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現在、ワインセミナーや講演、執筆のほかに、ワインを通じて人と人が集うことで得られる心豊かな時間を大切にしたサンク・センシーズCLUBを運営しています。コミュニケーションの仲介役としても、ワインの奥深い魅力を実感しています。一般的には、まだまだワインにはとっつきにくい印象があるかもしれませんが、ここ10年間で消費量が2倍以上になり、巷のレストランやショップの豊富なワインリストからも、日本人にとって次第に身近な存在になりつつあることが窺えます。
私はワインコンサルタントとして、経営者や各分野でご活躍の方々、大使館を通じて外国人のVIPとお話する機会があります。そんな時、年齢・職種も違えば、肩書きも異なる人々と盛り上がる共通の話題を持つのはとても難しいこと。でも私の場合は、ワインのおかげで会話に不自由したことがありません。当然ながら私は専門ですが、皆さんにとっても、例えば招かれたレストランや友人宅での会食、色々なパーティーなどで、ワインを飲みながら会話をする機会は増えたのではないでしょうか。
ビジネスの場では「自分という人間」を魅力的だと感じてもらい、一緒に仕事をしたい人だと思ってもらえるか、そして、その上でよりよい関係が築けるかが重要になってきていると思います。会社のブランドや肩書きではなく、その人の「人間力」が問われる時代になってきました。ビジネスの会食の席でも仕事の話に終始するのではなく、例えばワインを使ってコミュニケーションを円滑にすることができるのではないでしょうか。
普段の生活の中で、教養として、マナーとしてワインのベーシックな知識を知っておく必要を感じるか、それともそんな必要はないのか、皆さんの率直なご意見を伺うことができればと思います。