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みなさん、こんにちは。何回かこのサーベイでもお話をしていますが、今回は以前からお話ししていた伴侶動物と暮らすことの意味を今一度ご一緒に振り返ってみたいと思います。私たち現場の人間の感覚では、ペットというよりは伴侶動物という感覚がかなり浸透してきていますが、一般的には今はまだ、やはりペットという言葉の方が馴染みは深いですね。実際の動物たちの位置づけや、なぜ一緒に暮らすのかの理由もきっかけも本当に人それぞれだと思います。もともと自然界の一部であった私たちは自分たちの作り上げた都会の生活の中でその根元的な部分を忘れかけている面があると思います。動物たちと一緒に暮らし始めることで得られるさまざまなことが、数限りなくあると思います。きっかけはいろいろでも、共に暮らすというそのことが非常に大切であるように思われる反面、生命と暮らすということの責任の重さや経験の貴重さ、小さな生命の生涯を担うという心構えなど、考えておかなくてはならないことが多くあることも忘れてはなりません。初めに子犬や子猫と暮らし始めるときも、姿がかわいいから、うんと幼い年端もいかない子ども達(子犬子猫など)を親や兄弟姉妹から早くに離して違う環境にポン! とおいてしまう、ということはやはりあってはいけないと思います。
立派で美しい犬や猫の存在が家族の気分を良くしたり、自慢したい気持ちになることは悪いことではなく、健やかな事だと思いますが、共に暮らす相手は美しく立派であるばかりではない場合もたくさんあります。相手の魂を引き受けられるかどうか? という部分が大切だと感じます。みなさんはどう思われますか? どうして動物と暮らすのか、1週間みなさんと一緒に考えてみたいと思います。