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原田永幸さん
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新しい制度を作って、やる気を高める
- 佐々木
給与体系という点では、店長に、お店ごとの報奨制度などを作られて、お店が活気づいてきたっていうことを伺っているんですが。同時に、店長やお店で働いている方が本社に異動することが可能な人事制度まで導入された、と伺いました。ずいぶん画期的な気がするんですけれども。
- 原田
これまでの人事制度を新しい人事制度に一日にして変えることは難しいことです。なぜなら社員一人ひとりには生活設計があるわけですから。ただ、そういう意味では、去年から移行のための試行を少しずつ始めています。
ひとつの例としては店長を対象とした業績に応じた報酬制度です。これは予算以上に成果をあげたら、自分がご褒美をもらえるというものです。
- 佐々木
利益が出たプロフィットは自分たちにも分け与えられると。
- 原田
そうです。またジョブ・ポスティングとして、本社と店舗で10人程度行ないました。こういう仕事がありますよ、こういうポジションがありますよ、と公募するのです。
- 佐々木
人事部が選んで本社への異動ではなくて、公募ですか。
- 原田
ええ、公募して選考して異動するということです。辞令一つでどこかに配属するなんて、昔の人事です。
- 佐々木
本人に手を挙げさせる、ってところがポイントなんですね。
- 原田
会社はこういう人材を求めている、と募る。本人が、「よし!それをやりたい」と手を挙げる。会社は一任し、本人も手を挙げたからには精一杯頑張る。このお互いの合意が個人のやる気に繋がる。そしてその個人個人のコミットメントの結集が事業の結果となる、それが組織ではないでしょうか。
- 佐々木
私も、小さいながらも2社経営しているんですが、ユニカルが今年で19年目を迎えるんです。イー・ウーマンの方が5年目。小さな組織ですけど、長い間いろんな人と接してきて、人を育てるのが一番おもしろいし、やりがいがあるし、難しいし。
でも、できた時には一番成果が大きい。だからお伺いしたいのですが、原田さんの頭の中に描くものがあっても、それを伝えるっていうのが、まずはひとつの大きなチャレンジだと思うんですが、これはどんなふうにやっていけば……。
7/20
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