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今週のテーマ会議番号:2695
金融商品を買うとき、説明書を読みますか?
投票結果
66  34  
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5日目/5日間
働く人の円卓会議
6位
【開催期間】
2009年04月06日より
2009年04月10日まで
円卓会議とは

高橋伸子
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講演依頼
このテーマの議長
高橋伸子 生活経済ジャーナリスト
円卓会議議長一覧
3人に2人がYES、すなわち「説明書を読む」に投票、という結果でした。「読んでも十分に理解できないからNO�……
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4日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 説明するのもサービス (peppermint・東京都・パートナー有・46歳)
インデックスファンドは目論見書が薄く手数料も安いですが、大量の説明書が渡される仕組みの複雑な商品は、信託報酬など手数料が高くなりますよね。リスクを抑えるための分散投資は運用中に手数料を多く取られると利益はあまり期待できないのでは。投資信託は運用をプロに託しているのだから、要点を見やすい形で説明するのもサービスだと思います。今は運用報告書の電子交付は選択していませんが、今後書類がメールで送られてくるようになると、パソコンの中での情報整理が面倒になりそうです。

yes 知恵を出し合うことが大事では…… (あっくんのまま・東京都・パートナー無・33歳)
長い文章は紙媒体だろうがネット上だろうが、読みません。紙の無駄を考えるとネットのほうがマシなのかもしれませんね。重要なのは、細かい説明が記載される目論見書なのではなく、商品の特徴とリスクを簡潔にまとめたビラのようなものがあることで、そういうものがあるのならば、ネットでも紙でも読む側の負担感はさして変わらないと思います。読まないものに力を注ぐのではなく、いかに簡潔なものを作るかということについて、誰がやるべきと言わず、皆が知恵を出し合えばいいのだと思います。

no 不動産の重要事項説明書 (モリッシー・茨城県・パートナー無・35歳)
以前投資信託を100万円以上購入(?)しましたが、契約書を読み込んではいません。投資信託のルールについて本を読みポイントを押さえたつもりです。私は不動産賃貸契約のときに必ず読み上げて確認する重要事項説明書が参考になるかと。ネットでも一項一項確認して客がサインする。説明書が分厚いのも、大事な印刷物にお金が掛かるのも私はOKですが、読み物としてのわかりやすさは絶対に追求してほしい。そもそも金融庁含め、日本のお役所文書の独特な言葉遣いの改革が必要ではないでしょうか?

no お金の問題は自己責任 (marco302・パートナー無・37歳)
「お金の問題は自己責任」が基本と考えます。同時に金融商品を取り扱う側も、「説明責任」があります。ただ、それが紙を使った媒体であるべきなのか、そうなのかを問われたら、コストを掛けず手数を下げるのが私の理想です。ではどうしたらよいか。答えは簡単です。インターネットでの売買であれば、最終的に「説明書を読みました」のあとに「確認」ボタンを、対面であれば、「説明を受けました」に丸と書名捺印。これで十分だと思います。あとはネットで確認したいところだけ確認。それも自己責任です。
5日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
「要りません」から「もっとわかりやすく」へ、消費者参画が大切です
3人に2人がYES、すなわち「説明書を読む」に投票、という結果でした。「読んでも十分に理解できないからNOに投票」の方もかなりおられたようで、ユーザーの視点から説明書の改善提案をお寄せいただき、とても有意義な議論ができたと思います。投票、投稿にご参加のみなさまの熱意、ご協力に心より感謝申し上げます。

消費者が取引相手の分野では、どの分野でも売り手が「素人でもわかる」「誰が読んでも誤解のない」伝え方をするのが商いの常識というもの。「金融は別」と事業者側が特殊性を主張する時代は終わったことを、みなさんからの投稿を拝見して感じました。モリッシーさんのご意見にあるように、用語や表現の改善については、説明書のみならず、それを律する法律の分野でも必要ですね。消費者が法律を理解していないと、思わぬトラブルにあったときに自分の身を守れず、不本意な「自己責任」を押し付けられることになってしまいます。

経済学では、各取引主体(たとえば売り手と買い手)が持つ情報に差があるとき、その不均衡な情報構造を“情報の非対称性” と呼びます。消費者基本法でも金融商品取引法でも、そうした情報格差を埋める義務は事業者側にある、として、消費者保護、投資者保護をはかっています。ですので、説明責任の入口としての説明書が商いの基本を満たしていないケースが多い現状については、消費者側が取引そのものを控える手もありますし、こちらが質問力をつけるなどして、よりよい説明書ができるように改善を迫る方法があると思います。

具体的な理由を示したうえで「大量の説明書が渡される仕組みの複雑な商品は利益はあまり期待できないのでは」というご意見をお寄せくださったpeppermintさん、私も同様な疑問を持っています。複雑な商品については、モリッシーさんが示してくださった不動産契約のように、対面で読み上げて確認するような手順も有用かもしれませんし、「説明を受けました」に署名捺印するのではなく、説明者の署名捺印を義務づけるべきかもしれません。

今回の会議では、薄型の要約説明書に対するご意見や、説明書の電子交付など、具体的な質問を次々に投げかけさせていただきましたが、これは投資信託の目論見書の具体的な見直しに、消費者側の多様な意見をいかに反映するか、という目的によるものでした。あっくんのままさんの「いかに簡潔なものを作るかということについて、誰がやるべきと言わず、皆が知恵を出し合えばいい」に拍手ですし、そうした場のひとつとして、このような機会を提供してくださるイー・ウーマンの存在意義は大きいですね。

薄型化や電子交付のあり方、PCで読むにあたっての障害、プリントアウトの手間とコストの負担などの課題をどう解決すべきかについては、引き続き「フォスター・フォーラム(良質な金融商品を育てる会)」のサイトhttp://www.fosterforum.jp/でもご意見を受け付け、国や事業者の対応についてもお知らせしていく予定です。ご関心を持って、説明書を良くする動きにご協力いただければ幸いです。最後にもう一度、この1週間、ほんとうにありがとうございました。

高橋伸子
生活経済ジャーナリスト
高橋伸子


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