
誠意を持てば患者に伝わる(アルトサックス・埼玉・パートナー有)
近所で比較的、信頼できる病院に家族で通院しています。それでも、薬の処方せんを書く際、「どの薬がいいかなあ」と患者がいる前で、口にすることもあり、内心「ちょっと待ってくれよ」と思うこともあります。処方を迷うことは人間である以上、仕方がないと思いますが、使う言葉を選ぶべき。迷っているなら、「○○の症状なので、この薬を使ってみます。2〜3日でよくならない場合は薬を変えてみましょう」などと言うべきではないでしょうか。
不安になってもらいたくないなら、「○○の場合もあるが、不安になる必要はない」、選択肢がある場合は曖昧にするより、「いくつかの選択肢があるが……」と説明すればいいと思います。医師は説明(時間)を惜しまず、具体的に誠意を持って患者にあたれば、どんな患者でもおのずと道は開けると思います。
セカンド・サードオピニオンを持つべき(gomame000・千葉・パートナー無・30歳)
セカンドオピニオンを持ち、不安な病名を言われたら必ず確認するようにしています。納得できなければ、サードオピニオンも持つべきでしょう。とはいえ、まず一人は信頼できる先生を決めておくべきだと思います。
嫌な態度をとる医師はノー・サンキュー!(ラムネ&タマ・神奈川・パートナー有・35歳)
わたし自身が医療従事者ですが、診察を受けた場合は納得できるまで聞きます。診断、予後(病気の経過の見通し)、治療の選択肢の有無などを聞きます。医療用語には一般用語とは異なるものがあります。その言葉にまみれている医療従事者は、それに気付かないことが多いので、質問することは何も失礼にはならないので、どんどん聞くべきです。聞かれて嫌なリアクションをするような医療従事者は、ノー・サンキュー!で結構です。わかった振りをしているほうが、後でややこしいことになりますよ。

医療従事者から見ても……(安芸津・広島・パートナー無・22歳)
病院に勤務しており、医師が患者さんに説明する場に立ち会うこともあります。しかし、その半数以上が、わたしが患者さんだったら、あまり納得できないだろうなと思うことばかりです。やたらと自分の治療方法を勧め、リスクの説明やそのほかの治療法の説明が短かったり。専門用語を多用したり、ばかにしているんじゃないかと思うくらい稚拙な言葉で説明しています。
コミュニケーション能力を身につけて(ワイコロア・埼玉・パートナー有・38歳)
医師と一言でまとめると、なんとなく頭が良くてまじめそうで信頼できるイメージですが、一人ひとり違いますね。一番困るのは、説明べたな先生。素人である患者さんが、わかるように説明できない先生です。やたら、専門用語が多かったり、早口だったり、もっと話す勉強、伝える勉強をしてほしいと思います。特に、臨床に携わっている先生! それと、想像力のない先生も困ります。患者(人)の気持ちを察せられない。普通の人でもこういうのは困りますが、医者でこのタイプは特に困ります。せめてコミュニケーション能力を身に付けてから、医者になってもらいたいです。
嫌な態度に聞くのをあきらめた(春菜・埼玉・パートナー無・32歳)
本当は納得するまで追求するべきなんでしょうが……。幸い、多少我慢すれば何とかなるような病状でしかない場合が多いので、納得せずに引き下がることがほとんどです。でも、そうでない場合もありました。わからないことを、「どうして? なぜ?」と、うるさくしつこく聞きつづけるわたしは、きっと医師にとって、非常に面倒な患者なんだと思います。「黙って医者の言うことを聞いていればいいんだ」と言わんばかりの態度に震えがくるような怒りがわき上がってきて、「もういいよ」とあきらめたことが何度もあります。「何でも相談できる、かかりつけのお医者さん」。ぜひ見つけたいと思うのですが、出会うのは難しいですね。
きちんと症状を診て、治療法を説明してほしい(anexile)
たとえば、風邪のため内科で診察を受けたとします。のどを診て、「のどは腫れていませんね」と一言あれば安心できるのですが、黙って、ささっと診て、最後に一言、「風邪ですね」では、ちゃんと診てるのかしらと、信頼できません。わたしは抗生物質・痛み止め類は最小限しか取らない主義で、時にはそう告げているにも関わらず、黙って処方せんを書く医者が多いのにもウンザリです。今の医薬分業では、病院を出て外の薬局でそれがわかり、また病院へ戻って処方せんを書き直してもらわなければならないのです。
逆に最高に信頼できた医者は、風邪っぽいと告げると、「風邪かどうかは医者が判断します。まず症状を詳しく教えてください」と言いました。その時は症状がひどく、抗生物質を飲むことになったのですが、抗生物質を決められた時間間隔で最後まで飲み続ける大切さを、きちんと説明してくださいました。わたしは、その時、こういう説明を聞きたかったのだと、心底納得しました。
きちんとした説明をし、結果を見せてほしい(星みづき・東京・パートナー無・39歳)
以前、薬による副作用がひどかったと医師に言うと、「その程度なら我慢しろ」と言われました。また別の薬での副作用がひどかった時に、自分で調べて副作用の注意用件の病歴があったのに医師が確認しないで処方していたことがわかり、それを医師に伝えると「文句あるか」というようなことを言われました。さらに別の医師にかかった時、処方してもらった薬は「わたしに効いたからきっと効く」と、信じられない処方でした。
薬だけ見ても、これだけ不審に思える経験があります。ほかの病気や入院・手術の時にも説明不足や医師のごう慢な態度は、数えればきりがありません。今かかっている医師は話を聞いてくれますが、それだけです。でももうほかの医師を探す気にもなれません。聞いてもらえるだけまだましか、というような思いです。
検査結果、治療方法、薬。すべてについて、わかりやすく納得できる説明を求めています。薬については調べることができるので良いのですが、検査結果は見せてほしいです。手術だってどんなものを切除したのか、写真だけでもいいから見せてほしい。たとえそれが「余命1カ月」というものであっても。
病院間の連携を(ゆかりっくす・神奈川・パートナー有・30歳)
何かを治療するに当たって、ほかにどんな方法があるのかというのを提示してもらえないことが多い気がします。以前より少しましになって、薬にどんな選択肢があり、それぞれの薬の特徴や副作用について説明されるようになったのは良い傾向だと思いますが、薬の投与以外には治療方法はないのかと思うことがあります。
また、昨年、非常に困ったのがインフルエンザの予防接種でした。昨年から妊婦でも受けられるという話を産婦人科で聞き、近くの内科に行ったら、初めて聞いたし、前例がないから実施できないと言われ、最後には「なんで産婦人科でやってくれないのかしら」と言われる始末。できそうな病院を紹介されることもなく、引っ越してきたばかりのわたしは、途方に暮れてしまいました。もっと上手に病院間の連携を取ってほしいなと思います。
態度が悪くてもクレームが少ない職業(muse929・東京・パートナー有・50歳)
わたしも医師です。以前、わたし自身が不妊症の治療を受けていましたが、患者の立場にたった医師には巡り合いませんでした。少なくとも忙しそうな態度や、人の目を見ない医師は患者のほうで立ち去っていくのが懸命です。医師もマナー教室でしつけを受け直す必要があると思います。同業として恥ずかしい方が多いのです。それと、あまりにひどい字を書かれる方が多く、紹介状のお返事に絶句してしまいます。最近はパソコン入力が多いので助かっておりますが。お金をいただいて、態度が悪くても、さしてクレームがつかない職業の一つでしょう。