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2003/7/28(月) - 2003/8/1(金)
3日め

テーマ対北朝鮮外交、圧力より対話を望む?

今日のポイント

「対話」「圧力」は何のためのものなのか

投票結果 現在の投票結果 y55 n45 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
平岩俊司
平岩俊司 静岡県立大学教授

「対話と圧力」は、ともに両極端な政策ですので、YES、NOに意見が二分するというのも当然かも知れません。そもそも、この「対話と圧力」路線とは、クリントン政権末期、テポドン発射実験などによって北朝鮮を巡……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

相手国が何を考えているのか考えて(kimmy)

今までの政府のやり方が正しかったとは思えませんが、今はアメリカの情報に踊らされているように思います。隣国への外交は日本として考えなくてはいけないことがあると思うので、相手国が何を考えているのか、もっともっと積極的に対話するべきではないでしょうか。アメリカに同調していると逆に日本を脅威にさらしていくだけです。アメリカはアメリカの考えでそれに合った情報だけを流してきているのだから、それに惑わされることなく外交努力をしてほしいものです。

主張すべき事柄は主張しつつ(なつつばき・40代)

日本の国の始まりにまでさかのぼっても、縁の深い隣国。国際社会のなかに信頼できる関係づくりが必ずしも確立しているとは言いがたい日本。近隣諸国との友好関係の維持が平和の基本条件である日本。どの局面から見てもアジア、特に東アジアの国々との対等かつ信頼に足りるだけの外交関係の構築が、国際社会に一定の発言権を確保するうえでも欠かせない条件ではないかと思います。主張すべき事柄は主張しつつも、「対話を重視する」という基本姿勢を明らかにしたスタンスを毅然(きぜん)とした態度で示していくべきと考えます。対話イコール及び腰ではあり得ず、毅然としているからこそ対話重視を主張できるのではないでしょうか。

対話以外にはない(ponzu・東京・30代)

朝鮮半島の人々の願いは「統一」だと思います。日本がアジアの一員としてできることは、やはり対話以外にはないと思います。わたし自身は、武力による外交に反対です。どんな国に対しても、互いに利害があることは仕方のないこと。だからといって、「言うことを聞かないなら力ずく」という手法には賛成できません。日本が対話をするために今すぐ必要なのは、国交を結ぶことだと思います。

日本が第2次大戦までに朝鮮半島の人たちに行ってきたこと、北朝鮮が日本人を拉致したこと、さらには国際法上許されない貿易を互いにしていたかもしれないこと……。国交ができれば、これらの問題の解決が今以上にしやすくなるでしょう。さらに言えば、アメリカが名指ししている「悪の枢軸」という状況から北朝鮮を転換する手助けができるかもしれません。それは、東北アジア地域だけでなく、国際社会の平和と安定に寄与するといえます。最近では、日本が不況だからなのか、未来に希望を持った主張(思想)があまり関心を集めていないように思います。ですが、未来をつくるのはわたしたちであるはずです。

今の問題を真剣に考えているわたしたちが、希望を実現するための提案をどんどんしていくことが、今一番大切なのではないでしょうか。その次は具体的に行動することに進みますが、まずはどういう目標を立てるかが大事なのだと思うのです。「信頼醸成」という言葉があります。そして、「友だちには悪いものを押し付けたりできないでしょ」ともいいます。「圧力」よりも有効なもの、それが「対話」だという「理想」を日本がまず、実践しようではありませんか。

北風より太陽のほうがいい(リマインダー)

わたしは拉致被害者が帰国した際のマスコミの無節操な報道にへきえきして、今日までこの問題を無意識に無視していました。でも、考えてみればわたしたちはワイドショーや三流雑誌の本当かうそかわからない記事でしか、北朝鮮を知らないような気がします。日本にあれだけ近い国なのに北朝鮮については何にも知りません。もしかして政府も同じようなものなのではないかと不安になります。

わたしたちは戦争責任の問題から、中韓北の3国のことをあまりに無視しすぎたのではないでしょうか。たしかに話してわかる相手ではないかも知れませんが、そうだとしてももっと北朝鮮について知る努力をべきではないでしょうか。北朝鮮が残された家族までも無条件で返すはずがないことは明々白々だったと思うのです。だって返してしまえばそれ以上要求できませんから。あの時(批判があるでしょうが)もっと踏み込んで、より大きな経済援助なり食糧援助なりで、北朝鮮の門をこじ開けれなかったのでしょうか。北朝鮮の要求を越えるぐらいの援助で一気に国交正常化までもっていけなかったのでしょうか。このように言えば不満な人もいるでしょうが、それでも日本が核の恐怖にさらされるよりはマシなような気がします。とりあえず、北風より太陽のほうがいいような。日本の政府には圧力をかけて交渉の席に着かせるなんて高等な外交手腕はないのですから(これが一番ネックかな)。

NO

まともな形では交渉のテーブルには着かない(A6M2・愛知・既婚・47歳)

話しても時間の無駄だろうという意味でNOです。話し合いで解決できる相手なら、要所要所で妥協するなり、建設的な提案があるはずです。たとえは悪いのですが、第2次世界大戦のときの日本と同じような感じもします。つまり、あまりに強硬な姿勢を示しすぎて、自分から引くに引けないという印象があります。従って、逃げ道を塞がない程度に圧力をかけて置かないと、まともな形では交渉のテーブルには着かないと思います。また、相手は独裁国家ですから、言論・報道の自由があるはずもなく、北朝鮮の世論に期待することも不可能という点にも注意すべきと思います。

外交に不得手な日本(kuniwaka2001・神奈川・既婚・31歳)

圧力で押しまくるのはどうかと思いますが、今の状況だと多少の圧力は必要かなと思います。なぜなら、北朝鮮はまともに交渉できる相手ではないと感じるからです。たしかに下手に圧力をかけてしまったせいで、彼らが暴発する可能性は否定できませんが、拉致問題にしろ、今までの日本政府の対応をみていると、どうも弱腰というか、外交には不得手だなと思わざるを得ません。日本政府には、もっとしたたかな外交政策に取り組んでいただきたいと思います。

時間を与えていいとは考えられない(まゆみtm・東京・未婚・34歳)

一般常識で言えば、当然YESと答えるところですが、対等な会話が望めるとは到底考えられません。例に挙げるのもちゅうちょしますが、某狂信団体をほうふつとさせられます。当時、身内を取り返そうとしていた信者の親族には、対話でのアプローチしか選択の余地がなく、その間、暴走した教団によって信じられないテロ行為が展開されました。他国をつかまえてテロリストとは言いたくありませんが、メディアを通して見る限り、そんなに時間を与えていいとは、とても考えられません。全世界の心理学者総動員で、内部の有識者・権力層の蜂起による政権交代を画策できないのか……なんて、真剣に考える今日このごろです。

今までの外交状態を考えると……(瑠璃・大阪・パートナー有・30歳)

どちらかと言えばNOかな、と思います。全面的に圧力を掛けるのではなく、やはり話し合いは必要ですが、今までの外交状態を考えると、あまり効果があったとも思えませんし、圧力も必要ではないかと思ったからです。「アメとムチ」じゃないけど……北朝鮮問題もそうですが、なぜ、日本はこんなに「軽視」されているのでしょうか? 発言力もないし、本当に諸外国との外交をしているという状態なのかしら。そう感じるのはわたしだけでしょうか?

昨日までのみなさんの投稿を読んで

しっかりと目標を設定した上で手段を選ぶ

「対話と圧力」は、ともに両極端な政策ですので、YES、NOに意見が二分するというのも当然かも知れません。そもそも、この「対話と圧力」路線とは、クリントン政権末期、テポドン発射実験などによって北朝鮮を巡る情勢が大きく変化したため、それを受けて米国が対北朝鮮政策の見直しをしたときの「抑止と協調」路線に端を発するものです。北朝鮮のような政治体制の国に姿勢変化を促すためには、単に「アメ」だけではなく、「鞭(むち)」も必要である、すなわち、北朝鮮が仮に国際社会にとって受け入れられないような行動をとった場合には厳しく対処し、仮に国際社会の責任ある一員として行動した場合には北朝鮮に対する協力姿勢を見せる、というのが、いわゆる「抑止と協調」路線ですが、「対話と圧力」路線はその延長線上にあるものです。この「対話と圧力」路線は、「鞭」が厳しければ厳しいほど、北朝鮮は国際社会の責任ある一員として行動する可能性が高い、という判断に基づく、全体としては「圧力」に重きを置いた政策であると言ってよいでしょう。

われわれが気を付けなければならないのは、「対話と圧力」のいずれを取るにせよ、その結果、北朝鮮がどう反応するのかについては、不確定であるであると言わざるを得ないことです。「『圧力』をかけ続ければ、いずれ北朝鮮は暴発するかも知れない」、「『圧力』をかけさえすれば北朝鮮は必ず姿勢を変化する」、これらはいずれも確実な根拠に基づく推測とは言い難いでしょうし、北朝鮮がどのように反応するかは保証の限りではありません。国際政治の場においては、そうした限られた情報の中で政策を決めなければならないケースがほとんどなのです。

これを前提として、何のための「対話」なのか、何のための「圧力」なのか、という「目標」を、わたしたちは、しっかりと設定しなければならないでしょう。たとえば、北朝鮮に対する「圧力」と言った場合、北朝鮮の政治体制を動揺させることを目的とする「圧力」なのか、北朝鮮を国際協調へと導くための「圧力」なのか、では大きな違いがあるはずです。また、「対話」についても、単に当面の朝鮮半島危機を回避することだけを目的とした「対話」なのか、北朝鮮に端を発する朝鮮問題の根本的問題解決を目指す「対話」なのかで大きな違いがあることは言うまでもありません。

「対話」を取るにせよ「圧力」を取るにせよ、わたしたちにとっての「目標」をしっかり設定し、そのための「手段」として、「対話」がいいのか、あるいは「圧力」がいいのかを考える必要があるでしょう。

平岩俊司

平岩俊司

静岡県立大学教授

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