
国籍で制限するのは差別(星みづき・東京・パートナー無・39歳)
「犯罪傾向が強い中国人やイラン人などの入国を選択的に制限することを強化すべきか」の設問には、「No!」と答えます。確かに中国人やイラン人が日本で凶悪事件を犯したことはあるでしょう。しかし、どの国の人でも犯罪者になり得るのですから、単に国籍だけで制限するのは差別でしかありません。
「外国人がみんな犯罪者であるわけではない」という意見は、やや「建前論」とのことですが、どうしてそう思うのか理由を知りたいです。わたしは中国や他の国から日本に来て、苦労しながら生活している人を多く知っています。彼らが、ただ「中国人」というだけで入国制限をされるとしたら悲しいですし、彼らは日本に対して非常に不快で悪いイメージを持つことでしょう。
「アパートの隣にアジア系とおぼしき人たちが集団で住みついたら、建前論だけではすまない」といいますが、彼らは言葉も文化も習慣も違う国にやってきているのですから、同朋と一緒にいることで多少なりの安心感が持てるのではないでしょうか? わたしは自分の隣人が外国の人であっても構いません。建前論の前に、もっと自分が差別される立場にを経験したらどう思うか、ということを想像していただきたいと思います。
入国制限の線引きは難しい(ゆかりっくす・神奈川・パートナー有・30歳)
私の住む地域は昔から工場がたくさんあるせいか、さまざまな国の外国人が住んでいます。入国の制限は確かにある程度は必要と思いますが、「この国の人だから危険」などと判断するのがまた難しいと感じます。イラン人については、上野公園に集まっていて怖いというイメージしかないのですが、中国人については、実は結構身近にいたりするし、日本に来る人の中にはお金持ちで向学心旺盛な人もいれば、犯罪者集団のような人もいるというイメージがあります。入国の制限をどこまで強化するか、というのは難しいところだと思います。
日本人同士も無関心。地域交流のある暮らしを(月の猫・神奈川・30代後半)
正直言って判断に迷いますが、でも、やはり国籍による差別はNoです。どちらかといえば、本国での履歴については、欧米人だろうが日系人だろうが、ちゃんと確認してほしいと感じます。また、一概に規制しても、四方を海に囲まれている島国では密入国が増えるだけで本来の対策にはならないのではないかと感じます。
それよりは、地域の連携を密にして、新入りさんが地域になじみ、また地域が新入りをきちんと受け入れるような暮らしがしたいと感じます。かくいうわが家もこの地区では新人ですが、全然、なじめません。向こう三軒両隣。ほとんど会話らしい会話をしたことがありません。互いにまずいところはあるのでしょうが、この無関心さがなくならない限り、外国人でも日本人でも、怖いことに変わりはないかと。反対に言葉が通じると安心している分、日本人のほうが怖いこともあるように感じます。先日の加古川の事件も記憶に新しいですし。