
小学生の間では、虫キングが流行り(しろりむ・三重・パートナー無・36歳)
知人の子どもと科学を楽しむようにしています。教えるというより、いっしょに学ぶという感じです。実際、自然観察に関しては子どもの方がよく見ていたりします。虫を捕まえてきていっしょに子ども科学図鑑を覗き込みます。虫の絵がたくさんある中から、一番似ているのを探すのですが、だいたい子どものほうが見つけるのが早いです。解説を読むのはわたしの仕事。いっしょに虫の話をすることで、わたしの世界も広がりました。
そうそう、いま小学生の間では虫キングというゲームが流行っています。カブトムシやクワガタを対決させるゲームなのですが、虫カードが重要な役割をします。虫カードを集めることで、虫に興味を持つ子どもも増えたそうです。ちょっとした虫博士もいるみたいでうれしく思っています。カードから実際の自然に興味が広がればもっといいなあと思います。
聞いてもいないことを勝手に教えてしまうのは……(ゆかりっくす・神奈川・パートナー有・30歳)
子どもは小さいのでこれからですが、自然の中で見つける不思議には、できるだけ一緒に付き合っていきたいと思っています。ただ、わたし自身の子どもの頃を思い返すと、ほとんどのことを不思議に思わない子どもで、学校で勉強して初めて「そんなことになってたのか!」と思っていました。たとえば、太陽の高さは昼が一番高いとか、毎日同じ方角から昇ってきて、昇った反対の方角に沈むとか。普段の生活で全然気付けない子どもでした。親から教えてもらうことはほとんどありませんでしたが、勝手に教えられなかったおかげで学校の勉強が新鮮で面白かったのも事実です。聞いてもいないことを勝手に教えてしまうのは、やりすぎなのかもしれないと思っています。
子どもの口にする言葉は……(肩こり大王・京都)
「教える」といっても4歳の娘が口にした疑問に答える程度ですけど。今は子どもが想像できる範囲で、科学と情緒を織り交ぜながら話をしています。子どもが口にする言葉って大人の視点とまったく違うので、わたしのほうが学ばせてもらっている感じです。
あの疑問も、科学として教える(メイ・サートン・兵庫・パートナー有・40歳)
子どもの「なんでこうなるの?」に答えていると、科学を教えていることになるのかもしれません。なんで湯気が出るの?とか何で昼間でも月がみえるの?とか。動物の生殖についても遺伝にからめて科学として教えると親もテレがなく、子供も納得しています。