最近は芸能人でも男性が育児休暇をとったりと、話題になることがありますね。今回は男性の育児休暇について、皆さんで考えていこうと思います。ちなみに僕は現在中2・小5・小2の息子それぞれに3カ月程度ですが、育児休業をとりました。大変なこともあったけど、やはりとってとてもよかったです。
政府は「子ども・子育てビジョン」(>>>厚生労働省発表 全文PDF)を先月発表しました。これは今後5年間の子育て支援に関する国の計画を表したものです。ぜひ子育て中、あるいはこれから結婚などを考えておられる方も、一度は目にしてほしいですね。これからの日本の子育てやその周辺に対する政府の意識が、よく見てとれます。
その中で大きな4つの大項目を立てて、ワークライフバランスの実現を目指そうとしています。その中で男性の育児休業について触れられています。
○子ども・子育てビジョン
4.男性も女性も仕事と生活が調和する社会へ(ワーク・ライフ・バランスの実現)
(11)働き方の見直しを
・「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」及び「行動指針」に基づく取組の推進
・長時間労働の抑制及び年次有給休暇の取得促進
・テレワークの推進
・男性の育児休業の取得促進(パパ・ママ育休プラス)
さあこれで男性の育児休業は劇的に増えるのでしょうか? 冷静に考えてなかなか難しいと思います。一方女性は育児休業取得率が80%を超えて、前回のプランの数値目標を早々にクリアーしました。政府はこのプランの中で、現状「1.23%」の男性の育児休業取得率を5年後の平成26年に10%にしようと目標を立てています。もちろん達成できなくても、罰則はだれにも起こりませんよ。企業などにお勤めの方は、夢のような目標だとあきれるかもしれません。
それでは今回は「みなさんの育児休業についての思い出、体験を教えてください」をお聞きしたいと思います。もし今取得中の方や、男性の育児休業者が周りにいたらぜひ教えてください。
小崎恭弘 神戸常盤大学短期大学部 幼児教育学科准教授 |
 |
|