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今週のテーマ会議番号:1925
障害を持つ同僚が、身近にいますか?
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4日目/5日間
働く人の円卓会議
2位
【開催期間】
2006年06月26日より
2006年06月30日まで
円卓会議とは

高橋陽子
プロフィール
講演依頼
このテーマの議長
高橋陽子 日本フィランソロピー協会
円卓会議議長一覧
相手の立場にたって考えなさい、とか、相手の気持ちを慮りなさい、とは、よく親や先生からも言われてきまし……
議長コメントを全文読む
3日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 実は私もとまどいました (みなたこ・香川・パートナー有・40歳)
以前勤めていた会社に、片手の不自由な後輩が入社しました。入社前、上司はとてもとまどっていましたが、彼女は本当に一生懸命みんなと同じだけ業務をこなし、普段は障害者だということを忘れてしまうほどでした。ただ仕事をする荒れた片手を見たときに、彼女のものすごい努力と、できないと言えない周囲の雰囲気を感じました。今でも思い出す度に、無意識のうちに彼女を傷つけていたのではないかと思い、悲しくなります。

yes 周りが過敏に反応しているような (naomisan・東京・パートナー無・46歳)
私も腰痛を抱えているので、以前電車の乗換えの際、遠回りしてエスカレーターのあるところまで行ったとき、ちょうど車椅子の人が利用するというので10分以上止められたことがあります。その間、高齢者が諦めて階段を上っているのを見ました。そのことを車椅子を利用している友人に話すと、その人も以前利用したとき、人の視線が集中し、とても嫌な思いをしたそうですが、お願いしているので強いことが言えないということだそうです。そのあたりに、今後の課題がありそうだと思います。

yes 片耳が不自由な先輩 (ts・東京・パートナー無・23歳)
同じ部署でよく面倒をみてくださる先輩は、右耳が聞こえません。それを知るまでは、右側から話しかけてしまい、無視されていると感じていましたが、不自由であると知ってから、意識して左から話しかけるようにしています。

yes 私自身が障害者として (蘭々・北海道・パートナー無・48歳)
ほぼ生まれた時から障害を持って生活してきました。構えや遠慮は確かにありました。健常の子どもたちと一緒の普通の学校に通ったということもあるのでしょうが、とにかく親は「周りに迷惑をかけないこと」を第一に考えるよう、私に要求しました。そして私自身もそれを一番に考えて友人と接したり、考えて行動してきた結果、何十年経った今も、まず考えるのは、自分が何をしたいのかではなく、それで周りに迷惑をかけないかということです。長年刷り込まれた言葉は、私を自由にはしてくれません。

no 障害とは? (りんすけ・神奈川パートナー有・)
同僚はいないのですが……。目に見える障害であるならば、創意工夫・環境改善でいかようにも就労できると思っています。問題は、高機能自閉症や、てんかんのようなすぐにはわからない障害(この言葉は嫌いなのですが)を持つ人の就労は、まだまだ難しいということです。姪がてんかんで、息子の友達がアスペルガーですが、彼らの得意なことを活かせて、無理して体に支障をきたさない、そんな企業が増えて欲しいです。そのためには何ができるのかと考えて生活をしています。
4日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
「人の気持ちは聞いてみなきゃわからない」
相手の立場にたって考えなさい、とか、相手の気持ちを慮りなさい、とは、よく親や先生からも言われてきましたが、これがなかなかむずかしいですね。特に障害者に対する時は、気を使わなければならない、という先入観があるので、さらに難しいようです。それが相手に伝わるから相手ももっと気を使う、という悪循環になります。だったら、付き合わないのが一番、と、障害者雇用もなかなか進まない、ということでしょう。

意外な話をいくつかご紹介しましょう。

非常に小さくて先天性の骨異常の女性が車椅子に乗っていた時のアメリカでの体験です。彼女は、ある企業の「障害者留学支援制度」を使ってアメリカのバークレーという障害者自立支援で有名な町に来ていました。滞在中、何がいちばんうれしかったか、という質問に「道を聞かれたことと、ホームレスの人にお金をせびられたこと」と応えてくれました。日本ではちょっと考えられないことでしょう。

もう一つの例です。
当協会では、視角障害者向けの音訳サービスをしています。これは、インターネットで配信するサービスです。最近は個人的なニーズに応えるサービスもしています。プライバシーに属するもの―手紙、請求書、薬の飲み方なども、身近な人には読んでもらいたくないものです。そこで、インターネットを活用したサービスが欲しい、という要望で始めました。

すると、意外なことに趣味や遊びに関するものを読んでほしいという声が多く聞かれました。先日は、コンサートチケットの座席番号などを読んで欲しいという依頼を受けました。家族や友人に頼むと「いい身分ね」「そんな時間があってうらやましい」とか、何気ない言葉に傷つくそうです。

また、健常者と聴覚障害者と一緒の視察旅行に行ったことがあります。
最後の夜にみんなでカラオケに行こうということになりました。ただ、聴覚障害の方は行きたくないだろうから誘わないほうがいいのでは、という意見も出ました。でも本人に聞いてみよう、ということになり、少々遠慮気味に聞きましたら是非行きたい、ということになりました。

実際行ってみると、彼らは主役になってしまいました。カラオケの歌の歌詞はテレビに映ります。彼らはそれを手話で語ります。それを真似して、カラオケルームは、にわか手話教室に早変りでした。やっぱり当事者に聞く、ということが一番です。

頚椎損傷で車椅子生活を余儀なくされた女性がこう言っていました。1日に20回も「ありがとう」を連発したら、卑屈になってしまう、と。やはり制度的に保証したり、インフラを整えることが重要だと言うことを教えられました。人の善意はその後だと。

こんな具合に、こちらの思いこみで考えていると、とんだ思い違いをしていることがよくあります。要するに、人の気持ちは聞いてみないとわからない、ということです。

明日は、障害者雇用をしている企業等をご紹介しましょう。
みなさんは、障害者雇用は積極的に進めていくべきだとお考えですか? それとも、一緒ではなく、違う形で進めていきたいですか?

高橋陽子
日本フィランソロピー協会
高橋陽子


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