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国交正常化交渉、再開になぜ賛成? なぜ反対?
小泉純一郎首相と北朝鮮の金正日総書記による史上初めての日朝首脳会談が行われました。両首脳は、「日朝平壌宣言」に署名をし、来月中にも国交正常化にむけての交渉が再開されることになりました。しかし、こうした外交日程に対して「拙速に過ぎる」という批判の声も挙がっています。言うまでもなく、首脳会談の焦点とされた日本人の拉致事件で、8人が死亡していたという事実が影を落としているからです。
拉致事件について、金総書記は謝罪をし、「責任ある人々が処罰された」とも述べました。本人は無関係かのような言い分ですが、独裁国家で、そんな言い訳は通りません。実際、衝撃的な情報を知らされた後、小泉首相は、同行した安部晋三官房副長官らから「署名は待ったほうがいい」とも進言されています。苦渋の選択だったに違いありません。その共同宣言には国交正常化後に、日本が北朝鮮に経済協力するという内容も盛り込まれています。非公式の数字ですが、130億ドル(約1兆5600億円)という具体的な金額もあがっています。
となると、お金の援助をすることで、あの政権を延命させるのか、人民を抑圧する国家に多額の金をぶちこむのか、といった意見もきっとでてくることでしょう。だけど、じゃあ、共同宣言にも署名しないで、小泉さんが席を立って帰ってきたらよかったのでしょうか。これまで歴代政権が避けていたところを、小泉首相が行ったことで、安否情報も明らかになりました。むしろ、小泉さんが席をたち、決裂した場合、どうなってしまうか、それを考えなくてはなりません。経済援助がもしなされるとしたら、使途が明確になるシステムも必要でしょう。日朝交渉の再開、みなさんはどうお考えですか。
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