

大声で笑うことって……(ちはる)
小学生の時に、クラスのみんなでおしゃべりしていて、わたしが大きな口を開けて大声で笑ったことがありました。すると先生(女性)に「女の子のくせに、恥ずかしいねぇ」とにらまれたんです。とても驚きました。わたしの家では、わたしも弟も好きなように笑いました。大きな口で大声で笑うと親や祖父母が喜んだんです。「子どもが笑うとわたしたちも幸せだね〜。いつも笑っていなさいね〜」と、いつも言っていました。子どもの笑い方にまで、男女の区別をつけなければならないのでしょうか?
選択科目と進学 (シアン)
自分の経験を思い出してみると、ジェンダー差をなくそうという努力が始まった時代だったような気がしますが、家庭科と技術科の授業が男女で分かれていました。ただ、一番納得いかなかったのは、進学の時の「女の子だから短大でいい」みたいな、無理に上を狙う必要はないという空気でした。先生によってもそういう考えを持っている人とそうでない人にはっきりと分かれていました。だから差をつける先生に対しては、親子で強く出ないと押さえ込まれてしまって、受験校を変更させられたなんてことはよくありました。その時に一番ジェンダーの差を感じたのと同時に、女性は強くならなくてはならない場面があることを学びました。
女が先ってところ、ないですよね (monry)
出席番号って必ず男が先ですよね。小学校から大学の学籍番号までそうでした。社会人になっても、社員番号は新卒同期で男が先でした。別にたいした問題じゃないのかもしれませんが、女が先ってところ、ないですよね〜。
今になって思えば異常だったかも(まさぴ・未婚・30歳)
小学校5、6年の時の担任(当時50代前半の女性)は、「座席は男子が右側、女子が左側。なぜなら右側というのは昔から偉い人、身分の上の人がいる場所だから」と言って、右側の列に男子、左側の列に女子を座らせてました。それだけでなく、当然「女の子なんだから優しく、女らしく」「男の子は強く」と。当時は何とも思わなかったけど、中学生になって「何か変だなぁ」と思い、高校の授業でとりあげたレポートにより(当時施行されたばかりの均等法がテーマ)しっかり目覚め、フェミニズムに興味を持つようになりました。学校教育、とくに小・中学生は先生の影響が非常に大きいです。先生方の教育をきちんとしてほしい。今になって思えば、わたしの小学生時代は、本当に異常、おかしかったです。
女の子らしさって?(tantasae・福岡・未婚・27歳)
公立の小学校に通っていました。当時は、女子と男子で、体操服の色は男子は青、女子は赤で違ったし、クラス名簿も男子が先にアイウエオ順で、その後に女子。ランドセルの色も男子は黒、女子は赤でした。わたしは、活発ないわゆる「おてんば」な子どもでした。低学年の頃、先生から、しばしば「もう少し女の子らしく、静かにおとなしくしなさい! 」と、怒られていました。わたしは、この言葉にとても不満だったし、もしわたしが男の子だったら、怒られないのかなあって、すごく違和感がありました。まだ、右も左もわからない子どもに、このような発言は教育上、適当でないと思います。結局「出る杭は打たれる」だったんですよね。今思い出すだけで、憤りすら覚えます。
声をあげることが大切 (ayutubo・静岡・42歳)
子どもの通った小学校ではジェンダーフリー教育に積極的で、混合名簿や男女別色分けの廃止などが早くからなされ、教職員の研修会などもよくやっていました。ところが幼稚園は男女別名簿で男色女色の区別があり、中学校に入ったら学校側のジェンダーに対する問題意識が薄く、がっかりしました。幼稚園から大学までの一貫した取り組みが必要だと思います。中学高校での家庭科も男女必修となり、自分たちの頃と比べれば改善されているとは思いますが、気になることを見つけるたびに声をあげていく努力が必要だと思います。
言い出したらきりがないです(たみたみ・東京・未婚・31歳)
小学校時代はスカートが嫌いで6年間、パンツで過ごしました。中学に上がる際、制服がスカートでそれが憂うつでした。母に健康上、革鞄ではなく男子が使っていた肩掛け鞄にしたらどうだと言われたので、「詰め襟買ってくれたらいいよ」と返したことをいまだに言われます。ほかにも家庭科の裁縫箱の絵が、女の子はお姫様、男の子は違う柄だったのを、単に好みが男の子用の方が好きだったのでそちらにしたりして、変わり者扱いされました。言い出したらきりがないですね。

性別を自覚することって必要でしょ!(いまいくん・埼玉・既婚・38歳)
「らしさ」の定義は時代とともに変化するものだし定義は難しい。が、自分が「女」か「男」かを自覚することって必要なことなんじゃないの?「女」だからこれをしちゃいけない「男」だからあれをしちゃいけない。みたいに言うのは良くないと思うけどね。

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