
画像や顕微鏡を見せてくれる医師(るうこ・新潟・パートナー有・30歳)
医療関係の仕事をしているからか、○○医師が良いとか悪いとかという情報が入ってきます。実際、できるだけ多くの患者さんをさばこうとする考えの医院は多いですね。わたしは自分が納得できるまで質問をしたいし、自分が今どのような状態なのかを知りたいので、画像(耳鼻咽喉、膣内、X線写真)を見せてもらったり、顕微鏡を一緒に覗かせてくれる医師をかかりつけ医としています。これから冬が来ると風邪の季節。どんなに忙しくても自分の体を安心して任せられる医師がもっと増えるといいですね。
情報を仕入れて臨む(里穂・愛知・パートナー無・39歳)
今のところ、納得しています。もちろん自分でいろいろな情報を仕入れて臨むこともあります。情報開示という言葉が飛び交っていますが、患者側もデータを知ったり、調べたりして意見を交わしたりします。患者が主権を持っているのだから、医者は選択肢を与える必要があるはずです。医者自身が疑問や不安に感じていると説明もあいまいになる感じがします。過去、誤診で苦しんだこともありますし、薬物アレルギーを持っているので真剣になっているのかもしれません。
長年通院している病院なら(332・東京・33歳)
すべてYesというわけではありませんが、長年通院している病院の先生の話には納得しています。急病で行った病院では、納得するまで話を聞いたり、質問したいのですが、体調があまりにも悪くなっていくので、そういう余裕がありません。
メモしてインターネットで調べる(milkcoffee・愛知・パートナー有・35歳)
過去3回手術を受けました。今年の手術のときは先生から説明を受け、それをメモし、インターネットで調べたりもしています。ただ、いろいろなパターンがあるので一概には言えませんが。わたしが通ってる病院では毎年検査を受け、ずっと同じ先生にお世話になってるので信頼関係ができています。質問もしやすい雰囲気になってるので、何でも質問し納得してます。主治医の先生との信頼関係も非常に大事です。それまで大きな病気をしたことがなく、無関心でしたが自分の体だからこそ、いざというとき説明できるようにしないといけない責任はあると思います。

「明示」するしないは患者の最期にまで影響する(ぷろ子・愛知・パートナー有・34歳)
2年前、父を脳腫瘍で亡くしました。ガンマナイフという治療を試みて副作用の浮腫のために体の片側が麻痺し、1年半の間、入退院を繰り返すうち段々悪化し、最後には全身も動かなくなり昏睡状態になりました。
父の病気を見て一番感じたことは、治療に対する医師と患者側の「つもり」の相違です。医者の治療なら、患者は当然その先に「治る」ことを想定してます。でも医師は必ずしもこの病気を治そうとして治療をしていない場合もあります。病気の進行を多少遅らせるか、一時的に緩和するための治療。わたしたちは、それを治るための治療と信じて受け入れていたのではないかと思います。
そのための副作用に苦しまされ、副作用のために再入院し、副作用を抑える治療をまた受けなければなりませんでした。それが病気と闘うということなのでしょうか? 今でもわたしにはそれがよくわかりません。治すための治療でないことが明示されていれば、ほかの治療を、またはほかの過ごし方を選ぶことができたのではないかと思えてなりません。
患者側の気持ちを無視している(はなっち・兵庫・パートナー有・37歳)
そもそも、きちんと根気強く説明してくれる医者が、どれくらいいるのだろう? 医者に行く前に、聞きたいことをたくさんメモして、要領よく聞こうと挑むけれど、ひとつ聞いて、わかりにくいので、さらに詳しく聞こうとすると、大抵嫌そうな顔をされる。子どもが手術した時も、こちらは初めてのことで不安でたくさん聞きたいのに、医者は、たくさんの中の一人としか見ていない。その上、「大したことない手術だから」と言われた。患者側の気持ちを完全に無視している。ちゃんとわかってくれる医者はいるのだろうか?
田舎ではまだ「お医者さま」(Tail4・北海道・パートナー無・34歳)
わたしは、北海道の田舎の看護師です。田舎の医師は、まだまだ「お医者さま」なのです。田舎には、選べるほど医師はいなくて、専門医となると、都会に行くしかないのです。そんな田舎でお医者さまは、患者に対して威圧的で「僕の言うことがわからないの?」と、平気で言い放ちます。専門用語を並べて、患者がとまどっているのを見て「理解力なし」と判断しています。
医師の資格を取ると、経験年数とともに、鼻も高くなり、人の心がわからなくなってくる傾向があると思います。ある医師は、末期がん患者が訴える痛みに対して、「仕方ないでしょ、もうすることないんだから我慢するしかないよ」「今日は日曜日で薬出せないから、明日またおいで」と……。人間とは思えない発言です。人の痛みのわからない人間に、人が理解できるような説明はできないのではないでしょうか。患者さんの痛みは、がんの痛みだけではないんです。
いつも納得できないまま……(lovealways・東京・パートナー無・42歳)
わたしはここ3年間、同じクリニックで人間ドックを受けているが、結果を見ながらの医師との面談はいつも納得できないままに終わっている。決まって言われるのは、「大きな問題はないが、乳胞がいくつかあるのと、少し肝臓に脂肪が多いみたいですね」。そう言われと気になるのが当たり前、わたしは聞き返す。「このままだと、どういう危険性があるのですか? どういう病気になる恐れがあるのですか?」。それに対する医師の答えは「まあ、この程度なら大丈夫ですよ」。
現在は健康に生活しているのだから大丈夫なのは言われなくてもわかっている。今のデータから推測して将来的にどんな病気になるリスクがあるのか、リスクを減らすために生活習慣を改めたほうがいいのか、が知りたいのである。会社提携施設なので同じクリニックで受診してきたが、次回はほかのところで人間ドックを受けようと思っている。
患者の思いを受け止め話してほしい(Lio)
医療機関で仕事をしているので、言っていることはわかります。また、自分の働いている病院にかかった場合は、医師とのコミュニケーションがとりやすいので疑問なことは医師に質問できます。しかし、他院となるとそうはいかない場合があります。
過去にかかった開業医はひどかった。医師が一方的にものを言うだけで、威圧感を与えて患者に質問させない。質問したら怒る。しかし、その医師の知識は何十年も前の知識……。世の中にはこんな医師がまだいるのかと驚きました。
また、勤めている病院のムンテラ(患者・家族への病状説明)の場面で思うのですが、医師が一般の人にわりやすく話そうと努力しているのはわかります。しかし、たまになかなかわかりづらい専門用語がでてきます。そのような場面があったときは、「先生、今の言葉じゃわかりづらいかも」と伝えたり、ムンテラの後で患者さんに「先生の話で難しい言葉なかったですか」と聞いたりしています。多くの医師が、自分の言いたいことだけを一方的に話すのではなく、相手の話・思いを受け止めたうえで話をしてくれたらと思います。