
言語教育は人間的教育と平行して(holmeswat・福岡・パートナー有・39歳)
必要だと思います。現在かつてないほど世界で相互依存が進んでおり、この流れが続くでしょうから。異なる国の人、違った文化背景を持つ人と完全にわかりあうことはできないとしても、言語を学ぶことは相互理解のきっかけになります。しかし、まず母国語である日本語で自分の考えをしっかり述べることができる、ということが前提だと思います。自分がどこで生まれて、どんな文化を背景に育ってきたか、自分がどんな考えを持っているかを、きちんと意識し表現できる能力、また、論理的に考える力、他人と議論する力、相互理解を可能にする柔軟性、情報リテラシーなども併せて、年少から生涯学習の一環として、国が取り組むべき緊急度の高い、重要な教育事項だと思います。その上で、できることなら多言語教育が平行して行われれば理想なんですが。
ゆとり教育より語学を学ぶ環境の整備を(みいや・香川・パートナー有・42歳)
子どもが小さいうちから、英語に限らず、韓国語や中国語などに触れさせる環境が必要だと思います。公立の小学校でも、ゆとり教育より語学を学ぶ環境を整えてほしいものです。中学からでは遅すぎます。
まずは母国語。子どもが混乱してしまう(RAY・パートナー有・30歳)
多言語教育、必要だと思いますが、まずは日本語(母国語)がきちんと理解できるようになってからというのが前提です。というのも、ご両親とも外国籍で日本在住という方が知り合いにいて、家庭で使用する言葉が統一されていなかったとき、上のお子さんはなかなかしゃべることができなかったと聞いたからです。きっと混乱したのでしょうね。
私の子どもはハーフ(ダブル)なので、なおさら多言語教育の必要性を感じますが、いま2歳手前なので、まだスタートしていません。開始する年齢は、小学校に上がる前くらいからで十分ではと思っています。歌、絵本、DVDを使い、楽しく学習できるとよいなぁと考えています。
また、私自身、当時早期英語教育の走りだったのか、幼少時に英語の歌を母と一緒に歌っていました。一時テープに保存していて、それをよく再生して聞いたりしていました。この思い出はいまも母と私の記憶として残っています。
基本的な生活習慣の教育が先では?(リールー・北海道・パートナー有・32歳)
日本語以外に何ヵ国もの言葉を自由に使いこなせたら、きっとそれだけ世界が広がるのでしょう。娘は3歳ですが、すでにお友だちは英会話教室へ入学申し込みをしているようです。しかし、語学教育に熱心なものの、基本的な生活リズムの教育がおろそかになっているのが目についてならないのです。毎晩、夜中までビデオを見せていたために起床が11時すぎという子ども、朝ごはんは食べない習慣になっている子ども、ジャンクフード大好きな子ども。まず、基本的な食生活や1日の生活リズムを優先にするべきでは? と思ってしまいます。また、もし娘に言語教育を行うとすれば、その語学を実践できる環境も作ってあげたいと思ってしまい、必要だとは思ってますが、いまはまだ教育する気持ちになれません。
アイデンティティーを確立した上でなら(lio・神奈川・パートナー有・31歳)
その人、子どもの状況によりけりだとは思いますが、第一言語(基礎となる言葉)を習得して自分のアイデンティティーを確立した上で、ほかの言語を習得するのはとてもよいことだと思います。ただし、ルーツをきちんと持てない子どもは往々にして心の面でも問題を持ちがちなので、日本人同士の子どもなのに親が無理に子どもをインターナショナルスクールに入学させたり海外留学をさせるのは、不必要なことだと思います。
小さいときに鍛えるのは耳だけで十分(じゃり・福岡・パートナー有・29歳)
自分に子どもができたら、早い時期に音素を聞き分けられる「耳」だけ鍛えてやろうと思っています。思考力と自己主張力と自律心があれば、言語は自然とついてきます。幼いうちは無国籍人間にならないためにも、読書です。