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今週のテーマ会議番号:2662
農業はカッコいい、と思いますか?
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5日目/5日間
働く人の円卓会議
2位
【開催期間】
2009年03月02日より
2009年03月06日まで
円卓会議とは

玉村豊男
プロフィール
このテーマの議長
玉村豊男 エッセイスト 画家 農園主
円卓会議議長一覧
ブドウを育てて、果実を潰し、樽に入れて発酵させる……ワイン造りは農業そのものなので、ワインの話を例に……
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4日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 究極の安くて安心な作物とは (るんるん358・愛知県・パートナー無・36歳)
我が家では国産の野菜しか食べていません。究極の安くて安心って、やっぱり自ら作ることなんじゃないですかね? 現在、グリーンオーナープロジェクトというものに参加しています。そこでは農薬などを使わない農家さんの支援や固定種を広めている活動などを行っています。今は大きな時代の転換期だと思います。職を失った人でもなんとか生きていけるように学校教育の中で農業を学ぶ必要もあったのではないでしょうか。やっぱり命の礎ですからね。

yes 選べる環境 (matissee・兵庫県・パートナー有・46歳)
私は現在、九州が母体の生協に加入していて、ほとんどの食材をここで賄っています。契約農家、遺伝子飼料不使用の肉、牛乳、穀物や、野菜は農薬の使用量の表示など、信頼するに当たる表示を信用して、購入しています。もちろん割高です。農業に限らず、何を買うかを問われているように思います。私は家族の健康と安全、もちろん味覚も優れているものに、お金を払います。中国産しかり、消費者が買いたいものを選べる環境が大切だと思います。これが農業として、成り立つかは別問題ですが。

yes 可能に向けて (真打ち・栃木県・パートナー無・39歳)
生産者と消費者の双方が満足するには、まず意見を交わす作業が必須課題ではないだろうか。生産者の苦悩は、流通経緯などを見ていない消費者には伝わりづらい。歩み寄りの意味も込めた、双方での意見を取捨選択しながら、より良い方向へ問題を導きだす機会は、是非各地で設けて頂きたい。国産野菜の価格に対する見方も変わるかも知れないし、生産意欲の向上にもつながるものと思う。また、行政・マスコミも巻き込んだ周知方法も農業に触れる一歩として好ましいと思う。

yes 食を学ぶ (ポーチュラカ・福島県・パートナー無・41歳)
消費者も勉強しなければならないと思います。自分たちが安全な食べ物を得る為には、どんな人がどれだけの手間をかけて食べ物を作っているのか、生産者が良い品を作り続ける為にはどうすれば良いのか、興味を持って知る必要があります。子どもたちにも学ぶ機会を与え、食=健康な暮らしが当たり前の世の中を作って行ってほしいです。

yes 地産地消・季節の物を (宵待月・三重県・パートナー有・44歳)
山を切り開いてできた新興住宅地で暮らしてます。住み始めた頃は車で数分のショッピングセンターへ行ってました。しばらくして、歩いて行ける近さに、もともとこの土地で農業をされている方々のお店があることを教わりました。収穫したて新鮮、白菜の時期は一抱えある大玉が100円で、安い!のですが、やたら白菜だけ並んでます。少し暖かくなった最近は白菜から菜花に替わりどっさり並んでいます。改めて「旬」を感じ、そっかじゃあ鍋は止めて和え物にしようかなと献立を考えています。

yes 国産野菜のPR (くみお・岡山県・パートナー有・40歳)
国産野菜が外国産と比べて価格では負けても味で勝るのなら、それを消費者に向けてPRする方法はないでしょうか。菓子や加工品メーカーがテレビなどを利用してCMを流すように、地元のケーブルテレビを利用して地元野菜のCMを流すとか。個々の農家でそのような余剰がなければ、農協のような組織が広告宣伝をしたり消費者向けのイベントを企画できないでしょうか。もちろん、増産体制をとる気のある農家がいるというのが前提ですが。

yes 素晴らしい仕事だと! (yoshi-mi・東京都・パートナー有・52歳)
家でバジルを育てたとき、葉を摘んで食卓に出すときの何とも愛おしい気持ちを感じました。昨今TVで見る農家の様子は手をかけ育てあげる素晴らしさを感じます。ただ消費者となるとなるべく安いモノをと求めてしまう気持ちもありますが、自給率の低下への懸念、安全性の問題を考えると最近は安さに走るのはやめて、高くても国産のものを選ぶ傾向になってきているのではないでしょうか? 手間を掛け大事に育てられた農産物は少々高くても健康に良いと思うように変化していると思います。

yes 島国日本 (ひーちゃろー・埼玉県・パートナー無・40歳)
米やリンゴ、なし以外でも、農産物を輸出できるべきだと考えます。また、現在アメリカやオーストラリア以外の人件費や経費等が安い後進国から輸入し、安い野菜を得ていますが、後進国が先進国に追いついたとき、人件費や経費をいつまでも低いまま売り続けるでしょうか。いずれ価格はあがってくると考えます。長い目で見れば、絶対に国内の農業を維持するためにも国内農産物を買うべきと私は考えます。国は、一消費者の負担感を軽減するために、食品については消費税をかけない等工夫がいるのでは?

no カッコは良くない (もっくん・長崎県・パートナー有・39歳)
私は最も人間的な生活ができる職業であるとは思う。しかし文化的な生活は収入面から不可能と考える。農業に生きるのは一つの生き方として正解になりうるが、カッコいいかといえば現時点でそれはあり得ない。カッコ良くなるためには、現在のような零細農業ではなく、大規模化によって高収益化されることが最低条件になると考える。

no 付加価値付けが必須なのでは? (Matsuo・東京都・パートナー無・31歳)
「少しくらい高くても安全な国産品なら……というとき、その『少しくらい』はどの程度なのでしょうか」とありますが、幾ら国民として頑張って自らの食を支えるためにと考えても、私は現状の倍は出せません。農作物の価格を上げるのではなく、加工するなどし商品力を高めることで対応するのがベストだと思います。知り合いの農家は大根を作っていますが、おでん用にカットするまでを行なうことで売価を数倍にした例もあります。

no 農業が特別ではない。 (奈緒・長野県・パートナー有・34歳)
私は農業が特別な職業というイメージが無いので、やっている人の姿勢によってかっこよく見えたりかっこ悪く見えたりします。小さな頃に、祖父の農業を手伝っていたことがあって、そのときのイメージですが。農業も他の職業と一緒で、これから人気(需要)がありそうで、周りの作っていない作物を作る。残るためには工夫が必要で、それは他の職業も同じだから、農業だから特にカッコいいとは思えません。
5日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
作る人と食べる人
ブドウを育てて、果実を潰し、樽に入れて発酵させる……ワイン造りは農業そのものなので、ワインの話を例に取りますが、いま、日本のワインは昔より格段に品質がよくなったと注目されています。その理由は、ワインの味を知った人たちがワインをつくりはじめたから……だと私は考えています。

明治以降、日本のワインづくりには100年を超える歴史がありますが、つい最近まで、ワイン用のブドウを作る人はワインなんか飲んだこともない農家の人で、彼らはできたブドウをメーカーに売るだけ。メーカーはメーカーで、畑にも出たことのない技術者が工場でワインをl醸造していたのです。

それじゃあおいしいワインなんかできるわけがない、と、いまの私たちなら容易に想像ができますね。それが、ここ10年くらいでしょうか、世界のワインを飲んだ経験のある若い人たちがワイン造りの仕事をはじめ、ワイン造りはブドウから、と、技術者も畑に出て農作業をやるようになったのです。

食べものを作る農業では、本来は「作る人」も「食べる人」であるはずです。が、農業の「産業化(工業化)」が進むにつれ、自家用の「食べもの」と農協に出荷する「商品」を区別して考えるようになり、「商品」のほうは味や安全よりサイズや見た目などの市場価値を追求するようになっていきました。

工業が国の経済を発展させる、と考えた近代の価値観が、農業の価値を貶め、私たちの口から「人間の食べもの」を奪っていったのです。いま農業が注目されているとすれば、それは、私たちが農業的価値観の大切さ、その人間らしさに気づいたから、ではないでしょうか。

食べるものを「作る人」も自分たちが「食べる人」であることに気づき、「食べる人」 も「作る人」の存在にあらためて気づく……ようやくいま、私たちは、「作る人」と「食べる人」の垣根を越えて、生きることと食べることの意味をともに考えるようになったのかもしれません。

今回の議論を通して、農業に深い理解と熱い期待をもっている女性たちが多いことに私は感銘を受けました。子どもたちに農業を教える、食べものの大切さを理解させる、というのも重要なことで、そこにも女性の力が求められていますね。

これからもみんなで力を合わせて、農業という素晴らしい仕事が誰から見ても「カッコよく」なるよう、それぞれの立場から情報を発信したり、具体的な行動を起こしたりしていきたいものです。たくさんの投稿をありがとうございました。

玉村豊男
エッセイスト 画家 農園主
玉村豊男


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あなたは、自分で農業したいですか?
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