
危機感を持ちつつ、科学者に望みを託す(IPウーマン・36歳)
次世代電池や、二酸化炭素固定化技術など、エネルギー関係の基礎研究に従事していたことがあるので、何としても「希望が見える」方に一票入れたいです。数年前の段階で、燃料電池の実用化はかなり困難、と言われていましたが、いやいやどうして、どんどん実用化が進んでいるではないですか! 科学技術の進歩は徐々に進むものではなく、ある発見を境にドラスティックに変わるものですから、ふとしたきっかけから解決法は見つかるはずです。各個人が危機感を持って環境を考えた行動をし、サイエンティストに望みを託すしかないのでは?
太陽熱を利用する科学技術(ヌマミズキ・35歳)
私が怖いのは熱帯夜。20年後、昼間の気温が上がればさらに厳しくなることでしょう。原因となる、アスファルトや建物にたまった熱を利用する科学技術があればいいのに、と思います。ためておいて冬に使うとか、南半球に輸出するとか。もう少し現実的に、太陽エネルギーを利用して都市で植物油をつくるのはいかが。ヒマワリを屋上で水耕栽培したり、アブラヤシを幹線道路の中央分離帯に植えたり。もちろん、この油は石油の代用に。
贅沢をつきつめていけば(ヒロカ・千葉・パートナー無・32歳)
とことん贅沢をつきつめればいいんじゃないかと思います。例えば、ものすごく美味しい食事がしたい→素材が悪いと不味い→水が悪いと不味い→空気が汚いと不味い→景色とか、空気も良くないとイヤ→とどのつまり、美食のために環境がきれいじゃないとイヤだ。という方程式が成り立つのではないでしょうか? しょせん人間ですから、きれいごとだけだとしんどいばっかりですけど、自分にとって利益のあることなら動くと思います。欲望とうまくリンクさせていけば、何とかなるのでは?

未来型の乗り物を(Bise・東京・パートナー無・39歳)
松井さんがご指摘のとおり、ヨーロッパはかなり環境問題については洗練された考えを持っていると思います。私が常々違和感を感じているのは、日本人は必要以上に大きな車に乗りたがるということです。こんなに狭い街や道路で、こんなに多くの車が往来するのに、それでもステータスなのかファッションなのか、百歩譲って安全のためなのか、大きな車を選ぶという方々の心理は私には理解不能です。ヨーロッパでは、こんなに大きくて立派な車なんてそう多くはありません。それに、車の代わりに公共交通機関を利用したり、自治体で乗り捨て自転車を用意したりといったアイデアや努力も見られます。自動車産業は日本の経済を支える大黒柱で、エンジンのエコ化もいち早く取り組んでおられますが、これからはもっとスペースコンシャスな車(未来型の乗り物)の開発をお願いしたいものです。
過ごしやすい避暑地が欲しい(emerald・東京・パートナー有・31歳)
自宅にて冷房をつけず、窓を開けても、入ってくるのは隣近所の室外機から発生する生ぬるい風。緑地や公園は季節問わず蚊が大量発生し、居心地が悪いものです。逆に蚊がいない公園は、人間を含む生態系に危険な殺虫剤を多量散布しています。渡り鳥のように、避暑地を確保したい今日この頃です。かといって、オアシスのような場所を砂漠にしてしまうのだけは避けなければ。
快適空間に居住できる、限られた人々(aming・兵庫・パートナー無・33歳)
以前、空中庭園や超高層都市構想などをディスカバリーチャンネルでみました。温暖化対策というわけではありませんでしたが、巨大な箱の中に快適空間をつくるってことなんだな、と思いつつ見ていて、気になったのは、「これって、全員が恩恵に預かれるのか?」ということでした。経済環境の二極化が言われていますが、こういう快適空間で居住できるのは限られた人では? 開発が進んで全員が恩恵に預かれるようになるまで、どのくらい時間が必要なのでしょう。その速度より、温暖化の速度の方がずっと速いと感じます。温暖化は食い止める努力、少なくとも遅らせる努力をしなくては、と思い、チーム−6%に登録しました。