

美しい言葉はまず母国語から心がけたい(mariadolores)
日本語とスペイン語の通訳をしています。職業柄、言葉には気を使っています。言うなれば言葉でお金をもらっているわけですから。心がけていることは、できるだけきれいな言葉、言い回しを使うことです。ネイティブスピーカーから、彼女のスペイン語はエレガントだ、と言われた時には何よりもうれしい思いがしました。ただ、母国語ではない言葉には気を使っても、逆に日本語には無頓着なときもあります。また、長く外国にいるからという理由で日本語と外国語をごちゃ混ぜにするというのは、聞いていてうんざりしますし、かえって文化レベルを疑われてしまうのではないでしょうか。まず、美しい日本語が話すことが、第2、第3外国語を話せるための基礎になると思います。
言葉はキャッチボール(宮里砂智子・神奈川・既婚・30歳)
本人の気にしている個人的なことやプライベートなこと、プライドを傷つけてしまったりして、関係が悪化したことがありました。わたしは、自分の意見をストレートに出すほうだったので、「生意気」と言われることもありました。言葉はキャッチボールなのでうまく投げ返せるようになればしめたもの。ヒントを書籍から学び、現在実践中です。また主人は、ユーモアのセンスがあるので、そこから学ぶようにもしています。家族との会話が楽しくなってきています。
わたしの言い方は「きつい」(tarbagan・埼玉・未婚・28歳)
2、3カ国語を勉強してきたので、学生時代は言い回しや、どのような発音、テンポ、語彙で話すか、ということに興味を持ってきたのですが、3年前に社会人になってからは、会社での話し方が気になってきました。学生の時は話すというと、友人とのおしゃべりか講義での発表が中心でしたが、職場ではお互いに意思を伝えながらうまく仕事を受け渡ししなくてはなりません。自分では「わかりやすいように、明確に」と思っていったことが、相手にはとげとげしく、きつく聞こえていることがあるようです。子どもの時から「言い方がきつい」と言われて、社会人になってからも自分なりに相手を傷つけないようにと思いますが、すぐには直りませんね。仕事上、上司にはっきり言ったほうが状況がわかりやすいだろうと思って発言したところ、「はっきり言うなぁ」と言われて、少し戸惑ったこともあります。これくらいで驚くようでは核心にせまる話ができないんじゃないか、と憤慨したくなることもありました。はっきりさせることと、あいまいな言い方でおいておくべきことの境目はとても難しいですが、直していきたいと思います。
心への思いやり(メリーメイ・愛知・未婚・47歳)
人と人との会話、これほど未知数な世界はありませんね。どんなにこちらが気をつけても相手の無遠慮さに傷つくこともあり、また逆も然りです。そのどちらもがピッタリ合った時が最高の気分を味わえるのですが、そんなことは滅多にあるものではありません。だからこそ、傷つけてしまったり、傷つけられたりした時の心の癒し方を身に付けていると、後味の悪いのもどこかに吹っ飛んでしまいます。この人生、数少ない人々の接点の中でそれほどすばらしく、会話上手な方にお会いしたことはないのですが、いずれそういう方にお会いできればと人生の楽しみにしているのです。また、そこに到達するにはわたし自身が学ばなければと、課題の一つでもあります。やさしい言葉遣いの中に理性や機知を感じる人ならばとても心安らぐことでしょう。
ゆっくりが基本です(JU)
わたしは、一言多いがために、これまで数々の失敗をしてきました。若い頃は自分中心に考えてばかりいたんだなと反省。ですから、この頃は言いたいことは半分以下に抑えるようにして、とりあえず人の話を聞きます。あとは無言でもとりあえずスマイル。これで口数が少なくても相手に好意を抱いてると思ってもらえる。口は災いの元でもあるので、一言多いわたしには有効です。
耳に心地よい話し方(巽)
時々、電車の中などで、思わず聞きほれるような話し方を耳にします。きれいな言葉を使っているというわけではなく、内容も特別なことは話していないのですが、なめらかに話し、耳障りな甲高い音でなく、突然ハイトーンになったりして均衡を破ることもなく、かつ相手にも口をはさむ余地を与えている……。たぶんそういうところがいいのでしょう。そういう話し方を聞いているうちにうっとりとしてしまい、途中で電車を降りるのが惜しいような気になってしまいます。話し方だけ心地良くても、内容が問題だというのはあるでしょうが、少なくともこういう話し方をする人は、必要な時に話を聞いてもらえるのでは。
美しい日本語を美しい言葉で(のえる・福島・未婚・30歳)
職業上、1対1で話すことが多いのですが、そのまま文章に書くことができるような日本語で、ポイントを明確にしながら、張りのあるとおる声で美しい言葉(というよりも、汚い言葉を使わないように)で話すように気をつけます。言葉はその人の知性はもちろん、思考プロセス、品性や気品、果てはお育ちまでを残酷なくらいに表してしまうので恐ろしいです。また「ノー」を言う時には、相手への「ノー」ではなく事象への「ノー」であることをはっきりさせて相手を傷つけないように配慮します。でも、かくいうわたしもまだまだ修行中ではありますが。
映画の中の美しい日本語(いつこ・九州・既婚・40代)
以前、小津監督の映画を見る機会があり、台詞の美しさにびっくりしましたことがあります。こういう話し方ができれば美しいだろうな、と思いながら見ていました。映画の中だけのことなのでしょうか。でもあの美しい日本語はマスターしたいものです。
海外在住の方ほど日本語が美しい?(mariyakko・東京・既婚・44歳)
気をつけているのはズバリ、「正しい日本語を美しく話す」ことですが、これがなかなか難しい。数年前のTVコマーシャルで、オノ・ヨーコさんの話し言葉の美しさに感激し、その後、TVで秋吉敏子さんの話し方にまたまた感激しました。海外にいる方のほうが、語尾上げに代表される流行の変な「しゃべり」や「アクセント」の影響を受けずに、小さい時に身につけた美しい日本語を保てるのでしょうね。また、美しいと感じる話し方とは、総じて「低いトーンである」ように思います。この点についても、海外で活躍されている女性は、自分を必要以上に「可愛く」見せる必要がなく、低いトーンで話すことがベースになっているのではないでしょうか。この「日本」で美しい話し方を貫くのはチャレンジですが、心がけていきたいです。
論理的であるよりも大切なこと(kiwafuji)
一般に、人に話す時は論理的に話しなさいってことになるんだと思うのですが、どうもそれだけでは伝わらないような気がしています。もちろん、的確に、短い時間で物事を伝達していく上でロジックは大切だと思いますが、相手を説得したり、議論で打ち勝つには、論理は結局平行線というやつを打ち破れないのでは?と感じます。田中真紀子さんではないですが、優れた論客となるには、その場に応じた修飾語、口調、レトリックを組み合わせ、使い分けることができることが大切なのだと思います。
相手の心の動きを見るために(chaozi)
話す時は相手の目を見るようにしています。相手の心の動きがわかるからです。ただ、じーっと見つめてしまうと、相手は圧迫感を受けるので、たまに視線を相手の後方にはずしたりしています。

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