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2004/6/7(月) - 2004/6/11(金)
5日め

テーマ犯罪の低年齢化、危機感を感じる

今日のポイント

子どもと対話しながら自信を持って導いて

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凡例
キャスター
志賀こず江
志賀こず江 弁護士

長崎の小学校で起きた事件をきっかけに、犯罪の低年齢化に危機感を感じるかというテーマについて考えてきました。たしかに、最近、少年や、少年ともいえない子どもによって引き起こされた衝撃的な事件が続きました。……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

低年齢化というよりは低年齢だったからnew(mikaka・東京・パートナー有・38歳)

12歳のころ、友人のささいな一言でかなり傷付いて中学を公立以外にしました。今考えるとそこまでのことではないけど、当時のわたしには進路を変えるほどのことでした。今の社会状況で、ネットがあって、友人以外で人とのかかわりのチャネルが少なくなっている中で、わたしが加害者の立場でいま12歳だったら、同じことを考えないとはけっして言い切れないだろうと思います。正直、これまでの7年間、娘に手を上げたくなったことも今まで何度もありましたし。それでも何も起きなかったのは、分別が抑えてくれたからです。

手段が思いつけば、低年齢だからこそとてつもないことをやってしまうのではないか。この歳では社会での犯罪の位置づけまでは見えないから。娘(小1)を持つ親としてどうしたらいいかわかりません。低年齢化に危機感、というよりは、低年齢だったからやってしまっても仕方ない、それを防ぐにはどうしたらいいのか、今、娘に対する説明ができない。まったく手探りです。

心豊かになるような番組制作をnew(mikiyo・東京・パートナー有・42歳)

わたしにも小学校6年生の娘がいます。簡単に言えば「反抗期」ですが、親から見れば、まだ、心のコントロールがうまくいかず、言葉の使い方も正しいとは言えないというのが状況です。そういった子どもたちがメディアを通して大人の世界を垣間見てしまいます。印象的な部分だけが心にしみついてしまうのだと思います。

わたしと主人は、以前から子どものテレビアニメやドラマの内容が人を殺傷する場面があまりに多すぎると意見が一致。女の子にこういった番組見せるのはよくないのではないかと考え、もっと夢のあるものをとディズニーのビデオを見せたりしてきました。人(テレビの中では悪役ですが)を主人公がかっこよく殺傷していく、この場面だけが印象に残るのが子どもではないでしょうか。大人になれば何が悪であるか、人を殺傷するということはどれだけ周りの人間を不幸にするかが理性でわかるようになります。

どうか、これからの日本を背負う子どもたちに、もっと心豊かになるような番組を制作してほしいと願わずにはいられません。また、恐怖映画や殺傷する場面の多い映画などはもっともっと厳格に子どもに観せないよう制限していただきたいと思います。

ネットなどの各種サービスが与える影響new(wakuwa・関西・パートナー有・45歳)

携帯電話、ゲームソフト、インターネットでの各種サービスなど、今では小学生から中学生がそのターゲット客層になっています。日本では企業倫理が軽く考えられ、「売れればなんでもいい」とばかりに、その商品やサービスが子どもたちにどう影響するか、どんな問題が考えられるか、など、倫理面での検討がまったくないように、わたしには感じられます。大人でさえ、さまざまな誘惑や欲望に惑わされやすいのに、まだ精神的にも肉体的にも十分に成長していない子どもたちに、与えてはいけない商品やサービスは必ずあります。

その点、欧米ではどのような基準があるのか、知りたい。日本の経済至上主義の弊害が一番恐ろしい形で今、出てきているのではないのでしょうか。それは今まで誰も経験したことのない状況なので、「命の大切さを教えよう」などという形式的な呼び掛けしかできない文部科学省や教育関係者では、きっと対処し切れないでしょう。日本全体で、「今のわたしたちの生き方」について、真剣に考え直さないといけない時にきていると思います。

子どもをよく観察していかなくてはnew(すばらしい!・千葉・パートナー有・41歳)

自分にも小6の子どもがおり他人事とは思えません。このようなことがあると「もっとネチケットについて教えるように」などと早速東京都などが乗り出したようですが、教育現場ばかり命の大切さを教えろ、パソコン教育をしろ、ネチケットを教えろと過重負担。それでなくても学力低下論で負担が増えているのに。何でもかんでも学校に押し付けていれば、先生のほうにゆとりがなくなり、子どもの変化に気づかなかったり、子どもと会話する時間が取れなくなったりするのに。学校に押し付ける前に家庭はそしてマスコミも責任を持つべきです。

バイオレンス映画のビデオを見たとか、小説を読んだとか書いてありますが、映画ではR指定だったはずなのに、小説やビデオになったら小学生でも見られるというのはどういうことなのでしょうか? ホームページ上の言葉も心の荒れが表れているように感じますが、親や先生などの目に触れていれば対応が違ったと思います。友だち同士だと内容がエスカレートするだけのように思います。今は情報やゲームなど残虐なものに子どもは囲まれています。親は情報やゲームを選択して与えることができる存在です。賢い親にならなくては、子どもをよく観察していかなくてはと改めて感じました。

お互いの顔が見えない会話に危機感new(yuyufull・東京・パートナー有・29歳)

今回の事件は、インターネットでの、加害者に対する中傷が原因と言われています。わたしは、インターネットで、お互いの顔が見えない会話が頻繁に行われていることに危機感を感じます。顔を見て話すことで、お互いの気持ちを確認し合うことができるのではないでしょうか? 相手に対する思いやりも、直接面と向かい合っての会話から、生まれてくるものだと思います。インターネットが発達する以前は、人と話すことは日常でした。それを経験した後にネットを利用するのはいいですが、今の子どもは、人に対するさまざまな感情が発達する前に、インターネットという、便利な道具を手に入れてしまい、技術ばかりが先立って、大切な心が追いついてないように思います。命の大切さを理解していないために簡単に人を殺してしまうのだと思います。

世代による差より、個人による差new(norieda)

加害者と被害者の少女は、クラスメイトで仲がよく、チャットをしたり、お互いのホームページ上に書き込みをしていたとのこと。現実の世界とオンライン上の世界、両方を共有していることに、わたしは違和感を覚えました。わたしは、それぞれを分けてとらえているからです。たとえば、同じ意見を聞いた場合、わたしのことをよく知っている友だちと、わたしのことをまったく知らない人とでは、その反応が異なると思います。わたしは、インターネットで意見を交換することにより、自分自身が客観的にみえると思います。さらにオンライン上では、子どもが大人になったり、女が男になりすますことも可能です。しかし、それはバーチャルです。生まれた時からパソコンや携帯電話のある世代と自分とのジェネレーションギャップを感じました。しかし、人間は、たとえ違う時代に生まれた人間同士でも理解し合えるのではないでしょうか。だから、芸術や文化が存在し、共感できるのだと思います。世代による差より、個人による差の問題なのでしょうか。

排除するのでなく正しい使い方を示して(おっとっと・千葉・パートナー無・38歳)

犯罪が低年齢化しているのは確かでしょう。でももしかしたら虐待も昔からあったことでマスコミが取り上げるから今とても急激に増えているという印象を与えているのかもしれません。犯罪の統計でも昔は統計すらされていなかったのではないでしょうか。煽るような報道にはある距離を保つことが必要だと思います。もちろん学校で同級生に殺されるなどということが現実に起こるとは本当に信じられないことと思うと同時に、実年齢と行動、思考の年齢にギャップができつつあるのかも知れないと感じます。

一番気がかりなのは、学校の現場で刀狩的なカッターナイフの排除がなされていくことです。カッターナイフが問題なのではなく、その使い方次第で命をも奪うことありうる道具であるということを教えるべきではないのでしょうか。息子の学校では、早速持ち込み禁止のお達しが出ました。問題をすり替えてるだけでは思うのですが。

自己判断の仕方を学ばないうちに成長するのか(mij・愛知・パートナー有・40歳)

今回の事件ばかりでなく、青少年の犯罪のニュースを聞くたびに心が沈みます。情報や生活水準が高くなる一方で、人の心がどこか歪んだ方向に向かっているように思われます。人の痛みを理解したり、自己判断力を身に付けることを学習しないまま成長してしまうのでしょうか? そういったしつけや教育を怠っているわけではないと思うのですが、社会全体で優先順位がそういったことよりも、ほかに向いてしまっているように感じられます。もっといろいろな事柄について大人と子どもが話し、向き合っていくべきだと考えます。

独り立ちするまで見守る(mamarin)

動物をお手本にすれば、巣の安全を親が命がけで守り、独り立ちを助けるのが子育ての使命だと思います。最近、肝に銘じているのは自分の子どもをしっかり見つめようということです。この事件でも、パソコンの使用が要因と言われていますが、やはり子どもが扱いきれないツールを与える場合、親はしっかりと見張る必要があると思います。それは12歳の子に車の鍵を渡さないのと一緒です。

わたしは現在地域ボランティアとして週一度、6年生のために英語の授業のお手伝いをしていますが、わたしが出会う子どもたちは、どの子もキラキラと輝く瞳を持って未来を向いています。その輝きが消えないように、自分の子だけではなく、大人としてできるだけのお手伝いをしていきたいと思います。

NO

その風土から出た膿new(yokkom・関西・パートナー無・20代)

低年齢化は付随したもので、原因は結果的に大人に跳ね返ってくるものだと思う。手段として人を傷つけることを選んだ加害者は受け入れられないが、この事件をきっかけに母に「あんたも小学生の時、同じようなことでいじめられたな」と言われ、はたと嫌な体験を思い出した。事件の一つの小さなきっかけとして取り上げられている事柄で、身体的理由で言葉のいじめに遭い、相手を憎んだ経験はわたしの中にもあったからだ。でもなぜあの時わたしは憎む相手を傷つけなかったのか? 理由は幼かったからではない。傷つけてもそこから何も生まれないことを感覚的に悟っていたからだと思う。今、街を歩いても大人の視線が同じ言葉を発している瞬間がある。日本の個々の違いを違いとして認められない風土は根強いもので、犯罪の低年齢化はその風土から出た膿のようにわたしは感じている。

社会に対する恐怖を煽ることnew(caribou・東京・パートナー有・33歳)

Noです。低年齢化だけをクローズアップすることに反対だからです。マイケル・ムーア監督の「ボウリング・フォー・コロンバイン」では、コロンバイン高校の銃乱射事件の犯人が、犯行の直前に「ボウリングをしていた事実」を取り上げて、何が犯行に影響していたのか?を追求しています。当時アメリカでは、犯人の高校生たちが聞いていた音楽(マリリン・マンソン)が悪いとか、銃が悪いとか、さまざまな議論がなされたようですが、銃の所持率世界一のカナダより、アメリカのほうが銃による犯罪がはるかに多かったり、マリリン・マンソンは人間的であったり、残虐なゲームは日本製なのに日本の方が犯罪が少なかったりとマスコミ報道とは違う事実が出てくるばかりだったようです。社会に対する恐怖をあおることこそが、犯罪を助長しているのではないだろうか? 純粋ゆえに社会の影響を受けやすい年代の子どもたちがその犠牲になっていると感じます。問題は低年齢化ではないのかも。

一般化することに疑問(bearjbird・東京・パートナー無・35歳)

わたしは、Noに入れました。事件がある度に思うのですが、犯罪の低年齢化というように、加害者の年齢や環境を一般化することに、疑問を感じるからです。事件や加害者を個々に扱い、その事件から学んだことをどう今後に活かすかということを、自分が考え、行動していくことが大切だと思います。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

自分の物差しを持ち判断することの大切さ

長崎の小学校で起きた事件をきっかけに、犯罪の低年齢化に危機感を感じるかというテーマについて考えてきました。たしかに、最近、少年や、少年ともいえない子どもによって引き起こされた衝撃的な事件が続きました。そして、つい、わたしたちは、それらの事件を社会現象や社会問題としてとらえがちですが、落ち着いて個々の事件を考えてみると、極めて特異で個性的な事件と言えるのではないでしょうか。ですから、一般的に犯罪の低年齢化が起きているという問題ではないように思います。

逆に、一連の事件によって、わたしたちが突きつけられたのは、犯罪を犯した子どもの側の問題ではなく、わたしたち大人のありようでした。社会生活が急激に変化し、子どもたちの日常生活も変わってきたために、大人はそれについていけず、「わからない。理解できない」という不安から、つい、子どもたちに対して及び腰になってしまいがちです。自分が子ども時代をちゃんと生きてきたことに自信を持って、大人としての威厳を示したいものです。

今回の事件でも、いつものように、加害者・被害者のそれぞれについての情報が飛び交っています。情報が公表されるごとに、わたしたちはそれをうのみにして、事件の中身をあれこれ想像することとなってしまいました。しかし、事件発生直後の、まだ、捜査も何もとっかかりについたばかりのころの情報は、得てして推測の域を出ないものが多いのです。今回は、ご遺族が報道関係者であったり、早期に被害者側に代理人がつくなどしたため、被害者側からの情報発信も早いうちから行われたことは、とてもよかったと思います。

すべてのものごとに対して、自分自身の物差しできちんとした判断を下すこと、その判断によって行動することの大切さを、今回のテーマを通じて改めて思い知りました。

志賀こず江

志賀こず江

弁護士

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