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今週のテーマ
会議番号:1982
うつや不安と「うつ病」の違い、分かりますか?
投票結果
33
67
564票
1133票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2006年09月18日より
2006年09月22日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
古荘純一 青山学院大学教授、小児精神科医
うつ病の人への対応をまとめてみました。 十分に休養をとることを保証する。「もう1カ月もたつのに」など�……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
適応障害ということで (customerseye・東京・パートナー有・47歳)
私も会社で孤立無援の状況になったときに体に症状が出ました。神経性の難聴と心臓に刺すような痛みがあり、このまま続けたらボロボロになるとおもい、神経内科の診断を受けました。そこでの診断は「適応障害」。思うに自分の意思でやめるために、その勢いをつけたくて病院に行った気がします。早期発見で完全な「うつ病」にならずに済んだのかもしれません。本当にうつ病だと、自分の弱り加減をはかることすらできなくなる気がします。
何ができるのか (きのみ・埼玉・パートナー有・32歳)
親しい友人がうつ病になり半年ほど休職しています。そう聞いたときは、やっぱりかと思いました。もともと真面目でがんばりすぎるところがある彼女には、何度か心配でがんばりすぎてるんじゃない、と言ったことがありました。体調に出るのですぐわかるのです。そのときは転職、自分の結婚式、母親の入院・看護が重なっていて、本当に心配していました。気づいていても何ができるんだろうとつくづく思います。
しんどかったです (やっちぃ・島根・パートナー有・40歳)
2年前、自分自身うつ病になりました。初めは 周りの人に心が弱いから、がんばってないから、と言われてそんな気になってみるのですが、だんだんと本当に感情がなくなるのです。訳もなく泣けるけど笑えない。なかなか気が付いてはくれないものです。特にパートナーは。私の場合、子どもに指摘され、病院に行ってわかりました。もっと、誰もに理解されれば、病気が進行する前に治るのに、と思うのですが。
本人の自覚がなくてもうつ病? (meg助・栃木)
父親が間違いなくうつ病もしくは神経症だと思います。しかし本人は絶対にそれを認めません。どこかに相談することもありません。10年以上そのような状況ですが、爆発しない限りは病気ではないのでしょうか? 私自身はそろそろそんな家族に限界です。自分を守るためにも、どのように対処していったらいいか知りたいです。
心の平和を維持するには? (ごまちゃん・横浜市・パートナー有・42歳)
うつ状態の初期段階なのか、うつ病として治療が必要な段階まできているのか、素人では判断ができないなと感じています。仕事上の人間関係でうつ状態だった同僚。環境を変えるようアドバイスし元気になったものの、程なくして部署異動でまたうつ状態に戻ってしまいました。心の平和を取り戻し、維持するためにはどんなサポートがしてあげられるのか。難しいです。
うつの人(?)への対応 (ひとふで・佐賀・パートナー無・32歳)
うつの人に「頑張って」などと励ましの言葉をかけてはいけない、と聞いたことがあります。本人はもう十分すぎるほど頑張っているため、負担にしかならないとか。でも日常会話のなかでつい「頑張ってね」と言ってしまい、後であの人には言ってよかったのだろうか? と考えることもあります。神経質になりすぎでしょうか。
うつの時の話題 (リリーベル・埼玉・パートナー無・25歳)
うつの状態と見受けられる場合は、こちらからの積極的なアプローチは控えた方がいいのでしょうか。挨拶や会話の際のポイントを教えていただきたいです。挨拶のとき、こちらは明るい雰囲気と大きな声でも大丈夫でしょうか。また会話の際は、ニュースなどの話題も明るく楽しいものを取りあげた方がいいのでしょうか。
5日目の円卓会議の議論は...
「こころの病について社会全体で理解を深めるべき」
うつ病の人への対応
をまとめてみました。
十分に休養をとることを保証する。「もう1カ月もたつのに」などの考えを持たない。
励まさない。
「死にたい」という考えを持つ場合は明確に否定する。
積極的に話しかけるのではなく話を聞く側に。
薬物治療の必要性を理解する。専門家のアドバイスを受け、薬の自己中断にも注意を促す。
こころの病気は、ストレスや環境の変化を契機に発症することが多い傾向にあります。進学・就職・結婚・出産など、周囲からみれば幸せと希望に満ちあふれた状況であっても、発症の契機となりえることは念頭に置いて下さい。その時に本人から発せられるSOSのサインを見逃さないことです。これも叱責や励ますのではなく、話を聞くこと。誰にでもそのようなことがあると受容的に受け止めることが必要です。
どの時点で相談するか
も難しい問題です。
以前と比べて生活の劣化が著しい場合
1カ月以上続く
身体症状が明らかな場合
休養をとっても改善しない
自責の念が強くなる
などが考えられます。ちなみに拙著「新 小児精神神経学」に、不登校の子どもを専門家に相談するべき状況を列挙しています。ご興味のある方は参照して下さい。
神経症のなかで最も有名なものに強迫神経症(現在は強迫性障害と呼びます)があります。典型的には手洗いや鍵の確認などを何度も繰り返す行為などです。本人もわかっているがやめられないのです。このような症状が強い場合も相談してください。
防衛医大精神科の野村総一郎教授は、
最近のこころの病気の特徴
として、「複雑化」、「軽症化」、「長期化」を指摘しています。これらの特徴とも関係しますが、私は「ボーダレス化」を感じています。つまり診断(病気かそうでないかの境界)、経過、治療効果が多様化しているように思います。実はサーベイのテーマも、私たち臨床家にも常に問いかけられることです。診断可能なのか、強引に医療につなげていないかです。
こころの病に関して、本邦で医師のみが対応できることは、「診断をつける」「薬物治療を行う」「公文書を発行し(診断書、鑑定書など)、患者さんを養護する」ことと思います。高度なレベルでは、治療、支援に関わる人のコーディネーターとなる。脳科学研究で、原因・治療などを解明する。専門家を育成する。究極的には立法、行政、司法に提言を行うことが要求されますが、現状はまだまだです。
こころの病は、本人の気のゆるみ、心が弱い、と誤解されるなど、未だに正しく理解されていません。
多い報告では、約15%(女性の場合18%)の人に、生涯のなかでうつ病の時期があるとされています。
こころの病は、出現頻度が高くかつ影響が大きいと言えます。自殺予防、治療・家族支援など社会全体で取り組むべき課題でしょう。
古荘純一
青山学院大学教授、小児精神科医
「子どもたちが持つ、3つの不安」
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「「悩み」と「病気」、治療に大差はない」
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「ビジネスで自分を活かす「メンタルトレーニング」」
2006年10月12日(木)開催!
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