イー・ウーマン川嵜昌子さん 40才以降も、仕事での挑戦は必要ですか？

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会議番号:2202

40才以降も、仕事での挑戦は必要ですか？

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【開催期間】
2007年06月25日より
2007年06月29日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

川嵜昌子　編集ディレクター、経営コンサルタント

皆さんからの投稿を拝見すると……。 lydia liuさんは、「今の職場はもう12年、副教授にもなり安定して�……

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2日目までに届いている投稿から...

より専門の生かせる場所に転職 (lydia liu・台湾・パートナー有・44歳)

現在、台湾の大学で日本語を教えていますが、研究分野は台湾原住民文化です。今の職場はもう12年、副教授にもなり安定しています。しかし、将来、台湾関係学科に移ることを考え、現在、教養部で原住民文化関係の講座を開く準備をしています。それが軌道に乗り、自信がついたら転職するつもりです。中国語で、しかも、台湾人の研究者たちに混じって、授業をし、論文を指導するのは、恐ろしく大変なことだとはわかっていますが、語学教師で終わりたくありません。

新しい自分に挑戦 (handsamlady・東京・パートナー有・47歳)

45歳で子宮頸がんが見つかり、手術・化学療法を経て少しずつ体力の回復をはかっています。卵巣欠損による後遺症がまだあります。病気以前に当然出来たことが、出来ない。一日に予定していたことが半分しか出来ない。そんな状況に最初は戸惑いましたが、病気になったことで得たこともたくさんあることに気づきました。病気によって成長した私が、これから何が出来るか。支えてくれた家族とともに、新しい自分を探しています。

転職をきっかけに挑戦の毎日です (ももろまん・静岡・パートナー有・45歳)

42歳でパートタイムから外資系企業に転職しました。パートタイムの仕事は10年勤めたのですが、家族の介護や長年の職場でのストレスから退職を決意。42歳のパートのおばさんだった私に一体何が出来るのだろうと、毎日不安でいっぱいでした。その後縁あって外資系企業からオファーを頂き、挑戦するしかない！と決意。新しい環境と仕事に挑戦を続ける毎日です。長年遠ざかっていた英語にも再挑戦。自分は新人のつもりでも周りからはベテラン扱い。より一層意欲がわきます。

少し遅い転職、でもよかった。 (non蒼papa・千葉・パートナー有・46歳)

100％自主的なチャレンジではありませんが、2年前に今の職場に転職。その少し前に、OBからの初めての転職話に、公私共にお世話になっている顧問弁護士に相談したところ「今の仕事でなくても大丈夫」とのこと。結局、ファイナンスからメーカーを経験したいなぁと思っていたので、そこはお断りしました。その後、3つのルートからお話があり、全てOKをいただいて縁があり今の職場に。予想どおり、メーカーでは幅広い法務を経験できて、楽しいと同時に、チャレンジしてよかったと思っています。

	年輪は人を豊にするはず (muse929・東京・パートナー有・52歳)
52歳で内科のクリニックを開業しました。子どもも高校生となり一段落?!　医療中心から医業へとなった訳ですが大変な中にも充実感の方がずっと貴重です。

3日目の円卓会議の議論は...

「そこまでやる」と「困難」が「楽」になる

皆さんからの投稿を拝見すると……。

lydia liuさんは、「今の職場はもう12年、副教授にもなり安定している」にもかかわらず、「恐ろしく大変なことだとはわかっている」挑戦を志しています。また、handsamladyさんは、「病気になったことで得たこともたくさんあることに気づき」、「成長し」「新しい自分を探している」ところ。

大変でも、本当に目指す道を進みたい。以前できたことができずに戸惑ったけれども、新しい自分を探している。いずれも、過去や今にとらわれずに、前に進もうとされています。

そして、思い切って挑戦された方たちは……。

ももろまんさんは、「パートタイムから外資系企業に転職」し、「新しい環境と仕事に挑戦を続ける毎日」。non蒼papaさんは、2年前に転職し、「楽しいと同時に、チャレンジしてよかったと思ってい」る。そして、muse929さんは、「52歳で内科のクリニックを開業」し、「大変な中にも充実感の方がずっと貴重」とのことです。

皆さん、満足感、充実感を感じていらっしゃるようです。

ところで、昨日、経営で一番安全な方法は「高い目標。変革。挑戦」であり、逆にもっとも危険なのは「堅実。保守的」と書きました。そして、イメージは「SASUKE」とも。（「SASUKE」とは、特別に作られたフィールドアスレチックの障害物をクリアし、体力/筋力を競うテレビ番組。）

「SASUKE」に出る、そして障害物を全部クリアしてゴールにたどり着くためには、何が必要か？　並々ならぬ体力、敏捷性。まぐれでクリアはできず、どれだけ鍛えたか、鍛え抜いたかが問われます。すなわち、鍛えて力がつけば、「困難」が「楽」になります。

「高い目標」を掲げ、努力することにより、力がつき、簡単になる。オリンピックを目指して鍛えれば、ただ鍛えるよりも、飛躍的に伸びる。「そこまでやらなくても」と、目標を低くすれば、それなりの力しかつかない。

企業も上場を目指し、いつでも上場できるレベルにしようと努力することで力がつきます。業界水準よりも高いレベル、国際的にも高いレベルを目指す。「ビジネスSASUKE」「お仕事SASUKE」を目指せば、競争力もつく。他と競い合う必要もなく、むしろ、手を差し伸べることができます。

高い目標は普通の努力ではクリアできない。限界を突破するためには、変革を図る必要がある。鍛えて、並々ならぬ力をつけることが、結局は「一番安全」な方法というわけです。

そして、「高い目標」も「挑戦」も、自分との戦い、自分との約束だと思います。挑戦の途中で、挫けそうになったことはあったか、どう乗り越えたのかも教えてください。

川嵜昌子
編集ディレクター、経営コンサルタント


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