
合法的に受け入れること(いまいくん・埼玉・パートナー有・41歳)
「犯罪に遭うリスクが増えても、外国人に対して日本をオープンにすべきでしょうか」の問いに対するわたしの答えは「Yes」です。日本が先進国として現在の経済レベルを維持するには、少子化による若年労働層の不足や低所得での労働を補うための移民を受け入れざるを得ないでしょう。
これはヨーロッパの多くの先進国が経験してきたことでもありますよね。そして不景気になると極右団体による外国人の排斥運動が起こったりしているのをご存知の方も多いと思います。外国人による犯罪の増加を防ぐには、彼らを受け入れる際に、きちんとした就労先の確保をして、彼らの経済基盤を安定させた合法的な受け入れすること。そして言葉は悪いですが、ある程度の選別は必要となるでしょうね。
生活しやすい基盤作りを(ヴェリーメロン・東京・パートナー有・36歳)
外国人を受け入れる体制がしっかり整っていないのも犯罪急増の一因だと思います。外国人が生活しやすい基盤を作る必要があると思います。
犯罪に至る経緯に目を向けて(エコ・神奈川・パートナー有・34歳)
藤田さんのおっしゃるように「もちろん、ほとんどの外国人が犯罪とは無縁なことも事実」です。しかし、なぜ一部の外国人は犯罪に絡らんでいくのか。外国人全般や外国人労働者に対する厳しい条件、日本の物価の高さなど、外国人受け入れ態勢がまだまだ整っていないことが一つの要因です。
志高く来日したのになかなか日本の生活になじめない外国人に、犯罪組織が近づき誘惑し手を染めさせるのです。外国人排斥を検討する前に、外国人にも住みよい社会を考えるべきです。
支援の一つとして、奨学金の充実です。日本は諸外国に比べ奨学金の整備がまだ不十分です。また外国人労働者の不当な扱いをなくすよう雇用者側にも法の知識を正しく持ってもらうよう周知徹底が必要です。ただ締め出すだけではなく、犯罪に至る経緯に目を向けないと問題の根本解決は難しいでしょう。まだまだすべきことがたくさんあるのが現状です。

リスクこみで受け入れるしかない(月の猫・神奈川・30代後半)
「犯罪に走る可能性のあるものを排除する」という視点にたてば、それは最終的には「遺伝子操作」「遺伝子選別」にまでいくのではないでしょうか? そこまではしたくないし、されたくもありません。外国人を受け入れなければ生活できなくなっている日本で、多少の入国時の差別はあっても仕方がないと感じますが、国籍に基づく徹底した排斥は、国粋主義・自分勝手のようで納得できません。日本人が日本人だからという理由で、他国から排斥されたら?と考えれば、一番わかりやすいでしょう。要するに「罪を犯すかもしれないけど、そのリスクこみで受け入れるしかない」ということだと感じます。
税関ですべての犯罪者を排除できない(のほっち・山口・パートナー有・33歳)
国籍に限らず犯罪者は世界中に存在します。税関ではすべての犯罪者が排除されるわけではないですし、強制退去では何の解決にもならないと思います。人は外見では決められないと言いますが、善悪も見定められないのでは。犯罪を起こさない人が必ずしも「いい人」とは限らないような気もします。
アルバイト先の紹介を(星みづき・東京・パートナー無・39歳)
3日目のエコさんのご意見に同感です。藤田さんは「アジア系と書いたのは差別ではない」と言ってますが、私には詭弁に思えます。自分が住んでいるアパートの隣にアングロサクソン系の人達が集団で住んでいたらどう感じるのでしょう? その集団が毎日遅くまで大騒ぎのパーティをやっていたりしたら、クレームをつけることができますか? 沖縄では米軍人による犯罪が多いですが、日米地位協定に守られて、立件も捜査もできないような状態です。でも、それを理由にアメリカ国籍の人の入国を制限していますか? するようになったら、アメリカは日本に対してどのような印象を受けるでしょうか?
英語圏出身の人達には「英語学校の講師」という非常に割のいいアルバイトがあります。しかも「日本国内でも何とか英語は通じる」として日本語をまったく話さない人もいます。しかし英語圏でない所(アジアの多くの国と地域)の出身の人達にとっては、日本語会話ができなければアルバイト探しも大変です。そのため、本国に帰ればその分野では大学教授クラスの人が、生活のために道路工事などの現場で肉体労働のアルバイトをしている。このような場合、特技を生かしたアルバイト先を紹介できるようなシステムが必要なのではないでしょうか。実際わたしは中央アジア方面から日本に来ている人の支援を行っているNPOでボランティアをしていますが、本当に微力でもいいから何か力になることをできないか、としばしば思います。