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会議番号:2491

洞爺湖サミットに、注目していますか？

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【開催期間】
2008年07月07日より
2008年07月11日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

山田厚史　朝日新聞　シニアライター

洞爺湖サミットが始まりました。初日の7日はアフリカから「お客さん」を招いて、意見を聞いた。世界の貧困�……

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1日目までに届いている投稿から...

	主役は私たち (ポーチュラカ・福島・パートナー無・40歳)
私も家族も洞爺湖サミットには注目しています。アメリカがどんな発言をするのか、気になります。しかしサミットに環境問題や石油、食料の高騰問題をゆだねるつもりはありません。私たちは等身大で問題に取り組まなければならないと思っています。

議長国日本の正念場 (noriari・兵庫・パートナー有・36歳)

各国首脳がそれぞれの国で支持率が低いとか傀儡政権であるとかあまり期待できる批評は多くなく、私も同様に感じていますが、でも、注目はしています。仕方がないから米国の言うとおりに……という姿勢から「意志を持った大人の国日本」にぜひ脱皮していただきたい。例年以上に過酷な課題ばかりだからこそ、明確な解決策は見出せずとも有意義な議論を巻き起こすことはせめてして欲しいのです。

	期待はあまり (Aska)
洞爺湖サミット、もちろん注目しています。けれども過剰な期待はしていません。福田首相がどうの、アメリカ合衆国がこうのといいますが、それぞれそれなりによくやっていると私は思います。ある程度「ショー」であることは否めませんが。

	世界に配信することが大事 (くにっちゃん・京都・パートナー無・34歳)
日本が議長国となり、ちゃんと仕切ることができれば、世界の注目を集めると思います。洞爺湖という日本が誇れる地で、問題点を議論することができれば、やることに意義があったというもの。ブッシュは任期ぎれ中国は不参加。それでも政治ショーはやるべきではないでしょうか？

これだけは決めたい「何か」 (武士道・愛知・パートナー有・33歳)

今回のサミットで、福田首相は「これだけは絶対に決めたい」という何かを持っているのかどうかが伝わってきません。流れにまかせそうで、不安です。私がこのサミットで注目するのはやはり日本の首相の「発言」「熱意」「ふるまい」などです。未来を形成する大切な時期のリーダーとしてふさわしいかの判断を下し、今後の政党選びの参考にしていきたいと思います。

日本の存在感 (pearl513・東京・パートナー無・31歳)

居るのに居ない感じ。いつも曖昧……と言うのが、私が日ごろ福田さんに対して持っている感覚ですが、サミットでも、同じだと思います。今の日本は、アメリカやフランス（もちろんその他の国も含む）の主張を、まとめられる器を持った国だと思えません。結局、同盟国の機嫌を損ねないように、「CO2半減したいよね。主要国も今後検討しないとね」と言うニュアンスの声明を発表して、終わりだと思います。日本は、諸外国に対して「譲れないもの」を持っていないように感じます。

環境問題ではなく (dokinchn・東京・パートナー無・43歳)

ずっと環境問題が議題にあがっていましたが、突然ふってわいたように食糧問題や経済問題も議題に入ることになり、本当に事前にそのあたりつめていたのか疑問ですね。なんだかいきあたりばったりみたいで。内容よりも何事もなく穏便に3日間が過ぎればいい。そんな風に日本政府は思っているように思われます。

2日目の円卓会議の議論は...

洞爺湖サミットは何を目指す？　首脳の真剣さを見せてほしい

洞爺湖サミットが始まりました。初日の7日はアフリカから「お客さん」を招いて、意見を聞いた。世界の貧困対策をどうするか。今さらながら重い課題です。
世界が市場経済になって「弱肉強食」が一段と強まっています。石油など資源のある途上国はまだいいですが、資源もおカネもない途上国は競争に参加しようにも技術も人材もありません。

先進国も怒涛のような市場競争にもまれ、途上国などお構いなし、というのが実情です。一年に一度集まるG8サミットで、世界の根本問題を考えるのは悪いことではないと思います。
しかし、七夕の逢瀬みたいに「一年に一度だけ」考える、のでは効果は期待できません。アルジェリア、エチオピア、ガーナ、ナイジェリア、セネガル、南アフリカ、タンザニアの首脳がわざわざ洞爺湖までやって来ましたが、先進国の首脳は、どこまでアフリカの貧困を考えたのでしょうか。世界の貧困に立ち向かう決意が、ちょっとは芽生えたでしょうか。

遠い日本の、さらに北海道までや　って来て日程はびっしり入っています。高校生のジュニアサミットの意見を聞き、よその首脳と個別の会談を行い、七夕の短冊に決意をしたため、立派な料理が並ぶ晩餐会に出席し、と落ち着くまもないほどスケジュールは詰まっています。

世界の格差、地球環境の危機、石油・食糧の高騰、投機マネーの暴走……。直面する課題は盛りだくさんです。どのひとつを採っても首脳が真剣に話し合ってほしいテーマですが、あなたが今、一番重要だと思う課題は何ですか？

どれも簡単に答えがないかも知れません。しかし、解決に向け、膝詰めで問題に格闘してほしい。それが世界の指導者の役割だと思います。お付きの官僚が作り上げた作文を読み上げて終わるのでは、多額の税金を使って忙しい人を世界から呼び集めた意味はありません。期待したいけど、期待できないサミットでは困ります。そう思いませんか。

山田厚史
朝日新聞　シニアライター


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