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「実権者」と言っても、その意味はさまざまですが……。
今年で結婚して15年になります。妻とは結婚するときに「フルタイム、パートタイム、アルバイトにかかわらず、とにかく2人で稼いで家に金は入れ、そのかわり家事や育児は分かち合おう」といって結婚しました。ですから、現在、彼女はフルタイムで働きわたしはアルバイトなのですが、これでもOKなカップルです。ただ、2人とも誰かに養ってもらおうなんていう気はさらさらない人間なので、それぞれ自分の税金や年金用の保険は自分で負担しています。
10年前に子どもが生まれたのですが、育児のために夫婦のどちらかが仕事をやめようなんていう選択肢ははじめからありませんでした。0〜1歳の時は妻が育児休業を取得したので、2歳〜5歳の時はわたしが育児時間を取得しました。当時は会社員でしたので、1日90分の育児時間を使って家事や保育所への子どもの送迎をおこないました。
現在は、家の近くで働きたいと考えまして、わたしはアルバイトに働き方を変えました。「夫は外で働き、妻は家事をする」という価値観にとらわれた人には異様な夫にみえるようですが、わたしは自分の信じる道をすすんでいきたいと思っています。さて、今週は「家庭の実権者」について話をしていきたいと思います。わが家の場合、経済的には妻が「実権」を握っていると見えるのかもしれません。
「家庭の実権者」という言葉を聞いて、みなさんはどんなことをイメージしますか? 「あなたの家庭の実権は誰が握っていますか? 」という質問をされた時に、なんと答えるでしょう。内閣府の男女共同参画社会に関する世論調査によると、「夫が外で働き、妻は家庭を守るべき」という考え方に「YES」と答えた人は47%という結果が出ています。「YES」と「NO」の割合がほぼ半数になったのは、調査開始以来初めてだということです。その背景には女性の社会進出が進み、女性も外で働くことが当たり前の時代になったということが一因として挙げられるでしょう。
しかし、一方では家事の分担は相変わらず女性が負担することが多いようです。家庭内における「男女の役割分業」は根強く残っていることがうかがえます。さらに、同調査によると、「家庭内の実権者は? 」という質問に対し、55.6%の人が「夫」と答えたと言います。女性の社会進出が進み、「男女平等」が当たり前のように語られていますが、実際はどうなのでしょう。女性がこれだけ活躍する社会なのに、家庭に戻ると家事や育児はやはり女性の負担、なんて状況が残っているのだとしたら変えていきたいですよね。
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