ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第37回 石井苗子さん

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石井苗子さん
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ストレスは“解消“でなく、“コントロール”するもの
- 佐々木
今、働く女性にとって“ストレス”は大きなテーマです。よくストレスはないのかって聞かれるんですけど、わたしにだってあるんですよ。
でも、もしかしたらストレス耐性が強いのかもって気がしている(笑)。石井さんは、働く女性にストレス関係で言いたいことがいっぱいあるんじゃないですか?
- 石井
一番大切なことは「ストレスゼロなんて人はいない」ってこと。胃も、肝臓も丈夫な人とそうでない人がいるくらい、ストレスに対しても丈夫な人と丈夫じゃない人がある。
ストレスに敏感、鈍感のどちらかひとつしかない人なんていません。みんな敏感なところと鈍感なところを、ストレスの種類によってそれぞれ混ざった形で持っている。そこを見極めなくちゃいけない。
- 佐々木
じゃ、ストレスの解消法を学ぶ?
- 石井
それなんだけど、ストレスはね、解消するもんじゃないのね。コントロールするものなの。
コントロールとは「管理」。つまり時にはストレスを倉庫にいれてしまっておくことも必要で。在庫管理という言葉があるでしょ。それと同じで、時々リリース、減価処分をする。これをうまくやらないと倉庫がいっぱいになって大変なことになる。
在庫管理を考えなくてもいいぐらい蔵が大きくて強い人はいいけど、たとえば病気だったり、あまり丈夫じゃなかったり、女性で無職で未婚で身寄りがなくて老後はどうしようと悩んでいたり。そういう人のストレスは、また管理の仕方も違う。教わらなくても自然に管理ができる人もいる。こういう人は先の3つの要素を使って支援する必要もないし、問題はない、ってことになる。
- 佐々木
というと、どうしたらよいのでしょう?
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