまったとんちんかんな人でも、7歳の娘でもいいのですから、わかってもらう必要があるようなないような(最近は、娘はこちらが聞くほうが多いので難しくなってきました)。でも、紙に向かったりしても出てこないのです。だれのために、だれと、どんなことをしているのか、何がしたいのか、いろいろととりとめもなく話しながら着替えさせたりしてます。
街で目にするたくさんの発見(いまいくん・埼玉・パートナー有・41歳)
とにかく街に出る。これが私の方法です。家具やインテリアのデザイナーをしているので、とにかく外に出ていろいろなお店のインテリアや商品を見ることで、刺激を受けるようにしています。ちょっと変わった色使いや、本来の用途と違った使い方をしているもの、いまはやっているもの、などなど街はアイデアの宝庫です。「何か面白いものはないかな?」と街を歩けば、いろいろな発見に出会えますよ。