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皆さん、こんにちは。今回の円卓会議もいよいよ山場を迎えました。賛成派が少し増えたものの、依然として反対派が大多数を占めているようです。私からの皆さんへの問いかけは、本日が最後になりますので、どうぞふるってご参加ください。
昨日は子どもに持たせるなら、どんな端末やサービスが望ましいかというご意見をうかがいました。MATILDAさんからは「ネットもメールもない電話機能だけの携帯」というご提案をいただきました。私も小中学生はまず、そういった機能はパソコンで基本を覚えるのが望ましいと思います。ただ、子どもが携帯電話を欲しがるのは、そこにネットやゲームなど通話以外の機能があるからという面も強く、何とも悩ましいところではあります。
昨日、ちょうど某大手携帯電話会社に取材がありましたので、この問題についての意見を聞いてみました。先方は商売にかかわることですので、学校による過度な規制は望んでいないのはもちろんですが、「パソコンの使い方は学校で教えるのに、なぜ携帯電話は使い方を教えようとせず、排除しようとしているのだろう」という疑問を訴えていました。私も確かにそうだと思いました。
実際、米国などでは安全対策手段として携帯電話の利用を奨励し、使い方を指導している学校もあります。日本では携帯電話はまだ贅沢品と思われており、サービスの内容も娯楽に偏っていることから、PTAを中心に敬遠しようという風潮があるように思います。任天堂の「DS」のように、もし携帯電話に単語テストや歴史テストなどのサービスやサイトがあったとしたら、携帯に対する見方も、もっと変わってくるのではないでしょうか。その意味では携帯情報サービス会社の責任もあるのではないかと思います。
それから世界的にみて、携帯電話の利用は今後増えることはあっても、なくなることはないでしょう。世界の子どもたちと比べ、日本の子どもたちの携帯情報端末に対するメディアリテラシーを落とさないようにするためにも、これからは携帯を閉め出すより、前向きに使える環境やサービスを整えていく必要があるように思います。
そこで本日の皆さんへの質問ですが、今の携帯電話に対する否定的な風潮を変えるためには、いったい誰がどんなことをすべきだとお考えでしょうか。政府、学校、携帯電話会社、情報サービス会社、それに親自身もそうですが、それぞれに役割と責任があると思います。その点を皆さんはどうお考えになりますか。本日も皆さんの鋭いご意見をお待ちしています。
関口和一 日本経済新聞編集委員 |
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