
バンコクの悪名高い渋滞は今年も健在です。
特に月曜日の朝は、地方から入ってくるクルマも相まって、朝8時ごろをピークに、乗り合いバス、バイク、小型トラック、乗用車が、道路に溢れ返ります。
主要交差点には、日本の交番のような警察官の詰め所があり、ラッシュ時には、ここの警官が交差点の信号を手動に切り換え、交通の流れを調整します。
渋滞の激しいほうの道路は、クルマが前に動き出すまで、延々と青信号。
一方、クルマが少ないほうの道路にいると、当然のことながら、延々と赤信号……。
これが渋滞緩和に効果的なのかどうかは、首をかしげざるを得ませんが、いずれにしても、込んでいようがいまいが、朝夕に思うようにクルマを走らせることは、ここバンコクでは至難の業です。

道路が詰まりだすと、ちょっとでも前に進める車線に変更します。4車線の道路であっても、道幅に余裕があれば、みんなで協力し合って(?)5車線にしてしまうこともしばしば。少しでも前に進むことに、みんな努力を惜しみません。
よく言えば臨機応変に、おおらかに、あうんの呼吸でその場のルールができ上がります。